【旅行記】19年ぶりの沖縄観光(3)―ヤギ汁は本当に臭いのか?
イオンモールでかりゆしウェアを手に入れ、ゆいレールに乗って県庁前に向かいます。これから国際通りのホテルでチェックインを済ませ、身軽になっておかねばりません。相変わらず天気は悪く、小雨が降り続いています。

▲県庁前を出発する1110F
相変わらず、車窓はどんよりしていました。これでは3日目まで一度も晴れることはないでしょう。なんたって沖縄は今、梅雨真っ盛りなのですから。悪すぎるタイミングで来てしまったようです。

▲県庁前に到着する1108F

県庁前でモノレールを降りると、目の前には那覇唯一という百貨店「パレットくもじ」が聳えていました。ここから国際通りを歩いて10分の場所に、今回の宿はあります。

▲沖縄県道39号線ヘキサ
雨はまた強まっていました。ここで折り畳み傘を広げ、濡れないように国際通りを進みます。一時、疫病のために多くの店が休業を余儀なくされ、県外からの来訪自粛が叫ばれてきましたが、6月に入ってからは日常を取り戻しつつあります。土産物店はその半数が、シャッターを開け営業再開していました。
このあたりの風景は覚えています。所狭しと土産物店が並び、お菓子、雑貨、泡盛、アロハシャツなど、旅行者が喜びそうな店ばかりです。さらには旅行者向けの居酒屋もあって、ここだけで半日過ごせそうな賑わいがあります。本来ならば・・・。
松尾交差点で右に曲がると、ついに見えてきました。これから2泊する「個室型ホステル 美らキャビン 国際通り店」です。狭いながらも格安で個室に泊ることができ、今回は楽天ポイント利用でしめて2泊3000円で予約できました。
入ってすぐ左手にフロントがありました。やってきたのは支配人と思しき初老男性。武骨そうにみえるも、説明は丁寧で分かりやすく、十分に理解したところで鍵を受けとりました。ロッカーに靴を置いて5階へ。
5階のフロアに出るや、扉がびっしりと並んでいました。自分の部屋に入ると、そこにあったのは秘密基地のような空間でした。
快活CLUBの鍵付き防音個室に近い広さで、それからPCと荷物棚を引き、布団とテレビを足したようなものです。僕のような一人旅の人間には、これぐらいでも十分でした。むしろ、狭い場所が好きゆえに、今後の定宿にしても良いのではないかと思ったぐらいです。冷房があってWi-Fiも使え、おまけに1階にはロビーとキッチンもある。長期滞在に適した設備が用意されていました。
とりあえず荷物を分け、1時間休憩してから再度外に出ます。ここからは徒歩で、離島部行きフェリーが発着する「とまりん」を目指します。雨はいつの間にか止んでいました。これなら傘を差さずに歩けて大助かりです。

▲桟橋から眺めた「とまりん」ターミナルビル
国道58号線に出て20分ほど歩くと、左手に大きなビルが見えてきました。とまりんのターミナルビルです。建物を通って埠頭に出ると、フェリーがいくつも停泊していました。

とまりん横には自衛隊沖縄地本の建物があります。ここで気になるものを見つけました。
自衛隊といえば、各地の地本ごとにマスコットがいるのは知る人ぞ知る話です。ここ沖縄にはヤンバルクイナをモチーフにした、「くくる君」というマスコットが用意されています。たとえイラストでも、ちゃんと収集させてもらいますよ。
知ってる沖縄キャラがピカリャ~だけじゃ、なんか寂しいですからね。

▲沖縄県道43号線距離標

▲沖縄県道43号線ヘキサ

▲大東海運オフィス

▲久米商船「フェリー海邦」

▲とまりんに集う粟国村営「フェリー粟国」、渡嘉敷村営「フェリーとかしき」、座間味村営「フェリーざまみ3」

久米島・渡名喜島、渡嘉敷島、座間味島・阿嘉島、粟国島と、沖縄本島から数時間で行ける航路はもちろん、南北大東島に行く夜行便もあります。一度にたくさん見ることができ、良い収穫になりました。
船撮りしたところで腹が減ってきました。昼食からそれほど経ってないはずですが、腹が減っては戦ができぬということで、ためらわず夕食タイムに入ります。

