寝台列車でめぐるタイ・チェンマイの旅(7)―タイ料理をたらふく食べ尽くせ!
3日にわたるタイ滞在も、気が付くと終盤戦に入っていました。あと12時間もしないうちに、飛行機で帰国の途に就きます。そんな中、メークロン線初乗車が終えて、ウォンウィアンヤイ駅に戻ってきました。

ルンピニー公園で朝食にしてから4時間、そろそろ何か食べたくなってきました。そういえば、ウォンウィアンヤイ駅には食堂や屋台がたくさん並んでいるそうですね。せっかくなので、駅でなにか食べていきましょうか。

まずは列車を降りて、第一の店を目指して車止め・待合室の方に向かいます。

一応、ほかの鉄道路線とは接続しない孤立路線ですが、それにしてもこの賑やかさ!凄いじゃないですか。利用者もそこそこいますし、さすがは首都バンコクです。

まずは駅窓口付近にあるカオマンガイの店で、名物カオマンガイをいただきます。店に入って席に着くと、オバチャンはもう何か作ろうとしています。改めて注文をしましたが、「もう作ってるから席につきんしゃい!」というばかり。
コラコラコラ~、まだ何も注文してないのに、勝手に作るなー!
とはいえ、作っていたのは注文する予定のカオマンガイだったので、これ以上気にする意味はありません。ここはタイ。よほどヤバイ&不利益を被ることでないかぎり、マイペンライで通してしまいましょう。
ということで、やってきました。美味しい美味しいカオマンガイです。肉はしっとりとして食べやすく、スープも鶏出汁が効いていました。

続いて、タイ風焼きそば「パッタイ」を食べに、ホームわきの食堂にやってきました。すぐ真横では、気動車がエンジンをアイドリングさせています。こんな場所で食事ができるなんて、最高じゃないですか。
日本では体験できないことが、ここタイには沢山あります。

わずか数分でパッタイが出てきました。お皿の上にバナナの葉が敷かれ、その上にパッタイが盛り付けされています。いかにも東南アジアらしい盛り付けの仕方ですね。
付け合わせのライムをキュッと回してから、口に運んでいきます。全体的にシットリしていて、ピーナッツと干しエビが香ばしさを引き出しています。味は全体的に甘く、日本人でもおいしくいただける逸品でした。

お腹も膨れたことで、ウォンウィアンヤイ駅を出てBTSのウォンウィアンヤイ駅に向かっていきます。天気は相変わらず良く、いっこうに雨が降る気配はありません。まだ雨期に入ったばかりだからでしょうか?
朝通った陸橋には、乞食が残した「黄色い物体」入りの缶が転がっていました。気持ち悪いので、中身を確認しないまま通りましたが、あれは一体何だったのでしょうか。

ウォンウィアンヤイからBTSシーロム線に乗って、サパーンタクシンで列車を降りました。
こちらは複線区間の中にありながら、一面一線の棒線ホームという変わり種駅です。そのため、厳密に言うとシーロム線は全線複線ではなく、サパーンタクシン駅構内のみ単線ということになります。

サパーンタクシンでは、ポイントを渡って入線する列車を写真・動画に収めました。

▲サパーンタクシン駅から見える「舟形のお寺」ワットヤンナワー

じつは朝からタブレットの充電が0のまま、ルンピニー公園やメークロン線をまわってきました。さすがに一日中充電しないまま行動するわけにはいかないので、次なる目的地はサイアムスクエアのスタバに決めました。
外国人が集うサイアムスクエアに入ると、タイから日本に戻ったかのような錯覚を覚えました。とにかく洗練されすぎて、雰囲気は福岡でいうキャナルシティやJR博多シティと似通っています。
お目当てのスタバは、探すまでもなくすぐ見つかりました。とりあえずアイスコーヒーを注文してから、3階のソファに腰かけてタブレットを充電します。ネットにつないでTwitterに画像を投稿したり、ニュースを見たりして休息をとり、結局スタバには1時間ほど滞在しました。

スタバで汗ばんだ体を冷やし、すっかりリフレッシュした状態で次なる目的地に向かいます。
道中、一台の観光バスになぜか「一休さん」がペイントされていました。なぜに一休さんでしょうか?しかしここはタイですから、気にしない気にしない。でも、一休みはさっきしたので止まりませんよ。

再びBTSに乗り込み、アソークに向かいます。またしてもやってきました、ターミナル21です。ここでは家に持って帰る食料品の買い出しと、フードコートでのタイ料理の食い倒れをやります。
まずは前回(2019年3月)も訪れた、地下のスーパーで調味料や飲料を購入しました。今回は受託荷物を5キロまで設定しているので、液体物も遠慮なくカゴに入れていきます。

