お知らせ

1月1日:新年あけましておめでとうございます。
 

台北の奥座敷として名高い北投温泉。

今回は同地をめぐりながら、日本時代ゆかりの物件を調査します。中には過去に調査済みの場所もありますが、再調査・現状確認の意味合いを込めて再訪しています。

新北投駅の木造駅舎

新北投駅の旧駅舎が「里帰り」してから、はや2年が経とうとしています。すっかり北投の街に馴染み(元々北投にあったものですが)、観光地として定着していました。

DSCN7757.jpg
さっそく木造駅舎に近づいてみると、記念撮影を楽しむ訪問者を見つけました。駅名表示「站車投北新」が追加で設置されていますね。

DSCN7758.jpg
そんな新北投旧駅舎の裏側では、なにやら工事が行われていました。前回(2017年春)訪れた際には、芝生広場があった場所です。何が建設されるのかは不明ですが、おそらく台鐵時代の新北投駅をイメージしたモニュメントでも設置されるのかもしれません。

DSCN7756.jpg
新北投駅前に戻ると、そこには大きなマスコットが鎮座していました。知ってる人は知ってると思いますが、台北市のマスコット「ブラボー」(通称:海洋ブラボー)です。ルーツをたどると、じつはユニバーシアードのマスコットだったりします。

しかし、元々「ブラボー」は青い鼻ではありませんでした。そもそも、デザインも全く異なるものでした。柯Pこと柯文哲市長、自治体のマスコットを私物化・自分好みに改造してはいけませんよ。同じ「熊のブラボー」でも、いつの間にか全然違うデザインになっているじゃないですか。



旧北投神社(ケタガラン文化館)


DSCN7759.jpg
北投温泉の中心部にあった北投神社は戦後、その敷地が旅館に転用されました。やがて地形自体が大幅に改変され、境内跡地にはケタガラン文化館が建てられています(写真上)。今や北投神社の面影を見て取ることは不可能です。

しかし、北投神社の記憶は意外な形で残されています。それが児童公園「北投児童楽園」です。

この公園は日本統治時代に建設され、旧北投神社と隣り合うように存在しています。敷地の形状や通路の配置は、同神社のそれをトレースしたものとされ、北投神社の雰囲気を今に伝える存在とみなせます。

滝乃湯


DSCN7764.jpg
公衆浴場「滝乃湯」も当ブログでは何度も扱ってきました。数年前にリニューアルが行われ、以前よりも利用しやすい環境になっています。

DSCN7762.jpg
玄関付近には休憩スペースが設けられ、入浴後の休憩に使うことができます。館内は改装により脱衣所・浴室が分離され、荷物や着替えを濡らすことなく利用できるようになりました。

DSCN7761.jpg
玄関付近には「皇太子殿下御渡渉記念碑」があります。皇太子裕仁親王―のちの昭和天皇は大正12(1923)年に行啓の折、北投温泉に立ち寄ったと記録されています。

記録によると、皇太子は草山の貴賓館を出て北投に下り、共同浴場の貴賓室で休息をとられました(田健治郎伝記編纂会編『田健治郎伝』田健治郎伝記編纂会、1932年)。この共同浴場こそ「滝乃湯」なのでしょう。

DSCN7760.jpg
この石碑はどうやら、台湾行啓から11年後の昭和9(1934)年に建立されたようです。

DSCN7763.jpg
滝乃湯の前には、清らかな渓流が流れています。昭和天皇も皇太子時代、同じ光景をご覧になったことでしょう。『田健治郎伝』の文中にある通り、奇岩がそこかしこに点在していました。

日本家屋調査


DSCN7765.jpg
北投は内地人の保養地として開発された経緯から、日本家屋が非常に多く建設され、今も多く現存しています。今回は新北投駅に近い、泉源路と中和街20巷に挟まれた場所に来ています。

DSCN7766.jpg
こちらには官舎建築と思しき木造家屋が数軒残っています。ただし状態はいずれも悪く、壁は剥がれ落ち、屋根は無残にも崩れ落ちたり湾曲したりと、崩落寸前の状態になっていました。

この近くには日本軍の療養所として建設され、戦後中国人コロニーになった中心新村があります。あちらとの関係性は不明ですが、詳しく調べてみる価値はありそうです。

DSCN7767.jpg
木造家屋の周囲は軒並みトタン板で覆われ、近いうちに解体されるのではないかと思いました。ここまで状態が悪いと、もはや人が住むことは不可能です。辛うじて残っているうちに、記録に残すことができて良かったと思います。

撮影日:2018年12月31日
関連記事




にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村 にほんブログ村 地域生活(街) その他ブログ ゆるキャラへ

「ご当地」の魅力をより多くの方にお伝えするため、ブログランキングに参加中です。

バナークリックの方もよろしくお願いいたします。



上のリンクからチャンネル登録できます。台湾旅行に興味のある方、レイルファン・ご当地キャラファンの方、どうぞ気軽にお立ち寄りください。

コメントを残す






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。