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失地・旧外地の神社は終戦直後、その多くが自主的な昇魂式を経ての解体か、もしくは占領者による破壊・占有を経ての廃社により、続々と姿を消しました。

その中でも例外的に、ご神体が「引き揚げ」たパターンも存在します。それが今回ご紹介する大連神社です。その名の通り、中国遼寧省(現在)の大連にあった神社です。大連が日本の租借地になって以降、関東州大連の鎮守として親しまれてきました。

大連神社(初代:1907~1945)

大連神社は天照大神、大国主命及明治天皇を合祀し奉り、大連市民の氏神様である。明治四十年の建立で、当時は出雲大社教の関東分院であったが、氏神様として大社教分院では都合が悪いとあって明治四十三年に大連神社と崇称することとなり、毎年春秋二期に亘って大祭を行い、市民の重要式典もこの境内で行われる。

(『大連経済便覧』大連商工会議所、1943年)
※引用にあたり、漢字を新字体に、仮名遣いを現代風に改めた。

その起源は1907年に建立された出雲大社関東分院で、のち10年に大連神社へと改称されました。

終戦直後、同神社はソ連軍の侵攻を受けましたが、神職による懐柔が功を奏して破壊を免れました。のち宮司によってご神体は本土に「引き揚げ」、箱崎宮への仮安置をへて赤間神宮境内に移され、現在に至ります。

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それでは大連神社に向かいましょう。その入口は赤間神宮の傍らに鎮座する、鎮守八幡宮の小さな鳥居です。もちろん、赤間神宮境内からも行けますよ。

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▲鎮守八幡宮・大連神社・紅石稲荷神社経路図

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鎮守八幡宮の社殿を過ぎると、やがて木造の門が見えてきました。満州国国務総理大臣を務めた張景恵の書による、「神徳無偏」と書かれた扁額が置かれています。

門を過ぎて階段を上がると、その突き当りにあるのが大連神社です。

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▲石盤

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社殿前には大連記念資料室があります。中に入るには、インターホンを押して職員を呼ぶ必要があるみたいです。

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資料室の隣には威徳殿という建物があります。形は祭器庫ですが、中には大連時代ゆかりの物品が安置されているようです。

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威徳殿の下には、いくつもの瓦が集め置かれていました。その中には毛利家の家紋入りも確認できます。

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参道脇には他にも、古い木造漁船も展示されています。いつ頃建造されたものでしょうか。状態はあまり良くないです。

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それでは最後の鳥居を抜けて、大連神社の社殿に向かいましょう。

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社殿は伊勢神宮から譲り受けたもので、1980(昭和55)年に現在地に鎮座しました。かつての大連市鎮守にふさわしい、格調高い社殿だと思います。

撮影日:2020年5月
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コメント(4)



名前:たっつん
タイトル:
ご神体の引き上げというのもあるのですね。
私の祖母・母も満州から命からがら引き上げてきたそうです。

貴重な神社のご紹介をありがとうございました。
2020年05月30日 04:27 | URL | #YHInhhNk [edit]
名前:nuts
タイトル:
こんばんは。
ランキングから来ました。
とても歴史のある神社ですね。
お写真ありがとうございました。
2020年05月31日 22:12 | URL | #- [edit]
名前:wra
タイトル:nutsさんへ
大連神社が場所を変えて存続していると知り、行ってみたいと思っていました。
いずれ、大連そのものにも行ってみたいものです。
2020年05月31日 23:53 | URL | #9MBBB9Tg [edit]
名前:wra
タイトル:たっつんさんへ
そうでしたか・・・。
さぞかし壮絶な引き揚げだったことでしょう。

こういった存在の神社があることを、ぜひ多くの方に知ってもらえたらなと思います。
2020年06月06日 21:38 | URL | #Eowdl.tg [edit]

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