完全100%ノープラン!2018年末・夜の斗六をめぐる

私は基本ノープラン旅を勧めていません。どこに何があるかも分からない状態でノープラン旅を始めても、絶対に楽しめないでしょう。

ノープランの短所&長所

その地の名物料理がどうだ、観光地の位置関係がどうだ。それを予め分かっていないと、現地に着いてから調べるだけで時間を潰すでしょうし、最悪途方に暮れて、食事もありふれた丼物チェーンという、最悪の旅路を歩むことになります。

もっとも、旅先の地理や交通が分かるなら話は別。そういった場合はむしろ、ノープラン旅の方が楽しめることだってあります。私も大学で歴史や地理について学び、その知識を活かして旅をするようになりました。近畿地方に行く場合、ノープラン旅が基本スタイルになっています。

台湾・斗六をノープランで散策する

台湾は海外ですし、毎回大まかなスケジュールを組んで渡航しています。しかし、途中で気が変わって行先を変えることが多く、事実上のノープラン旅になることが多いです。

今回(2018年末)もやはりそうで、当初は虎尾(雲林県虎尾鎮)に宿泊する予定を、急遽斗六(同県斗六市)での宿泊に変更しました。ホテルも無事に見つかり、荷物を置いて身軽になると、あとは何もすることがありません。夕食も済ませています。時刻は夜7時、まだまだ夜は始まったばかりです。

ここで再びノープラン発動!夜食を買うついでに、夜の斗六市街地を散策してみることにしました。じつをいうと、斗六に滞在するのは今回が初めてです。斗六市の人口・市街地の規模は福岡県飯塚市に近く、市内には雲林県政府もあります。一体どのような街並みが広がっているのでしょうか。

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斗六駅前のホテルを出て、まずは市街地南西部を目指します。民生路を歩き続け、途中で城頂街へ。じつは城頂街に「雲林渓美食広場」というフードコート施設があります。今回は素通りしてしまいましたが、結構沢山の屋台・食堂が入居しているようです。

さらに進むと、中山路・西平路との交点に永福寺があります(写真上)。これ以上遠くに行くと、市街地から離れてしまいます。西平路に入って北上し、斗六駅方面に戻っていきましょう。

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先ほどの永福寺横には代天宮もありました。台湾の街をめぐる際は、このように寺廟をめぐっていくのも楽しいと思います。小さな祠から大きな寺院まで多種多様です。なかには集合住宅の一角に設けられた物件もあるんですよ。

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▲鎮西國小日治古蹟「大禮堂」
西平路を進むと、左手に学校が見えてきました。斗六公学校にルーツを持つ鎮西小学校です。校内には日本統治時代に建設された講堂があって、ちょうど修復工事が行われている所でした(写真上)。

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▲省道台1丁線的飯團標誌牌
雲林路との交点に来ると、省道のおにぎりマークがありました(写真上)。西平路は雲林路との交点を境に、以北が省道1号丁支線に指定されています。丁支線自体は莿桐郷と斗南鎮を結んでおり、斗六に立ち寄らない本道に代わって同地を経由する、遠回りのルートをとっています。

ここで台湾の道路マメ知識

日本の場合、支線的性格を持つバイパスや旧道には独自の番号が振られず、指定替えがなされない限り、本道と同じ番号が振られます。一方、台湾の場合は甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の順に、「支線としての漢字」が割り振られます。これは省道だけでなく、県道にもいえることです。

ただし、郷道に関しては例外で、郷道の支線には「ハイフン+番号」が割り振られます。

雲中街の警察官舎街

ここで少し寄り道。近くに日本統治時代の警察官舎が残されているのを思い出し、立ち寄ってみました。雲中街の左右に数軒、木造官舎が観光施設として保存されています。

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官舎の保存活用は今や台湾全土で見られ、決して珍しい光景ではなくなりましたが、それだけ史跡活用が盛んになっているということでもあります。

チョット一言

欧米や地球の裏側では、日本に対する興味や関心は大方「未知の物事に触れたい」という感情に近いといっても過言ではありません。しかし、台湾の場合は全く異なります。日本に対する関心はまさに、「自分たちの心の奥底に眠った何かを掘り起こす」ことに近いといえます。

数は多くないものの、これまで台湾人と出会い交流してきました。その中で私は徐々に、上記の考えに達していきました。程度の違いはあれども、多くの台湾人が日本に特別な感情を抱いている。そのことを知ってもらいたく思います。

雲中街から雲林路へ

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さて話を戻して、夜の雲中街を散策していきます。軒先には提灯がつるしてあり、温かい光を放っています。官舎は店として活用されているらしく、営業中の店舗も一部ありました。

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雲中街を離れて雲林街を進むと、左手に日本統治時代由来の古い建築物が見えてきました(写真上)。斗六農会の事務所です。かつては斗六街信用組合が入居していました。

バーワンを食べるならココ!斗六第二市場

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斗六駅が近づいてきたところで、駅前に広がる商業地域に入っていきます。このあたりにはバーワン(肉円)の店が多いようで、下見を兼ねてじっくり見て回ることに。

アーケードがあるので入ってみると、そこは斗六第二市場でした(写真上)。夜ということで閑散としていますが、朝になると一変して賑やかになることでしょう。今回はスケジュールの都合上、朝の斗六散策は行いませんでしたが、ぜひとも朝行ってみたいですね。

総括

そして夜の斗六散策はあっという間に終わり、スタート地点の斗六駅前に戻ってきました。今回分かったことはズバリ、「夜の斗六は概して閑散としている」ということです。

ただし、駅前の市場のなかには、夜遅い時間でも営業している店がちらほらあります。バーワン店も開いていましたし、せっかく斗六で一泊するのなら、ホテルに閉じこもるのは勿体ないですよね。名物のバーワンを食べに、街に出てみてはいかがでしょうか?

撮影日:2018年12月29日
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