【2019年5月】阪九フェリー「いずみ」に乗る(新門司⇒泉大津)
今や毎年恒例になった、ホークスvsバファローズの復刻試合「関西クラシック」を観戦するため、大阪の京セラドームに行ってきました。
今回、僕が移動手段に選んだのは、新門司港と泉大津を結ぶ阪九フェリーです。寝ている間に目的地に運んでくれるため、安いしホテル代が節約できるし、これまで頻繁に利用してきました。
これからお届けするのは、電車で小倉駅に着いてから、フェリーで大阪・泉大津港に到着するまでの乗船記です。

自宅最寄りの駅から電車に揺られ、まずは小倉駅に向かいます。やってきたのは未更新の811系0番台でした。更新車が徐々に増える中、未更新車に遭遇する機会は着実に減りつつあります。
このままだと、余裕をもって小倉に到着しそうです。新門司行きのシャトルバスが来るまで、まだ2時間もあるじゃ~ないですか!小倉工場(小倉総合車両センター)に香椎線のキハ40が留置されているのを思い出し、暇つぶしに見ていくことにしました。
西小倉駅で電車を降り、屋外に出ると雨がぱらついています。とはいえ濡れるほどの雨量ではなく、30分程度なら出歩いても大丈夫そうです。日豊本線沿いに小倉工場を目指しました。

歩くこと20分、目的地の小倉工場に到着。
キハ40は解体線に置かれていました。敷地は高い塀に覆われ、その全貌を見ることは難しいですが、なんとか塀越しにその一部が見えました。同じく運用から外れ、解体を待つキハ31形も置かれています。

雨は徐々に勢いを増してきました。これ以上長居してはまずいと、引き返して西小倉駅に戻ります。ついに駅まで半分という所で本降りになりました。
近くにバス停を見つけ、小倉駅に向かうバスがあることを確認して、ここでいったん小休止。西小倉駅への帰還を諦めました。田町バス停から西鉄バスで小倉駅を目指します。
運よく、3分もしないうちにバスが到着しました。後部座席に腰を下ろし、小倉市街地を見ながら向かうは小倉駅です。

こうして寄り道を挟み、小倉駅に到着しました。この時点で、シャトルバスの時間まで40分を切っていました。到着したその足でバス乗り場に向かいます。
あとはバス停で大人しく待機して、来たバスに乗るだけです。

いつも通り、シャトルバスで新門司港入りしました。カウンターで予約番号を提示して支払いを済ませ、さっそく乗船します。
今回は泉大津行きの「いずみ」に乗船しました。夕方出発して早朝6時に到着するという、アクティブな人にオススメの航路です。早朝から動いて回れるのが魅力的です。とりあえずターミナルで阪九フェリーのマスコット「ふねこ」のパネルを見つけ、写真に撮ってから乗船口へ。
恥ずかしながら、「ふねこ」がデビューしてから初めて阪九フェリーを使います。大阪市中心部に滞在するなら、南港行きの名門大洋フェリーが一番便利なのは、言うまでもありません。しかし、どうしても「ふねこ」グッズが欲しくて、あえて阪九フェリーを選びました。

▲犬・猫等ペットの船室持ち込みはお断りいたします。ただし、ふねこは除く。

ボーディングブリッジを通って「いずみ」船内へ。スタッフの皆様、今晩はお世話になります。

いつ見ても、「いずみ」「ひびき」は真新しくてキレイです。エントランスはまさにホテルのロビーそのものじゃないですか!
豪華クルーズ船はさらに巨大で、高層ビルのごとく、屋根も吹き抜けも高いのでしょうか。しかし、今の僕にはとても手が届きません。いずれ乗りたい憧れの存在ですが、今はそれよりもお風呂です。

展望デッキは雨でびしょ濡れになり、立ち入り禁止になっていました。
この日は天気が悪く、雨が降ったりやんだりしていました。天気予報によると、翌朝の大阪も一日中雨とのこと。野球が始まるまで12時間もあるというのに、これは困った。暇つぶしに大阪観光を予定していましたが、これだと屋外は無理そうです。

