お知らせ

1月1日:新年あけましておめでとうございます。
 

毎年廃止・トラック転換が噂されている、台糖虎尾工場の「五分車」ことシュガートレインですが、2018年度も無事に運行されました。2018年12月中旬から運転が始まり、収穫したサトウキビを満載して工場と積込場を往復しました。

今回はそんなシュガートレインを撮影するため、雲林県虎尾鎮にやってきています。同列車の撮影は2015年1月にも行ったことがあり、それ以来およそ3年ぶりの虎尾訪問です。

(目次)
【2018年末】台湾・虎尾のシュガートレイン撮影記(1)
【2018年末】台湾・虎尾のシュガートレイン撮影記(2)

虎尾で「撮影ラン」にチャレンジ!

実は今回、虎尾市街地から5キロ以上離れた場所にある「九番積込場」に向かおうと考えています。ちょうど台糖が運営する繁殖場の横で、有名な撮影地に数えられる場所です。かつては繁殖場駅も置かれていました。

虎尾地図
5キロという距離は決して短い距離ではありません。歩いて移動すると、軽く1時間を超えてしまいます。今回は斗六からバスで虎尾に入り、朝8時半から昼13時頃まで同地に滞在する予定です。そう考えると、とても歩いて移動するのは困難だと判断しました。

そこで思いついたのが、「走る」という方法です。確かに走ったほうが、歩きよりも4倍近いスピードで移動できますし、その分を撮影に費やすることができます。それに陸上経験者ですから、10キロ走っても平気です。しかし、ここでよ~く考えてみましょう。私は5日間の着替え・荷物を背負ったバックパッカーです。大きなバックパックを背負ったまま、数時間も走れますか?

む、無理ですよね!

私はちゃんと対策を講じました。じつは、虎尾で撮影を済ませたのち、郊外にある雲林駅から高鐵(新幹線)に乗って、台北に向かうつもりでいます。撮影する前に、いったん雲林駅でバックパックを預けて、身軽な状態になれば没問題というわけです。

シュガートレインを撮るために、こうして緻密な計画が練られました。そして2018年12月30日、ついに計画を実行する時がやってきました。

虎尾市街地~高鐵雲林駅

斗六駅から台西客運のバスに揺られ、虎尾に降り立ったのが8時半のことです。朝の虎尾はひっそりと静かで、シャッターを下ろした店が目立ちます。ときおり朝食店の中から、人の談笑する声が聞こえてくるぐらいで、通行人も多くありません。

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虎尾には駐車場が少ないのか、とにかく路上駐車が目立ちます。台北では日本家屋を潰したあとに、コインパーキングを設置するケースが増えていますね。

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おはニャンコ!

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これから虎尾市街地を抜けて、一路高鐵雲林駅を目指していきます。この時点ではまだバックパックを背負っているので、アップがてら軽くジョギングしながら移動します。

やがて市街地から田園風景に変わり、県道158号線に出てきました(写真上)。虎尾から郷道92号線を進んできましたが、この交差点を境に、道幅が一気に狭くなります。いわば「恐道」といったところですね。

狭隘区間に入ると同時に、廉使集落へ突入です。結構大きな集落で、郷道は集落の北西部を囲むように通っています。風景は台湾の典型的な農村です。

廉使集落を抜けると、すぐに高鐵の高架橋が見えてきました。ここから針路を北に変えて、雲林駅を目指します。高架下を1.5キロほど走ると、ついに雲林駅に到着です。ここまで意外と距離がありました。おそらく、3キロ以上走ったのではないでしょうか。

高鐵雲林駅~九番積込場

荷物を無事コインロッカーに預け、ようやっと身軽になれました。ここからはペースを上げて、シュガートレインの撮影に向かいます。

高鐵雲林駅の周囲は整然と区画され、空き地が広がっています。造成からだいぶ経ちましたが、開発は思ったように進んでいないらしく、場所によっては荒れきっています。道路も荒廃が進んでおり、舗装面がすっかり崩れた歩道もありました。

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そんな雲林駅周辺を抜けて西に進むと、墾地集落が見えてきます。東には雲林駅、北には工業団地、南と西にはサトウキビ畑が広がっている場所です。戦前期の本島人移民村らしく、碁盤の目状に区画されています。

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墾地集落の道路は、とにかく一直線に伸びています。同地は黄茂盛(台西客運の創設者、黄朝深の父)によって開発され、荒れ地から農地へと変貌を遂げました(雲林縣虎尾鎮墾地里文史)

墾地集落を南下すること1キロ。ついに台糖馬公厝線の線路が見えてきました。ここからは線路に沿って西に進んでいきますが、所々で線路からそれる場所もあります。線路に着いたり離れたりしながら、ひたすら進んでいきます。また、沿道には畜舎が多く、ブタの臭気が漂っています。刺激臭に耐えながら、ついに目的地の九番積込場に到着。

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九番積込場はまさに写真で見た通りの場所でした。側線には貨車が数両留め置かれ、足元にはサトウキビの破片が散らかっています。

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到着したは良いのですが、なんと天気が悪くなってきました。虎尾到着の時点では見事な晴れでしたが、ここにきて雨が降り出したのです。まだ小雨程度ですが、雨脚が強まったらどうしようかと悩みながらも、撮影を続行することに。

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近くには雨をしのぐ場所が一切ありません。とにかくザ・屋外です。そもそも屋根が見当たらないのです。もし雨が強まったら、それはすなわちズブ濡れを意味します。

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幸いなことに、雨はすっかり止みました。空を見上げると、雨雲は遠くへと姿を消していました。これから徐々に晴れてくるのかもしれません。雲林駅に戻るという選択肢が脳裏に浮かんでいましたが、選ばなくて良かった。

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やがて、観光客の団体がいずこから集まってきました。踏切小屋には係員が待機しています。どうやら、まもなく列車が近づいてくるようです。団体に交じって通過シーンを動画撮影することに。


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列車はすさまじい音を立てながら、虎尾工場めざし走り去っていきました。

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▲台糖繁殖場の建屋

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九番積込場の横には交換施設があって、列車の離合ができるようになっています。どうやらこの部分が、かつて存在した繁殖場駅のようです。長編成の列車が通るということもあって、有効長は非常に長くとってあります。

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九番積込場付近で、馬公厝線と郷道101号線は少しだけ並走します。写真上は101号線の白ハンペンを写したもの。

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▲郷道101号線の並木道

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九号積込場をあとにして、さらに西へと進んでいきます。サトウキビの育成状況を見る限りだと、どうも九番積込場では積込作業を行っていないようです。しかし、ここよりさらに西にある十番積込場に行けば、サトウキビの収穫や積込作業をやっているのではないかと思いました。

思い立ったが吉日、ここで十番積込場に向かう決心を固めました。元々行く予定はなかったものの、一路十番積込場を目指すことに。

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いったん馬公厝線に別れを告げ、サトウキビ畑の中を走っていきます。

サトウキビが風に揺られ、ザワワと音を立てるさまは、まさに南国らしい風景といえましょう。そんな中でランニングできる幸せをかみしめつつ、十号積込場を目指し走り続けます。

撮影日:2018年12月30日
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