中山塚古墳群・伝孝元天皇陵(奈良県橿原市)

歴代天皇125代の中でも、とりわけ2代目綏靖天皇から開化天皇までの8代に関しては、記紀いずれにおいても事績に関する記載がなく、「欠史八代」と称されています。初代神武天皇から開化天皇までの9代は、伝説上の天皇とみても間違いないです。

そんな「欠史八代」の一人、孝元天皇(8代目)の陵墓に比定されている古墳が、奈良県橿原市石川町にあるというので訪れました。古墳名は中山塚1号墳といい、近接する円墳とともに中山塚古墳群を構成しています。

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橿原神宮前駅から歩いて10分の場所に中山塚古墳群はあります。池から半島状に突き出た丘陵上に古墳が眠っています。一帯は宮内庁によって管理されており、鬱蒼とした森になっています。

一見すると、水をたたえた周濠の中に巨大な前方後円墳が鎮座しているように見えます。しかし実際には、小型の古墳が丘陵上に3基密集するかたちとなっています。

たしかに、航空写真で見てみると、前方後円墳にしては変な形をしていますね。奈良県下の大型古墳は、今でも周濠に水をたたえていることが多いので、ここもその一つかとつい思ってしまいがちです。

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▲池のほとりから中山塚古墳群を遠望して

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中山塚古墳群を取り巻く池は、石川池、もしくは剣池といいます。池のほとりには同池の由緒について刻まれた、巨大な石碑が鎮座しています。もし漢文の読める方がいたら、休憩がてら読んでみると良いでしょう。

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石川池の堤防に立つと、金剛山地の雄大な眺めが一望できます。

撮影日:2018年2月
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