大浴場に直行したい気持ちを抑え、まずは荷物を置くため、今夜の寝床に向かいます。今回、開放式の寝台「スタンダード洋」で予約しました。インターネットで予約すると、6000円台と格安で利用できる旅人の心強い味方です。

今回は下段が割り当てられました。

利用者の少ない平日ということもあって、上段の利用者はナシ。一区画をまんま独占することができました。ほかの寝台も空席が多く、あまり人の気配がしません。これならイビキを気にすることなく、快適な一晩を過ごせそうです。
とりあえず貴重品以外の荷物を置いて、大浴場に向かいました。

ひとっ風呂浴びた後は、レストランでお待ちかねの夕食タイムです。名門大洋フェリーではバイキング方式が採用されましたが、ここ阪九フェリーでは、カフェテリア方式での営業が続けられています。

もつ鍋に鶏天・・・どれも美味そうですが、欲張りすぎは禁物。しっかり吟味してから注文します。

あれやこれやと散々吟味した結果、白飯・豚キムチ・すき煮(小)を注文しました。これでギリギリ1000円以内です。千円札を出せば数十円のおつりが返ってきます。ちょっと肉っ気が強いかもしれませんが、旅行中はこうでもしないと、たちまちスタミナ切れに陥ります。
肝心の味はというと、いや~白飯が進むわ!豚キムチに温卵を落としているのが良い。味がマイルドになって、白飯が止まらないのなんの。すき煮も肉が沢山入っていて、ビールが進みそうな味付けです(飲みませんが)。
ごはんを1回お代わりして、ごちそうさんです。

腹一杯になったところで、続いては売店に立ち寄りました。ここで阪九フェリーを選んだ目的「ふねこグッズの購入」を済ませておきます。
まだ未見ですが、「ふねこ」の着ぐるみ仕様ってキザな表情をしているんですよ。個人的にはアレが好きでたまらないのです。
オリジナルぬいぐるみを手に取ると、着ぐるみと全く同じ表情でした。これは買わないわけにはいきませんよね?加えて、旅先で使えるエコバッグも一緒に購入しました。
※(追記)2020年7月、着ぐるみ仕様を見ました。

進むにつれて、空がだんだん薄暗くなってきました。「いずみ」は周防灘を航行し続けます。

最前部に展望デッキがあるというので、暗くなる前に入ってみました。若干分かりづらい場所にあるせいか、室内に人の気配はなく、聞こえてくるのはエンジン音だけです。

ちょうど国東半島沖を航行しているらしく、進行方向右手には姫島が見えました。

やがて船内ライブの時間がやってきました。ライブを見るため、多くの乗船客がエントランスに集まってきます。
翌朝は6時到着と早いので、私は20時をめどに寝床に戻りました。同室は1人と少なく、おまけに上段には誰もいないため、これなら気兼ねなく過ごせます。おまけにイビキも一切聞こえてきません。
これは当たりくじを引いたんじゃないかな?

寝つきはホテルと変わらず、結果ぐっすり眠れました。それでも相変わらず朝は苦手です。
5時頃に室内灯が点灯したのを見計らい、重い足取りで起床しました。船は順調に播磨灘沖を進んでいるようです。

阪九フェリーといえば、焼き立てパンの朝食が名物です。朝食のパンを買うため、エントランスにやってきました。ここでホットコーヒーと塩バターロールを買い求め、簡単な朝食にします。
ロビーのテレビ画面には、日米首脳会談が映し出されていました。

船は定刻通り、泉大津港へのアプローチを開始しました。前日の北九州よりも天気が悪く、どうやら強い雨が降っているようです。いつの間にか、窓が水滴だらけになっていました。

結局、今回は一度も甲板に出ることができず、終始船内で大人しく過ごしました。

早朝6時、「いずみ」は泉大津港に到着しました。そそくさとターミナルを通り抜け、シャトルバスに乗りこみます。運転手は泉州訛りの強いオッチャンでした。

バスは雨が降りしきる泉大津市内を通って、南海泉大津駅に到着。ここでバスを降りて、無事に阪九フェリー「いずみ」の旅を終えました。ここから南海電車に乗れば、大阪市内や和歌山・関西空港方面にに行くことができます。
とりあえず「ふねこ」グッズを入手できてよかった。
撮影日:2019年5月27日
今回、僕が移動手段に選んだのは、新門司港と泉大津を結ぶ阪九フェリーです。寝ている間に目的地に運んでくれるため、安いしホテル代が節約できるし、これまで頻繁に利用してきました。
これからお届けするのは、電車で小倉駅に着いてから、フェリーで大阪・泉大津港に到着するまでの乗船記です。

