高架駅になったJR折尾駅・鹿児島線ホーム―新旧併存の現在に迫る

鹿児島本線の上り列車で折尾駅に降り立つと、真っ白な真新しいホームが出迎えてくれました。これまでの折尾駅とは明らかに、雰囲気が異なります。ホーム上にはどこにも古めかしさはありません。折尾駅は新たな時代を迎えたのです。

その一方で、役目を終えた旧ホームは徐々に姿を消そうとしています。架線はとうに撤去され、レールもほぼすべて剥がされています。古い木造のホーム上屋には足場が組まれ、これから解体が行われようとしていました。

ちょうど今日、新ホームから解体中の旧ホームを見下ろすことができます。架線がすべて撤去された旧ホームは、昭和36年以前の非電化時代を思わせる佇まいを見せています。しかし、その様子もじきに見納めです。
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やがて、水巻方面から813系の快速列車が入ってきました。それと同時に、陣の原方面からもやはり813系による列車が到着しました。以前と同じカーブの上にあるとはいえ、駅構内の雰囲気は明らかに異なります。しかし、そのような中でも駅弁売りの掛け声は健在です。
まさに、"東筑軒"あってこその折尾駅といえましょう。

先ほど、新ホームから解体中の旧ホームを見下ろせるといいましたが、そのおかげで旧ホーム上屋の構造を間近に眺めることができます。複雑な木造建築を目にできるのも今のうち、ぜひとも早めに観察しておきましょう。
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一方、筑豊本線の列車が出入りする1・2番乗り場は以前と変わりありません。ところが筑豊本線にも変化の波が訪れています。ホームに停車しているキハ31形若松行きも撮影から数日後、蓄電池電車819系に置き換えられました。
撮影日:2017年2月28日
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