ちょうど近くにハイウェイ食堂というローカルなレストランがあって、そこにヤギ汁があるそうで。初日のうちに出来ることはやっておきましょう。
まずは券売機で支払いを済ませ、店員に券を渡してあとは待つだけ。店員曰く、フーチバー(ヨモギ)が切れているとのこと。ヨモギは無くても大丈夫なので、このままヤギ汁を持ってきてもらうことにしました。
ヤギ汁は(汁)本体と、ご飯・おろし生姜が付いたセットメニューでした。独特なくさみに好き嫌いが分かれるというヤギ汁。おそるおそる鼻を近づけてみました。

あれ、美味そうな香りがする!
これは全然いけるかもしれない。続いてヤギ肉に手を付けると、身はホロホロ、脂身は角煮のようにブルンブルンしていました。食感は上品でまさに角煮を食べているようです。味自体はマトンに近く、普段からマトンカレーを食べている身からすれば、それほど気になるものではありません。

生姜を入れると旨味が引き立ち、さらに美味しくいただけます。ご飯が止まりません。これは美味すぎる!沖縄で新たな味を知り、大満足のうちに完食しました。
~つづく~
撮影日:2020年6月7日
19年ぶりの沖縄(1)―ピーチアビエーションMM283便に乗る
19年ぶりの沖縄(2)―はじめてのルートビア&ゆいレールに挑戦!
19年ぶりの沖縄(3)―ヤギ汁は本当に臭いのか?
19年ぶりの沖縄(4)―那覇港でゆいレール新車を撮る!
19年ぶりの沖縄(5)―那覇で早朝ラン!フェリー&SLを見に行く
19年ぶりの沖縄(6)―具だくさん!沖縄の味噌汁を食べる
19年ぶりの沖縄(7)―消え去ったケービン糸満駅跡
19年ぶりの沖縄(8)―那覇港でかりゆしウェアを格安購入!
19年ぶりの沖縄(9)―麺じゃなくて丼物!ご当地グルメ「ちゃんぽん」を実食
19年ぶりの沖縄(10)―那覇市内の商店街&スーパーで土産購入!
19年ぶりの沖縄(11=完)―滞在ラストで京急色のゆいレールに遭遇!
なつかしの国際通り

▲県庁前を出発する1110F
相変わらず、車窓はどんよりしていました。これでは3日目まで一度も晴れることはないでしょう。なんたって沖縄は今、梅雨真っ盛りなのですから。悪すぎるタイミングで来てしまったようです。

▲県庁前に到着する1108F

県庁前でモノレールを降りると、目の前には那覇唯一という百貨店「パレットくもじ」が聳えていました。ここから国際通りを歩いて10分の場所に、今回の宿はあります。

▲沖縄県道39号線ヘキサ
雨はまた強まっていました。ここで折り畳み傘を広げ、濡れないように国際通りを進みます。一時、疫病のために多くの店が休業を余儀なくされ、県外からの来訪自粛が叫ばれてきましたが、6月に入ってからは日常を取り戻しつつあります。土産物店はその半数が、シャッターを開け営業再開していました。
このあたりの風景は覚えています。所狭しと土産物店が並び、お菓子、雑貨、泡盛、アロハシャツなど、旅行者が喜びそうな店ばかりです。さらには旅行者向けの居酒屋もあって、ここだけで半日過ごせそうな賑わいがあります。本来ならば・・・。
松尾交差点で右に曲がると、ついに見えてきました。これから2泊する「個室型ホステル 美らキャビン 国際通り店」です。狭いながらも格安で個室に泊ることができ、今回は楽天ポイント利用でしめて2泊3000円で予約できました。
カプセルホテルを個室にしてみた
入ってすぐ左手にフロントがありました。やってきたのは支配人と思しき初老男性。武骨そうにみえるも、説明は丁寧で分かりやすく、十分に理解したところで鍵を受けとりました。ロッカーに靴を置いて5階へ。
5階のフロアに出るや、扉がびっしりと並んでいました。自分の部屋に入ると、そこにあったのは秘密基地のような空間でした。
快活CLUBの鍵付き防音個室に近い広さで、それからPCと荷物棚を引き、布団とテレビを足したようなものです。僕のような一人旅の人間には、これぐらいでも十分でした。むしろ、狭い場所が好きゆえに、今後の定宿にしても良いのではないかと思ったぐらいです。冷房があってWi-Fiも使え、おまけに1階にはロビーとキッチンもある。長期滞在に適した設備が用意されていました。
雨模様のとまりんで
とりあえず荷物を分け、1時間休憩してから再度外に出ます。ここからは徒歩で、離島部行きフェリーが発着する「とまりん」を目指します。雨はいつの間にか止んでいました。これなら傘を差さずに歩けて大助かりです。