自宅最寄りの駅から電車に揺られ、まずは小倉駅に向かいます。やってきたのは未更新の811系0番台でした。更新車が徐々に増える中、未更新車に遭遇する機会は着実に減りつつあります。
このままだと、余裕をもって小倉に到着しそうです。新門司行きのシャトルバスが来るまで、まだ2時間もあるじゃ~ないですか!小倉工場(小倉総合車両センター)に香椎線のキハ40が留置されているのを思い出し、暇つぶしに見ていくことにしました。
西小倉駅で電車を降り、屋外に出ると雨がぱらついています。とはいえ濡れるほどの雨量ではなく、30分程度なら出歩いても大丈夫そうです。日豊本線沿いに小倉工場を目指しました。

歩くこと20分、目的地の小倉工場に到着。
キハ40は解体線に置かれていました。敷地は高い塀に覆われ、その全貌を見ることは難しいですが、なんとか塀越しにその一部が見えました。同じく運用から外れ、解体を待つキハ31形も置かれています。

雨は徐々に勢いを増してきました。これ以上長居してはまずいと、引き返して西小倉駅に戻ります。ついに駅まで半分という所で本降りになりました。
近くにバス停を見つけ、小倉駅に向かうバスがあることを確認して、ここでいったん小休止。西小倉駅への帰還を諦めました。田町バス停から西鉄バスで小倉駅を目指します。
運よく、3分もしないうちにバスが到着しました。後部座席に腰を下ろし、小倉市街地を見ながら向かうは小倉駅です。

こうして寄り道を挟み、小倉駅に到着しました。この時点で、シャトルバスの時間まで40分を切っていました。到着したその足でバス乗り場に向かいます。
あとはバス停で大人しく待機して、来たバスに乗るだけです。

いつも通り、シャトルバスで新門司港入りしました。カウンターで予約番号を提示して支払いを済ませ、さっそく乗船します。
今回は泉大津行きの「いずみ」に乗船しました。夕方出発して早朝6時に到着するという、アクティブな人にオススメの航路です。早朝から動いて回れるのが魅力的です。とりあえずターミナルで阪九フェリーのマスコット「ふねこ」のパネルを見つけ、写真に撮ってから乗船口へ。
恥ずかしながら、「ふねこ」がデビューしてから初めて阪九フェリーを使います。大阪市中心部に滞在するなら、南港行きの名門大洋フェリーが一番便利なのは、言うまでもありません。しかし、どうしても「ふねこ」グッズが欲しくて、あえて阪九フェリーを選びました。

▲犬・猫等ペットの船室持ち込みはお断りいたします。ただし、ふねこは除く。

ボーディングブリッジを通って「いずみ」船内へ。スタッフの皆様、今晩はお世話になります。

いつ見ても、「いずみ」「ひびき」は真新しくてキレイです。エントランスはまさにホテルのロビーそのものじゃないですか!
豪華クルーズ船はさらに巨大で、高層ビルのごとく、屋根も吹き抜けも高いのでしょうか。しかし、今の僕にはとても手が届きません。いずれ乗りたい憧れの存在ですが、今はそれよりもお風呂です。

展望デッキは雨でびしょ濡れになり、立ち入り禁止になっていました。
この日は天気が悪く、雨が降ったりやんだりしていました。天気予報によると、翌朝の大阪も一日中雨とのこと。野球が始まるまで12時間もあるというのに、これは困った。暇つぶしに大阪観光を予定していましたが、これだと屋外は無理そうです。

大浴場に直行したい気持ちを抑え、まずは荷物を置くため、今夜の寝床に向かいます。今回、開放式の寝台「スタンダード洋」で予約しました。インターネットで予約すると、6000円台と格安で利用できる旅人の心強い味方です。

