鹿児島・照国神社前に残るレトロ建築めぐり

明治維新の功労者を多く輩出した鹿児島市には、明治から昭和戦前期にかけて建てられた近代レトロ建築も多く残っています。今回は国道3号線と10号線の終点がある照国神社周辺をめぐり、レトロ建築をめぐってみました。

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▲鹿児島県立博物館 本館(旧鹿児島県立図書館)
現在県立博物館の本館として使用されている建物は、当初県立図書館として昭和2(1927)年に建設されたものです。照国神社の大鳥居前に建っており、鉄筋コンクリート造三階建の構造を有しています。

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▲旧県立博物館考古資料館
旧県立博物館考古資料館は、旧県立図書館の背後に建つ石積建築です。

明治16(1883)年に県立興業館として建設されて以降、鹿児島市仮庁舎、県産物陳列場、鹿児島商品陳列場、県商工奨励館と、様々な用途に使用されてきました。鹿児島大空襲(昭和20年)により被害を受け、建物内部は全焼して外側の石積み部分だけ残りました。

戦後、建物の修復が行われて県立博物館に生まれ変わり、平成14(2002)年を最後に博物館としての役目を終えました。現在では鹿児島市を代表する近代建築の一つとして大切に保存されています。

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▲旧考古資料館の由来について

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▲世界で初めて精子が発見されたソテツ株
旧考古資料館の前には数株のソテツが植えられています。

これらはソテツにおける精子の存在を確認するため、研究材料として使用されたもので、「世界で初めて精子が発見されたソテツ」として知られています。なお、ソテツの精子は明治29(1896)年、東京帝国大学の池野成一郎によって発見されました。

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▲鹿児島県教育会館
こちら鹿児島県教育会館は、県立博物館と国道を挟んで向かい側の場所にあります。昭和6(1931)年に建てられたもので、老朽化を防ぐために維持管理団体が運営されています。

(参考ページ)
『文化遺産オンライン』
『鹿児島県公式ホームページ』
『鹿児島県教育会館維持財団』


撮影日:2017年9月9日
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