【撮影記録】朝のフアランポーン駅も客車だらけだった!

朝8時前のフアランポーン駅にやってきました。今回は有名な「国歌放送」を見るべくやってきたわけですが、もちろん列車撮影も同時にやっていきます。

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まずは大通りを渡って駅を目指します。この通りは交通量が多く、歩行者信号が青になっても注意しないと、車に吹っ飛ばされます。横断歩道を避けたい場合は、遠回りしてMRT駅の地下通路を通ると良いでしょう。

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大通りを何とか渡り切って、ようやく駅の真ん前に到着しました。フアランポーン駅といえば、なんといっても気品のあるドーム屋根ですよね。タイ王国の威信をかけて、建設されたことがうかがい知れます。

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駅舎に入ると、待合室は大勢の利用者でにぎわっていました。まもなく8時になるということで、2階のデッキへ。そこから待合室を俯瞰する形で、名物「国歌放送」の様子を動画に収めました。




国歌が流れるや否や、利用者は一斉に直立不動の体制をとって、国歌と王室に敬意を示します。

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続いてホームに向かいます。ドーム屋根の下には数編成の列車が停車していました。客車列車はもちろんのこと、気動車の姿もあります。

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個人的には、非冷房客車による普通列車(オーディナリー)が気になっています。後ほどじっくりと収めることにしました。

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ホーム側にもラーマ5世の肖像画が掲げられています。

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タイ国鉄では塗装変更が進められ、従来の塗装は姿を消しつつあります。今回は旧塗装を多く目にすることができ、良い収穫になりました。アルストム製DLには旧塗装が似合います。









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ホーム脇の留置線にやってきました。こちらには日本から譲渡された、14系・24系客車が留置されています。さっそく近づいてみることに。

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最も車止め寄りには、紫色に塗装された14系寝台車が2両置かれています。

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乗降扉が開いていたので、ステップ部分がどのように改造されたのか、じっくり眺めてみましょう。ステップはうまく加工されており、違和感がありません。扉部分には、ステップを追加した部分に合わせて、鉄板がつぎ足されていました。



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最後に古そうな客車を2両、写真に収めてみました。写真上の車両は2等・荷物合造車のBVS4です。二等車BSC43から改造されたもので、製造は1950年前後ではないかと思います。裾絞りはなく、50年前後に製造されたグループの二等車に類似しています。

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二等車BSC89(写真上)を収めてから、フアランポーン駅での撮影を終えました。こちらも日本製の車両で、1957年に近畿車両で製造されたグループにあたります。

タイ国鉄の客車は度重なる改造により、車両ごとに強い個性が生じています。また、形式名や付番法則もゴチャゴチャになっており、分類・体形化しづらい状況になっています。しかし、先行研究や材料は十分にそろっていますから、車両を詳しく分類してみると面白そうです。歴史学者としての血が騒いできました!

といったところで、今回の駅撮り録は終了です。タイの客車列車に触れたことで、改めてタイ国鉄への関心が強まりました。

撮影日:2019年3月20日
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Comment

負鷺

2等車用の客車もやはり日本製でしたか

2等車は車内壁などが板張り天井も日本の旧客のようで
10系風客車以上にレトロ感が漂っていました

当然非冷房&デッキ開けっ放しなのに
座席はレザー張りのリクライニングシートというなかなかギャップがすごい車両です

自分は2度目の訪タイ時(昨年春)これに乗るつもりでいましたが結局叶いませんでした…

記述されているようにタイ鉄沼は深く底なしで、
最新型中国中車製に日本製にヨーロッパ製、さらにはオーストラリアで活躍していた車両や台湾製の緩急車なども在籍しているようで、面白いを通り越して訳が分かりません…

2019年04月07日(日)19:19
wra

wra

負鷺様

> 2等車用の客車もやはり日本製でしたか

あまりタイの客車が体系化されていないので、なかなか出自を辿ろうにも、むつかしいところがありますよね。


> 2等車は車内壁などが板張り天井も日本の旧客のようで
> 10系風客車以上にレトロ感が漂っていました

冷房なし2等車には、1960年前後に製造されたグループが多いようで、日本でいう特ロに近い役割を果たしていると思いました。


> 当然非冷房&デッキ開けっ放しなのに
> 座席はレザー張りのリクライニングシートというなかなかギャップがすごい車両です
> 自分は2度目の訪タイ時(昨年春)これに乗るつもりでいましたが結局叶いませんでした…

登場時は一体どのような座席だったんでしょうかね。今の座席は比較的最近のものだと思うので、ちょっと気になっています。


> 記述されているようにタイ鉄沼は深く底なしで、
> 最新型中国中車製に日本製にヨーロッパ製、さらにはオーストラリアで活躍していた車両や台湾製の緩急車なども在籍しているようで、面白いを通り越して訳が分かりません…

個人的に体系化できるよう頑張ってみます。たとえ世間から相手にされなかろうとも!!

2019年04月14日(日)00:51