今回は下段が割り当てられました。

利用者の少ない平日ということもあって、上段の利用者はナシ。一区画をまんま独占することができました。ほかの寝台も空席が多く、あまり人の気配がしません。これならイビキを気にすることなく、快適な一晩を過ごせそうです。
とりあえず貴重品以外の荷物を置いて、大浴場に向かいました。

ひとっ風呂浴びた後は、レストランでお待ちかねの夕食タイムです。名門大洋フェリーではバイキング方式が採用されましたが、ここ阪九フェリーでは、カフェテリア方式での営業が続けられています。

もつ鍋に鶏天・・・どれも美味そうですが、欲張りすぎは禁物。しっかり吟味してから注文します。

あれやこれやと散々吟味した結果、白飯・豚キムチ・すき煮(小)を注文しました。これでギリギリ1000円以内です。千円札を出せば数十円のおつりが返ってきます。ちょっと肉っ気が強いかもしれませんが、旅行中はこうでもしないと、たちまちスタミナ切れに陥ります。
肝心の味はというと、いや~白飯が進むわ!豚キムチに温卵を落としているのが良い。味がマイルドになって、白飯が止まらないのなんの。すき煮も肉が沢山入っていて、ビールが進みそうな味付けです(飲みませんが)。
ごはんを1回お代わりして、ごちそうさんです。

腹一杯になったところで、続いては売店に立ち寄りました。ここで阪九フェリーを選んだ目的「ふねこグッズの購入」を済ませておきます。
まだ未見ですが、「ふねこ」の着ぐるみ仕様ってキザな表情をしているんですよ。個人的にはアレが好きでたまらないのです。
オリジナルぬいぐるみを手に取ると、着ぐるみと全く同じ表情でした。これは買わないわけにはいきませんよね?加えて、旅先で使えるエコバッグも一緒に購入しました。
※(追記)2020年7月、着ぐるみ仕様を見ました。

進むにつれて、空がだんだん薄暗くなってきました。「いずみ」は周防灘を航行し続けます。

最前部に展望デッキがあるというので、暗くなる前に入ってみました。若干分かりづらい場所にあるせいか、室内に人の気配はなく、聞こえてくるのはエンジン音だけです。

ちょうど国東半島沖を航行しているらしく、進行方向右手には姫島が見えました。

やがて船内ライブの時間がやってきました。ライブを見るため、多くの乗船客がエントランスに集まってきます。
翌朝は6時到着と早いので、私は20時をめどに寝床に戻りました。同室は1人と少なく、おまけに上段には誰もいないため、これなら気兼ねなく過ごせます。おまけにイビキも一切聞こえてきません。
これは当たりくじを引いたんじゃないかな?

寝つきはホテルと変わらず、結果ぐっすり眠れました。それでも相変わらず朝は苦手です。
5時頃に室内灯が点灯したのを見計らい、重い足取りで起床しました。船は順調に播磨灘沖を進んでいるようです。

阪九フェリーといえば、焼き立てパンの朝食が名物です。朝食のパンを買うため、エントランスにやってきました。ここでホットコーヒーと塩バターロールを買い求め、簡単な朝食にします。
ロビーのテレビ画面には、日米首脳会談が映し出されていました。

船は定刻通り、泉大津港へのアプローチを開始しました。前日の北九州よりも天気が悪く、どうやら強い雨が降っているようです。いつの間にか、窓が水滴だらけになっていました。

結局、今回は一度も甲板に出ることができず、終始船内で大人しく過ごしました。

早朝6時、「いずみ」は泉大津港に到着しました。そそくさとターミナルを通り抜け、シャトルバスに乗りこみます。運転手は泉州訛りの強いオッチャンでした。

バスは雨が降りしきる泉大津市内を通って、南海泉大津駅に到着。ここでバスを降りて、無事に阪九フェリー「いずみ」の旅を終えました。ここから南海電車に乗れば、大阪市内や和歌山・関西空港方面にに行くことができます。
とりあえず「ふねこ」グッズを入手できてよかった。
撮影日:2019年5月27日
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