ブログヘッダー画像

【彰化市長安街】台湾料理バーワンの名店「阿璋肉圓」の肉円

今回は台湾西部、彰化県彰化市に来ています。

知る人ぞ知る台湾グルメ「バーワン(肉円)」は、ここ彰化で盛んに食されていると聞いています。ここまで来たからには、本場のバーワンを食べてみようと思い、さっそく市街地に向かいました。

DSCN7508.jpg
▲彰化市區地圖

彰化の有名な史跡・寺廟は、おもに駅東側の旧市街地に点在しています。一帯には日本統治時代の史跡も多く、武徳殿・神社跡・宿舎街も一帯に残っています。史跡巡りをする場合は、一日かけてゆっくり巡るのがベストです。

さて、今回は史跡ではなく肉円を求めています。有名なお店は大方、彰化駅前から歩いて数分という好立地に集中しています。これなら徒歩でも十分ですね。

DSCN7509.jpg
▲舊彰化鐵路醫院(原日治時期的高賓閣)

彰化駅前から市街地に入ると、古びた飲食店が軒を連ねています。その中にレトロな建物を見つけましたが、周囲は柵に囲まれて修復の真っ最中でした。

この建物はレストラン「高賓閣」として王氷淇による設計のもと、昭和13年に完成しました。しかし、戦局の悪化に伴い廃業を余儀なくされ、台湾総督府鉄道共済組合による買収をへて鉄道診療所に転用されます。戦後、数々の用途をへて再度診療施設に改装され、1971年から84年まで鉄路医院として使用されました。

彰化駅近郊の駐車場不足を解消するため、更地にして駐車場にする計画が進んでいました。しかし建物の歴史的価値が認められ、最終的に修復・保存が決定しました。今後は彰化を代表するレトロ建築として活用されることでしょう。

DSCN7510.jpg
▲ミツマメのお店

そんな高賓閣のある場所は、かつて西門町と呼ばれていました。一帯には食事できるお店が多く立ち並んでおり、多くの来客でにぎわっています。

DSCN7511.jpg
▲阿璋肉圓

彰化にはバーワンを供する店が多数ありますが、その中でも「阿璋肉円」がとりわけ有名です。

昼時には列ができるほどの人気店で、大人数を収容できるよう、店の向かい側にも食事用の建物が置かれています。調理は店頭で行われており、バーワンが大量に油揚げされていました。

DSCN7512.jpg

注文は店頭で行い、支払いもその際に行います。店の回転は早く、注文するとわずか数秒でバーワンが届きました。1個45元。

ブルブルのデンプン生地の中には、弾力があってジューシーな豚肉と、香り豊かなシイタケが入っています。タレは甘みが強く、おやつ代わりとしてもいただけます。

DSCN7515.jpg

同店のメニューはシンプルで、バーワンの他にはスープ類が5品あるのみ。テイクアウトでバーワンを10個購入すると、1個付いてくるサービスもあります。

DSCN7514.jpg

空いている席を見つけ、座っていただきます。お昼時は混雑していますが、そもそも回転が速いため、空席が見つかるまで長時間待つことはないと思います。一人客のために、ちゃんとカウンター席も置かれていますよ。

なお、卓上の缶には特製の辛味ダレが入っています。辛いものが好きな方はかけてみましょう。それほど辛くないため、辛いものが苦手な方でも挑戦する価値はあります。

所在地:彰化市長安街144
撮影日:2018年12月29日

あとがき

DEENの新曲を聴いて感動しました。テイルズシリーズのテーマ曲になるんですってね。ボーカル池森さんの声が高音も低音も透き通っていて、一時前よりもよくなっているのです。

巨匠が脱退してからご無沙汰状態でしたが、やっぱりDEENは今でも最高のバンドだと思います。ソロギタリスト田川伸治と二人組バンドDEEN、両方ともに応援したいなと思うこの頃です。
関連記事
台湾彰化県

COMMENT