最後は1日目にも訪れたフードコートで食い倒れです。200バーツのカードを手に入れ、またまたカオマンガイを平らげます。ついでにマンゴースムージーも頼んでおきましょう。

カオマンガイの次は麺ブースでバミー・トムヤム・ヘンを注文。こちらはトムヤム味の汁なし卵麺です。通常だと麺に加えるはずのスープも、別皿でつけてくれました。結構辛いです(が、私には何の問題もないレベル)。

最後はスイーツの時間。初日にタプティムクロープを注文したブースで、カオニャオマムアンを手に入れました。これは作り置きされているので、味や食感はまあまあな状態になっています。カオニャオマムアンを食べるなら、市中の食堂や屋台が一番かもしれません。

ダメ押しでカノムクロックも食べておきます。これはタイ風たこ焼きといえる存在ですが、生地にはココナッツミルク・米粉を使い、具はトウモロコシ・ネギ等を使うなど、日本のたこ焼きと共通点がある一方で、相違点も多い食品です。
カノムクロックのブースは回転が悪いようで、20分待ってようやく手に入りました。しかし待った甲斐はありました!熱々で表面はサクサク、中身はトローリとした生地は、ココナッツミルクの香りで満たされ、甘さと食感で幸せになれます。
ここで時計を見ると、なんと・・・
すでに18時を過ぎているではありませんか!
これからオート―コー市場に行ってタイ菓子(カノム)を買い出し、空港に戻る予定です。タイ政府の情報によると、市場の営業時間は20時までとされていますが、その他の情報では18時までと掲載している場合もあります。どちらにせよ、18時で大半の店が閉まると見て良いでしょう。
これは急がないといけませんね。ゆっくりしていたら、カノムを買えないまま帰国することになりそうです。ということで、18時半をめどにターミナル21を出て、MRTで最寄りのカンペンペットを目指します。
さっそくMRTスクンビット駅に行くと、そこにあったのは凄まじい人混みでした。ちょうどバンコクの帰宅ラッシュに遭遇してしまったのです。やっとのことでトークンを買い、ホームに降りてみると、そこも人、人、人だらけでした。
MRTの電車は短い3両編成。これでは間違いなく積み残しが発生するという状況です。はたして、オート―コー市場にたどり着くことはできるのでしょうか?
撮影日:2019年6月20日
駅ホームでカオマンガイ&パッタイをいただく

ルンピニー公園で朝食にしてから4時間、そろそろ何か食べたくなってきました。そういえば、ウォンウィアンヤイ駅には食堂や屋台がたくさん並んでいるそうですね。せっかくなので、駅でなにか食べていきましょうか。

まずは列車を降りて、第一の店を目指して車止め・待合室の方に向かいます。

一応、ほかの鉄道路線とは接続しない孤立路線ですが、それにしてもこの賑やかさ!凄いじゃないですか。利用者もそこそこいますし、さすがは首都バンコクです。

まずは駅窓口付近にあるカオマンガイの店で、名物カオマンガイをいただきます。店に入って席に着くと、オバチャンはもう何か作ろうとしています。改めて注文をしましたが、「もう作ってるから席につきんしゃい!」というばかり。
コラコラコラ~、まだ何も注文してないのに、勝手に作るなー!
とはいえ、作っていたのは注文する予定のカオマンガイだったので、これ以上気にする意味はありません。ここはタイ。よほどヤバイ&不利益を被ることでないかぎり、マイペンライで通してしまいましょう。
ということで、やってきました。美味しい美味しいカオマンガイです。肉はしっとりとして食べやすく、スープも鶏出汁が効いていました。

続いて、タイ風焼きそば「パッタイ」を食べに、ホームわきの食堂にやってきました。すぐ真横では、気動車がエンジンをアイドリングさせています。こんな場所で食事ができるなんて、最高じゃないですか。
日本では体験できないことが、ここタイには沢山あります。

わずか数分でパッタイが出てきました。お皿の上にバナナの葉が敷かれ、その上にパッタイが盛り付けされています。いかにも東南アジアらしい盛り付けの仕方ですね。
付け合わせのライムをキュッと回してから、口に運んでいきます。全体的にシットリしていて、ピーナッツと干しエビが香ばしさを引き出しています。味は全体的に甘く、日本人でもおいしくいただける逸品でした。
サパーンタクシン駅で駅撮り

