【施設紹介】近鉄大阪線 東青山駅(三重県津市)―高原の駅は今日も寂しく

近鉄東青山駅に来て、改めて「平成の大合併」の凄さを実感することになりました。山奥深くにある駅だというのに、これでも三重県の県庁所在地・津市の一角なのですから・・・

さて、今回お届けする東青山駅は、かつての伊賀国と伊勢国を隔てる青山峠の東側に位置する、近鉄大阪線の駅です。駅番号はD56、所在地は先述の通り三重県津市。平成の大合併(2006年)前は、一志郡白山町の中にありました。

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▲東青山駅舎
駅は集落から少し離れた丘陵上にあります。麓を通る国道165号線から同駅まで、距離にして1キロ強も離れており、しかもその道は急坂です。交通の便は良くありません。

同駅は複線化に伴い、1975年に旧線上から現在地に移転されました。先ほど交通の便は良くないといいましたが、旧駅は現在よりもさらに山奥深い場所にありました。谷間の林道を進んだ先にあった旧駅は、今も荒れ果てた状態でホーム・基礎等が残っています。

私も実際に旧東青山駅を訪れましたが、よくこんな山奥に駅を造ったなという思いを抱きました。

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話を元に戻して、駅前には「四季のさと」という公園が整備されています。この公園は旧線の一部を整備したもので、気軽に廃線跡を散策できます。旧線は現・東青山駅の少し東側で、現行線から分かれていました。

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▲駅前の急坂
取材日はあいにく「四季のさと」が休園日だったせいか、駅前は閑散として人の気配を感じませんでした。

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東青山駅の窓口は無人で、終日シャッターが下ろされています。そのため、改札口周辺はたいへん寂しく、その雰囲気は廃墟に通ずるものがあります。駅員はホーム上の事務室に常駐しており、ホームに上がるとようやく人の気配を感じることができます。

発着線の構造は2面4線で、速達列車を退避することが可能です。





撮影日:2018年2月
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Comment

KZ-1

こんばんは。

東青山駅でも降りられていたは…!
ここで降りている人も乗ってくる人も
見たことがなくて、ハイカーや遠足の児童位しか使わないのでは…と常々思っています。いや、むしろここまで来ると車の方が…

というか、ここ駅員居るんですね。ここより栄えていそうな場所で無人駅という所があるものですから、驚きです。

そして旧東青山駅の記事も興味深く拝見させて頂きました。wraさんの熱意に脱帽です。

2018年02月26日(月)21:48
WRA

wra

KZ-1様

いつもコメントありがとうございます。


> 東青山駅でも降りられていたは…!
> ここで降りている人も乗ってくる人も
> 見たことがなくて、ハイカーや遠足の児童位しか使わないのでは…と常々思っています。いや、むしろここまで来ると車の方が…

あまりに集落から離れているのには驚きました。急な坂道を1キロも下ってようやく人家がある有様を見て、「これは利用者がいなくてもしゃーないなぁ」と思いましたよ。


> というか、ここ駅員居るんですね。ここより栄えていそうな場所で無人駅という所があるものですから、驚きです。
> そして旧東青山駅の記事も興味深く拝見させて頂きました。wraさんの熱意に脱帽です。

旧駅の記事の方も・・・!本当にありがとうございます。

2018年02月26日(月)23:00