【旅行記】遅い出発は命取り!大分に行くつもりが中津・下関へ

2017年夏の「青春18きっぷ」旅ではこれまで、津和野・人吉・広島へ日帰りで訪れてきました。間もなくきっぷの有効期限になろうという9月に入り、今季4回目となる日帰り18きっぷ旅を行いました。

今回の目的地は大分ということで、日豊本線を利用して東九州を南下するルートをとる予定です。なお、福岡から大分に通ずる久大本線・日田彦山線は、7月の九州北部豪雨の影響で長期運休を余儀なくされており、行程に含めようにもむつかしい所があります。ゆえに列車だけで移動する場合は、日豊本線を利用するしかないのです。

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今回の旅もいつも通り、東郷駅から始まります。出発時間は9時半ごろ。鹿児島本線の電車でひとまず西小倉を目指します。日豊線が分岐する西小倉で列車を降りてから、駅前のコンビニで昼食の弁当を買って駅に戻り、新田原行きの普通列車で終点に向かいました。

日豊本線の小倉口ではながらく415系が幅を利かせていましたが、近年のワンマン化の流れで813系1100番台に置き換えられつつあります。今回も専ら813系で移動することになりました。新田原駅には12時ごろに到着。

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新田原駅で時間を潰したのち、次の中津行きに乗車します。宇島駅周辺では海のすぐ横を通り、美しい海沿いの車窓を楽しみながら日豊本線を南下していきます。福岡県から大分県に入ってすぐに中津駅に到着。

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ところが中津について早々、大問題が発生しました。大分方面に向かう普通列車が全くないのです。次に来る下り列車は特急、そのまた次も特急、そしてその次もまた然り。中津(宇佐)から杵築(中山香)までの区間では、特急の多さに比べると、普通列車が極端に少ないのが特徴です。

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今回、中津駅には13時前に到着しました。これに接続する普通列車が全くなく、宇佐行きですら2時間後の出発です。杵築・大分方面に向かうには、なんと4時間も待たねばなりません。そうなると、自ずと特急に乗らなければ、大分に行っても目的地滞在は満足にできません。

日豊本線には運転本数が極端に少ない区間が2つあります。1つ目は多くがご存知のように佐伯~延岡間の「宗太郎越え」。もう一つが今回の宇佐~中山香間の「立石越え」です。

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しかも悔しいことに、中津駅に到着したのが普通大分行きの出発からほんの数分後だったのです。なんというか、この接続の悪さは一昔前の金沢駅(例:富山発金沢行きの到着時間が金沢発福井行き出発の3分後)を彷彿とさせます。宇佐~中山香間に3~4時間あく時間帯があることは知っていましたが、まさか思いきりヒットしてしまおうとは。

今回は近場ゆえに行程を組まない気まぐれ旅ですが、やはり遅い出発は命取りですし、行程を組むに越したことはないのです。

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特急に乗りかえても良かったのですが、もはや大分に行くという考えは失せました。どうしようかとホームから駅前を見下ろすと、ふと福澤諭吉先生の巨大な銅像と目が合いました。

すっかり忘れていました。中津は古い町並みが保存されている城下町だったのです。せっかく時間がありますし、ここは途中下車して中津の城下町を散策することに決めました。

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1時間ほど時間をかけて中津城まで向かい、再び中津駅に戻ってきました。中津駅前に福澤先生の銅像があることは先に述べた通りですが、駅の中にも先生の姿はちゃんとありました。上の写真はみどりの窓口のステンドグラス。

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中津で小倉行きの電車に乗り込み、そのまま小倉に戻ろうと考えていましたが、椎田駅で途中下車を挟みました。というのも、新田原から中津に向かう途中、椎田駅の木造駅舎に目が行き、これはぜひとも見ておかねばと思ったからです。

つい先日、近所の遠賀川駅が火災となりましたが、損傷の度合いが大きかったようで、このまま改築となるようです。一度も木造駅舎稼働時の遠賀川に下車しなかったことを悔やみ、その思いが椎田駅での途中下車につながりました。

椎田駅の風情ある姿を収め、さらに駅前を少し散策してから小倉行きに乗りこみ、予定よりもはやく小倉口に戻ってきました。小倉到着の時点でまだ15時台。日没まで時間は十分にあり、このまま帰宅するには早すぎます。ここは門司港か下関に向かうのがベストです。今回は本州方面に進んで、途中下車したことのない長府まで行くことにしました。

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小倉から415系で門司に向かい、ここで門司港行き電車を2本見送ってから(=6分の停車時間)本州に入ります。

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下関で待っていたのは115系T編成でした。原型ボックスシートでかつ2両編成というT編成はなんと、東は岩国にも顔を出しています。ただでさえ山陽路は長くしんどいというのに、T編成のロングラン運用にあたった時は毎度絶望感を抱くものです。

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長府駅は城下町長府の最寄り駅ですが、残念ながら駅から城下町まで1キロ以上も離れています。城下町散策はあきらめ、またしてもT編成の下関行きで幡生を目指します。

今回幡生で下車したのには理由があります。今回、先日まで「SLやまぐち号」の予備車として新山口に留置されていたスハフ12-36が、幡生の解体線に置かれているのを確認しました。間もなく解体が始まることを予想して、スハフ12-36最後の姿を見ようと幡生で途中下車したのです。

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スハフ12-36を沿道から確認後、沈む太陽を追いかけるようにして帰路につきます。幡生で乗車したのは山陰本線のキハ40系でした。下関から415系で小倉駅に向かい鹿児島線に乗り換えると、あとはゴールの東郷駅を目指すだけです。

撮影日:2017年9月3日
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Comment

こーたろー

何気ないこの光景ですが関東では希少な光景です。

2017年09月08日(金)23:33

wra

こーたろーさん

> 何気ないこの光景ですが関東では希少な光景です。

九州という島は狭いながらも見どころが沢山あるんですよね。どおりで外国人が最近多く来るわけです(笑)

2017年09月16日(土)00:05