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1月1日:新年あけましておめでとうございます。
 

台湾北部、台北市郊外にある観光地・北投温泉には多くの日本家屋が現存しています。この温泉地は日本統治時代に整備されて以来、台湾を代表する観光地として君臨してきました。今や温泉だけでなく、古い日本家屋も立派な観光資源となっています。

今回ご紹介する「普済寺」も北投温泉を代表する観光資源の一つで、もとは日本仏教の寺院として建立されたものです。それでは早速中に入り、どのような寺院なのか見てみましょう。

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普済寺は温泉街南部の山腹にあります。多くの温泉宿が立ち並ぶ温泉路をはずれ、緑に囲まれた石段を登っていくと境内に至ります。それにしても、なんて美しい参道でしょうか。小道を覆う木々は緑深く、どこか神々しさを感じさせます。ここに来て早速、中国仏教寺院との違いを感じさせられました。

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参道わきには曰くありげな石造物が沢山おかれています。

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▲北投普済寺説明板
普済寺は台湾では数少ない真言宗寺院「鉄真院」として明治38年、台湾総督府鉄道部の寄付により建立されました。境内に湯守観音が建立されたほか、建物には日本仏教の様式が用いられています。

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▲普済寺本堂
台湾に多く見られる中国仏教寺院は、赤を基調とした派手な装飾を施されていますが、一方で日本仏教寺院は落ち着いた色合いに統一されています。本堂の様式を見るだけでも、両者には大きな相違点があるのです。

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▲普済寺の庫裏?
本堂の横には日本家屋様式の建物が並んでいます。僧侶が生活に使用した庫裏の類でしょう。状態はきわめて良好です。

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▲村上彰一翁碑
この村上彰一という人物は上野駅長、台湾総督府鉄道顧問を歴任し、さらには南満州鉄道の運営にも関わっています。この人物の下で総督府鉄道縦貫線の建設が進められていきました。この普済寺と台湾総督府鉄道には切っても切れない繋がりがあるのです。

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▲倉庫
神社でいうところの祭器庫の類でしょう。

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境内の片隅は物置のようになっていますが、その中に戦前のものとおぼしき石造物がありました。石造物はコンクリブロックのような大きさ・形状で、縁が丸く象られています。今では鉢植えの台座同様に扱われていますが、昔はどんな用途で使われていたのでしょうか。

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最後に写真上の「子安地蔵」をご紹介します。こちらは先ほどの倉庫・石造物の横にあるもので、昭和5年に建立されました。台座に刻まれた「奉納」の二文字が、真言宗寺院として誕生した普済寺の出自を伝えています。

撮影日:2017年4月4日

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