お腹も膨れたことで、ウォンウィアンヤイ駅を出てBTSのウォンウィアンヤイ駅に向かっていきます。天気は相変わらず良く、いっこうに雨が降る気配はありません。まだ雨期に入ったばかりだからでしょうか?
朝通った陸橋には、乞食が残した「黄色い物体」入りの缶が転がっていました。気持ち悪いので、中身を確認しないまま通りましたが、あれは一体何だったのでしょうか。

ウォンウィアンヤイからBTSシーロム線に乗って、サパーンタクシンで列車を降りました。
こちらは複線区間の中にありながら、一面一線の棒線ホームという変わり種駅です。そのため、厳密に言うとシーロム線は全線複線ではなく、サパーンタクシン駅構内のみ単線ということになります。

サパーンタクシンでは、ポイントを渡って入線する列車を写真・動画に収めました。

▲サパーンタクシン駅から見える「舟形のお寺」ワットヤンナワー
バンコク中心部で休憩&買い物

じつは朝からタブレットの充電が0のまま、ルンピニー公園やメークロン線をまわってきました。さすがに一日中充電しないまま行動するわけにはいかないので、次なる目的地はサイアムスクエアのスタバに決めました。
外国人が集うサイアムスクエアに入ると、タイから日本に戻ったかのような錯覚を覚えました。とにかく洗練されすぎて、雰囲気は福岡でいうキャナルシティやJR博多シティと似通っています。
お目当てのスタバは、探すまでもなくすぐ見つかりました。とりあえずアイスコーヒーを注文してから、3階のソファに腰かけてタブレットを充電します。ネットにつないでTwitterに画像を投稿したり、ニュースを見たりして休息をとり、結局スタバには1時間ほど滞在しました。

スタバで汗ばんだ体を冷やし、すっかりリフレッシュした状態で次なる目的地に向かいます。
道中、一台の観光バスになぜか「一休さん」がペイントされていました。なぜに一休さんでしょうか?しかしここはタイですから、気にしない気にしない。でも、一休みはさっきしたので止まりませんよ。

再びBTSに乗り込み、アソークに向かいます。またしてもやってきました、ターミナル21です。ここでは家に持って帰る食料品の買い出しと、フードコートでのタイ料理の食い倒れをやります。
まずは前回(2019年3月)も訪れた、地下のスーパーで調味料や飲料を購入しました。今回は受託荷物を5キロまで設定しているので、液体物も遠慮なくカゴに入れていきます。
ターミナル21のフードコートで「追い食い倒れ」

最後は1日目にも訪れたフードコートで食い倒れです。200バーツのカードを手に入れ、またまたカオマンガイを平らげます。ついでにマンゴースムージーも頼んでおきましょう。

カオマンガイの次は麺ブースでバミー・トムヤム・ヘンを注文。こちらはトムヤム味の汁なし卵麺です。通常だと麺に加えるはずのスープも、別皿でつけてくれました。結構辛いです(が、私には何の問題もないレベル)。

最後はスイーツの時間。初日にタプティムクロープを注文したブースで、カオニャオマムアンを手に入れました。これは作り置きされているので、味や食感はまあまあな状態になっています。カオニャオマムアンを食べるなら、市中の食堂や屋台が一番かもしれません。

ダメ押しでカノムクロックも食べておきます。これはタイ風たこ焼きといえる存在ですが、生地にはココナッツミルク・米粉を使い、具はトウモロコシ・ネギ等を使うなど、日本のたこ焼きと共通点がある一方で、相違点も多い食品です。
カノムクロックのブースは回転が悪いようで、20分待ってようやく手に入りました。しかし待った甲斐はありました!熱々で表面はサクサク、中身はトローリとした生地は、ココナッツミルクの香りで満たされ、甘さと食感で幸せになれます。
ここで時計を見ると、なんと・・・
すでに18時を過ぎているではありませんか!
これからオート―コー市場に行ってタイ菓子(カノム)を買い出し、空港に戻る予定です。タイ政府の情報によると、市場の営業時間は20時までとされていますが、その他の情報では18時までと掲載している場合もあります。どちらにせよ、18時で大半の店が閉まると見て良いでしょう。
これは急がないといけませんね。ゆっくりしていたら、カノムを買えないまま帰国することになりそうです。ということで、18時半をめどにターミナル21を出て、MRTで最寄りのカンペンペットを目指します。
さっそくMRTスクンビット駅に行くと、そこにあったのは凄まじい人混みでした。ちょうどバンコクの帰宅ラッシュに遭遇してしまったのです。やっとのことでトークンを買い、ホームに降りてみると、そこも人、人、人だらけでした。
MRTの電車は短い3両編成。これでは間違いなく積み残しが発生するという状況です。はたして、オート―コー市場にたどり着くことはできるのでしょうか?
撮影日:2019年6月20日
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