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【施設紹介】JR石勝線 夕張駅(北海道夕張市)―最期近づく運炭路線の終着駅

今回は北海道夕張市にある、JR夕張駅をめぐります。所属路線は石勝線(夕張支線)、駅番号はY25。2019年春をもって、夕張支線(新夕張~夕張間)が廃止されるのにともない、同駅も廃止が決まっています。

夕張駅のコンパクトな駅舎

駅は一面一線のシンプルな構造です。ホーム先端部に隣接するように、小さな洋風の駅舎が経っています。駅舎内には待合室と観光案内所があります。

元々、石炭の積込場所として栄えた夕張駅ですが、それにしてはやけに小さな駅だと思いませんか?夕張駅が現在の場所に移ってきたのは、1990年代になってからのことです。現在地に移転するまでに、夕張駅は2回移転しました。

初代夕張駅は夕張炭鉱に近い、本町地区北側にありました。最近まで駅舎・ホームが残っていたそうです。二代目の夕張駅は、夕張鉄道夕張本町駅のあった場所、すなわち旧夕張市民会館の裏手に設けられました。

そして、初代夕張駅から直線距離にして2キロ弱も離れた場所に、3代目夕張駅が設置されました。このような経緯もあって、夕張駅はやけにシンプルな構造なのです。

夕張駅前の屋台村

夕張駅の横には「ゆうばり屋台村」、通称バリー屋台があります。定食、ラーメン、インド料理など、様々な店舗が入居している施設です。台湾でいう美食街に相当する場所とみて良いでしょう。

JR石勝線夕張駅駅名標

ここからは夕張駅構内の様子を見ていきます。

夕張駅に停車中の石勝線キハ40系

比較的最近になって設置されたことから、ホームには鉄骨式が採用されています。普段は単行列車が使用されるだけですが、イベント開催時には数両編成の列車が入線するため、有効長は4両分あります。

廃止直前の夕張駅時刻表

最末期の夕張支線には、1日5往復の列車が設定されていました。支線内には交換設備がなく、清水沢駅が2000年代中頃に棒線化されたことで、いわゆる一閉塞の路線と化しました。

運炭路線としての使命を終えた夕張支線は、需要に見合ったスタイルに変えられ、本数も年々減らされました。それでも路線を維持することはできず、バスに引導を渡すかたちになりました。実際に、夕張市中心部の悲惨さを目にしてみると、鉄道では費用対効果が悪すぎると実感できます。

夕張支線最末期の張り紙

2018年末から連休期間を中心に、列車の増結運転が行われてきたようです。廃止間近ということもあって、惜別乗車の需要が高まるからでしょう。

今回は平日訪問ということもあり、利用者は大変少なく、日常に限りなく近い利用状況でした。しかし、休日や廃止間近になると話は違っていきます。3月に入り、撮影者や乗車率もだいぶ変わって来たのではないかと思います。

路線廃止・車両引退直前の「独特の雰囲気や混雑」(葬式)は、個人的に好きではありません。ちょうど良い時期に夕張駅を訪れることができ、本当に良かったと感じています。

撮影日:2019年2月20日
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