温泉に行くならぜひ!台北メトロ淡水信義線「新北投支線」乗車記
この支線は北投駅から北投温泉の最寄り新北投までを結んでおり、わずか1駅間を1本の電車がピストン輸送しています。そのルーツは日本統治時代に遡り、当初は台湾総督府鉄道淡水線の支線でした。新北投駅にはモダンな木造駅舎が建てられ、80年以上も前から観光路線として機能していました。
やがて近代化の波が押し寄せ、台鉄に移管された淡水線はMRTに生まれ変わろうとしていました。この時に新北投支線も一緒に改築され、台北メトロの支線として新たな生を受けました。観光路線としての性格は現在でも不変です。今回はそんな新北投支線がどんな路線なのか、新北投駅を起点に探ってみようというのです。

終点の新北投駅は前に述べたように、北投温泉の玄関口にあたります。日本統治時代に建てられた木造駅舎はMRT化の後、彰化県内に移築されていましたが、元あった場所に戻され、2017年4月から一般公開されています。
再移築された木造駅舎につきましては、以下のリンクから参照のこと。
(関連記事)
「名湯の玄関口に相応しく、新北投駅舎が元の場所に「再移築」(台北市北投区)」

新北投支線では写真上のように、C371形の特別ラッピング車(399編成)が使用されています。車両によって塗装パターンが異なっているほか、車内も車両によって内装が異なっています。ほう、観光客向けのおしゃれな電車じゃないですか。

▲C371形399編成の車内(青色ベース)

座席の一部が撤去され、液晶モニターが設置されている個所もあります。

▲C371形399編成の車内(茶色ベース)
新北投支線の列車は1キロ弱という短い距離を、ゆっくりとした速度で進んでいきます。所用時間は4分ほどしかないため、車内を散策しているとあっという間に「全線完乗」となるでしょう。
以上、新北投支線についてお届けしました。
▲今回収録した動画です。
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撮影日:2017年4月4日
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