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八幡塚古墳・斎藤塚古墳(福岡県宮若市竹原)

福岡県宮若市の旧若宮町一帯には古墳が数多く眠っています。今回はその中の一つ、竹原地区にある八幡塚古墳・斎藤塚古墳をめぐっていきます。

福岡県宮若市にある八幡塚古墳

八幡塚古墳は遠賀川支流の黒丸川・山口川に挟まれた小高い丘陵地帯にあります。装飾古墳として有名な竹原古墳がすぐ北側にあるほか、古墳の真横には山陽新幹線も通っています。

福岡県宮若市にある八幡塚古墳

八幡塚古墳の全長は35メートル、高さは6.5メートル。周濠も築造されており、犬鳴川流域では最大の円墳にあたります。南側に開口する石室が発見されましたが、のちに入口が覆土されたため見学はできません。

八幡塚古墳の説明板によると、新幹線の線路を挟んで南側には斎藤塚古墳があるそうで、早速様子を見に行くことにしました。現在では神社敷地内に取り込まれているようですが・・・

福岡県宮若市にある斉藤塚古墳

斉藤塚古墳が残っているという伊野神社にやってきました。竹原地区中心部の集落ど真ん中にあります。

福岡県宮若市にある斉藤塚古墳

境内に入って社殿の裏側に回ってみると、本殿の背後に小さな丘を確認できました。どうやらこれが斎藤塚古墳のようです。

福岡県宮若市にある斉藤塚古墳
▲伝斎藤塚古墳

古墳の形は大きく崩れていますが、周囲の古墳が円墳ばかりなので、こちらも円墳なのでしょう。墳丘の頂には祠「斎藤神社」が建立されており、伊野神社の末社として機能しています。

今回は2つの古墳をご紹介しましたが、周囲には他にも別当塚という古墳も存在していたようです。ただし、別当塚は後世の削平により消滅したようで、現在では目にすることができません。

撮影日:2017年11月
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