高野剣塚古墳(福岡県宮若市高野)―市内唯一の前方後円墳
福岡県宮若市西部の旧若宮町には古代、多くの古墳が築造されました。その中には装飾古墳として有名な竹原古墳も含まれ、犬鳴川流域が古くから栄えていたことを今に示しています。
今回は宮若市にある唯一の前方後円墳で高野地区にある剣塚古墳を訪れました。

剣塚古墳は犬鳴川と黒丸川に挟まれた、小高い丘の上にそびえています。そこからすぐ東側に向かうと、先ほど申した2つの川の合流点があります。
現在、古墳所在地には興玉神社が建立されており、後円部の一部が社殿築造のために削平されています。このように、古墳が神社に取り込まれているのはよくあることです。

古墳の復元全長は62メートル、5世紀中ごろの築造と推定されており、二段築造で葺石を有し、東側には周濠の痕跡が見られます。発見当時、墳丘上に円筒埴輪が並んでいたと伝えられています。
現在は宮若市の指定史跡に登録されています。

▲剣塚古墳を東側から眺めて
古墳の西側は住宅地になっているため、全体を眺めようと思ったら東側から見るのが一番です。写真上の場合、右側が前方部、左側が後円部(社殿)になっています。
撮影日:2017年11月
今回は宮若市にある唯一の前方後円墳で高野地区にある剣塚古墳を訪れました。

剣塚古墳は犬鳴川と黒丸川に挟まれた、小高い丘の上にそびえています。そこからすぐ東側に向かうと、先ほど申した2つの川の合流点があります。
現在、古墳所在地には興玉神社が建立されており、後円部の一部が社殿築造のために削平されています。このように、古墳が神社に取り込まれているのはよくあることです。

古墳の復元全長は62メートル、5世紀中ごろの築造と推定されており、二段築造で葺石を有し、東側には周濠の痕跡が見られます。発見当時、墳丘上に円筒埴輪が並んでいたと伝えられています。
現在は宮若市の指定史跡に登録されています。

▲剣塚古墳を東側から眺めて
古墳の西側は住宅地になっているため、全体を眺めようと思ったら東側から見るのが一番です。写真上の場合、右側が前方部、左側が後円部(社殿)になっています。
撮影日:2017年11月
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