▲桟橋から眺めた「とまりん」ターミナルビル
国道58号線に出て20分ほど歩くと、左手に大きなビルが見えてきました。とまりんのターミナルビルです。建物を通って埠頭に出ると、フェリーがいくつも停泊していました。

とまりん横には自衛隊沖縄地本の建物があります。ここで気になるものを見つけました。
自衛隊といえば、各地の地本ごとにマスコットがいるのは知る人ぞ知る話です。ここ沖縄にはヤンバルクイナをモチーフにした、「くくる君」というマスコットが用意されています。たとえイラストでも、ちゃんと収集させてもらいますよ。
知ってる沖縄キャラがピカリャ~だけじゃ、なんか寂しいですからね。

▲沖縄県道43号線距離標

▲沖縄県道43号線ヘキサ

▲大東海運オフィス

▲久米商船「フェリー海邦」

▲とまりんに集う粟国村営「フェリー粟国」、渡嘉敷村営「フェリーとかしき」、座間味村営「フェリーざまみ3」

久米島・渡名喜島、渡嘉敷島、座間味島・阿嘉島、粟国島と、沖縄本島から数時間で行ける航路はもちろん、南北大東島に行く夜行便もあります。一度にたくさん見ることができ、良い収穫になりました。
沖縄のご当地グルメ「ヤギ汁」は本当に臭いのか
船撮りしたところで腹が減ってきました。昼食からそれほど経ってないはずですが、腹が減っては戦ができぬということで、ためらわず夕食タイムに入ります。

ちょうど近くにハイウェイ食堂というローカルなレストランがあって、そこにヤギ汁があるそうで。初日のうちに出来ることはやっておきましょう。
まずは券売機で支払いを済ませ、店員に券を渡してあとは待つだけ。店員曰く、フーチバー(ヨモギ)が切れているとのこと。ヨモギは無くても大丈夫なので、このままヤギ汁を持ってきてもらうことにしました。
ヤギ汁は(汁)本体と、ご飯・おろし生姜が付いたセットメニューでした。独特なくさみに好き嫌いが分かれるというヤギ汁。おそるおそる鼻を近づけてみました。

あれ、美味そうな香りがする!
これは全然いけるかもしれない。続いてヤギ肉に手を付けると、身はホロホロ、脂身は角煮のようにブルンブルンしていました。食感は上品でまさに角煮を食べているようです。味自体はマトンに近く、普段からマトンカレーを食べている身からすれば、それほど気になるものではありません。

生姜を入れると旨味が引き立ち、さらに美味しくいただけます。ご飯が止まりません。これは美味すぎる!沖縄で新たな味を知り、大満足のうちに完食しました。
~つづく~
撮影日:2020年6月7日
シリーズ内記事一覧
19年ぶりの沖縄(1)―ピーチアビエーションMM283便に乗る
19年ぶりの沖縄(2)―はじめてのルートビア&ゆいレールに挑戦!
19年ぶりの沖縄(3)―ヤギ汁は本当に臭いのか?
19年ぶりの沖縄(4)―那覇港でゆいレール新車を撮る!
19年ぶりの沖縄(5)―那覇で早朝ラン!フェリー&SLを見に行く
19年ぶりの沖縄(6)―具だくさん!沖縄の味噌汁を食べる
19年ぶりの沖縄(7)―消え去ったケービン糸満駅跡
19年ぶりの沖縄(8)―那覇港でかりゆしウェアを格安購入!
19年ぶりの沖縄(9)―麺じゃなくて丼物!ご当地グルメ「ちゃんぽん」を実食
19年ぶりの沖縄(10)―那覇市内の商店街&スーパーで土産購入!
19年ぶりの沖縄(11=完)―滞在ラストで京急色のゆいレールに遭遇!
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