湯煙に覆われた集落「岳の湯」を行く (熊本県小国町)

熊本県の北端に位置する小国町には、至る所に温泉があります。その中でも、とくに黒川温泉と杖立温泉がよく知られています。

今回訪れたのは黒川でも杖立でもありません。「岳の湯」という名前の温泉地です。こちらは「温泉蒸気に覆われた集落」として、ツウの間では有名なんだそうですね。私も以前から訪れたいと思っていました。

小国町中心部から車で進むこと10分、峠道を上り詰めた先に目的地はあります。

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一応観光地として整備されているようで、かつて分校のあった場所には観光施設「ゆけむり茶屋」があります。ここには温泉浴場のほか、レストランや直売所も併設されており、ゆっくりと滞在することができます。集落を散策できるよう、無料の広い駐車場もあります。

公共交通機関で訪れる場合は、九州産交のバスが小国町中心部から走っています。ただし、本数は多くありません。

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岳の湯分校の跡地には学校時代の石碑が多数残っています。

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道端に何かあるので目をやると、そこには小さな蒸し場がありました。温泉蒸気を使って野菜や肉を調理するための場所です。杖立や雲仙にもありますよね。

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蒸気に覆われた集落を散策する前に、腹ごしらえと行きます。先ほどの「ゆけむり茶屋」にあるレストランで、カツ鍋定食(900円)をいただきました。その名の通り、鍋でトンカツを煮た料理です。白飯はおかわり自由。

この料理、生卵が別皿に入っているんですよね。こういった料理では普通、卵はすでに鍋に投入されていることが多いですけど、これなら生卵を溶いて、その中にカツ煮をくぐらせることができます。生卵は好きだから嬉しいなぁ~

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メシを平らげ、再び外に出てきました。この「岳の湯」には、至る所から温泉蒸気が吹き上がっています。ほら、足元にも温泉蒸気の噴気孔がありますよ(写真上)!

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「ゆけむり茶屋」を出て、集落の中心部へと入っていきます。おお~、四方八方湯気が吹き上がっています。

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民家・空地に関係なく湯気が出ています。

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ちょっと路地裏に入っても湯気に覆われています。民家の軒先だけでなく、床下の石垣からも湯気が上がり、耳を澄ませると源泉のゴボゴボという音も聞こえてきます。

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場所によっては、あまりに湯気が多くて何も見えないです。メガネをかけているとなおさらよ。

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この日は少し暖かいので、湯気の勢いや量はこの程度でしたが、気温が氷点下になる日はもっと迫力ある光景が見られるんでしょうね。

黒川のように観光地化されすぎていないので、人の多さゆえに感じる疲れはなく、心地よい散策となりました。また機会があったら泊まりたいものです。

撮影日:2018年1月21日
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Comment

レラティー

個人的には、嘗ての小国線の終点だけあって、杖立などより印象深いです。

小国町中心部へは、どう行くのでしょうか?
鉄道代替バスがありますよね?
杖立と違い、福岡直通バスは無いですよね?

湯煙は、弟子屈町でもマンホールから吹き出ていますが、料理に使うとは!驚きました。


定食、量も質も900円とは思えないです。
卵は、確かにカツ関連の料理だと、先に鍋に入っていることが多いですね。
鋤焼き系だったら分かるのですが、カツの料理で別になっているのは、感心します。


(記事で「台湾の民族認定」とありますが、認定制度があるのでしょうか?
認定されて初めて○○族とか▲▲族とか決まるのでしょうか?)

台湾の民族政策紹介 3日にシンポ 北大・アイヌセンター10周年記念:どうしん電子版(北海道新聞) https://www.hokkaido-np.co.jp/article/161155

2018年02月03日(土)08:39

こーたろー

それ程 観光地化されていなくてイイ感じの温泉場ですね。
ゆっくりくつろげそうですね。
昔(平成2年の夏)にチャリダー長期ツーリングで登別を訪れた時想像以上に観光地化していて驚きかつがっかりした思い出があります。
その日の夜は近くの小学校の校庭が開放されていたのでそこでテントを張って野営しました。
仲間の何人かがテントの外に出しておいた靴や食料を夜間にキタキツネに持っていかれて困った事がありました(笑)

2018年02月03日(土)18:07
wra

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レラティー様

> 個人的には、嘗ての小国線の終点だけあって、杖立などより印象深いです。

> 小国町中心部へは、どう行くのでしょうか?
> 鉄道代替バスがありますよね?
> 杖立と違い、福岡直通バスは無いですよね?

本文中にも書いていますが、九州産業交通のバスがあります。
福岡からだと、いったん小国で乗り換えて向かう形になりますが、いかんせん岳の湯行きの本数が少ないのです・・・


> 湯煙は、弟子屈町でもマンホールから吹き出ていますが、料理に使うとは!驚きました。

九州の温泉地ではよくみられる光景ですが、全国的にはどうなんでしょうね。卵を蒸かすのはよく目にしますけど・・・


> 定食、量も質も900円とは思えないです。
> 卵は、確かにカツ関連の料理だと、先に鍋に入っていることが多いですね。
> 鋤焼き系だったら分かるのですが、カツの料理で別になっているのは、感心します。

観光地ゆえに千数百円の出費は覚悟していましたが、どうにか1000円以内に収まってよかったです。


> (記事で「台湾の民族認定」とありますが、認定制度があるのでしょうか?
> 認定されて初めて○○族とか▲▲族とか決まるのでしょうか?)

これは政府が公認するというもので、昔から政府非公認の部族はいくつかあります(特に平埔族)。

2018年02月03日(土)19:15
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こーたろー様

> それ程 観光地化されていなくてイイ感じの温泉場ですね。
> ゆっくりくつろげそうですね。
> 昔(平成2年の夏)にチャリダー長期ツーリングで登別を訪れた時想像以上に観光地化していて驚きかつがっかりした思い出があります。

やっぱり自家用車じゃないと行きづらい、というので落ち着いた雰囲気なんでしょうね。登別は便がよさそうな印象なので、今では外国人も多いんじゃないかと思います。


> その日の夜は近くの小学校の校庭が開放されていたのでそこでテントを張って野営しました。
> 仲間の何人かがテントの外に出しておいた靴や食料を夜間にキタキツネに持っていかれて困った事がありました(笑)

キタキツネって結構いるんですね。私も昔、北海道で数匹見かけましたが・・・

2018年02月03日(土)20:35