【旅行記】Go To 夏旅2020 5日目(1)―花輪線でのんびり旅

5日目は岩手県盛岡市から始まります。この日は花輪線を経由して大館に出てから、青森方面を目指す予定です。ルートがうまく繋がれば、そのまま津軽線に乗って三厩に行きますよ。

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▲開運橋を渡る

早朝6時に起床、同20分をめどにチェックアウトしました。ホテルを出ると、空は灰色に染まっています。どうやら本州の北側では、いまだ梅雨明けしていないようです。薄暗くて蒸し暑い、朝の盛岡を歩いて移動します。

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▲雲に覆われた北上川

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▲盛岡駅に到着!

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▲花輪線に乗るならIGR乗り場へ

盛岡から花輪線に入る場合、いったんIGRいわて銀河鉄道を経由する必要があります。長野から飯山線に入るときと同じパターンで、経営分離された区間を挟む特殊なケースです。好摩までの切符を買い、JRとは異なる改札を抜けてホームに向かいます。

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▲三セク化された盛岡~好摩を経由して、花輪線へ

ホームに上がると、八戸行きと大館行きが停車しています。どうやら八戸行きが先に出発するみたいですよ。今つぶしにホームを歩いていると、自販機に目が行きました。なるほど、IGRのマスコット「ぎんがくん」「きらりちゃん」がデザインされていますね。

この界隈だと、青い森鉄道の「モーリー」がかなり有名ですが、IGRもちゃんとマスコットを持っています。

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▲ぎんがくん「岩手県の顔、奪います」 そばっち「だが断る」

それでいて、IGRはマスコット活用にも力を注いでいるのが分かります。たしか、「ゆるキャラ®グランプリ」は2020年が最後なんですってね。最後の最後まで上位を狙うべく、今年もぎんがくんは頑張っています。





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▲IGR7000系4521Mで好摩へ

すっかり忘れていました。今回は素泊まりということで、朝食は移動中に調達予定でいます。盛岡駅で買うつもりが、忘れてそのまま改札を抜けてきました。

また戻るのは面倒だし、列車の時間は近づいているし・・・そうだ!八戸行きで好摩に先回りしましょう。たしか、好摩駅前にはデイリーヤマザキの店があったはず。よし、完璧じゃないですか。6時41分、盛岡駅を出発。

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▲好摩で乗り継ぎ予定のキハ110系大館行き1925D

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▲IGRいわて銀河鉄道に経営分離された区間を進む

列車はIGRいわて銀河鉄道に経営分離された区間を、高速で駆け抜けていきます。「はつかり」や「北斗星」が通過した区間も、今となっては一ローカル線にすぎません。立派な複線電化が勿体ないと思いつつ、石川啄木の故郷・渋民を通りすぎます。

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▲岩手県道129号(好摩停車場線)ヘキサ

東北の距離感は未だによく分からないものです。およそ20分かけて7時4分、好摩駅に到着しました。ここで18分の接続時間があります。この時間をうまく活用して、食料調達といきますよ。駅前通りを歩いてデイリーヤマザキへ。

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▲好摩駅前のデイリーヤマザキで朝食調達

デイリーヤマザキでサンドイッチとお茶を買い、再び好摩駅に戻ります。ついでに駅周辺の様子もいくつかスナップしました。

石川啄木の故郷らしく、駅前には歌碑が鎮座していました。駅舎の「こうま」表記は、啄木の筆跡をトレースしたものだそうです。ちなみに渋民駅は、啄木の死から35年以上もあとに開業しました。啄木にとって、好摩駅はまさに故郷最寄り駅だったのです。

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▲好摩駅で花輪線大館行きを待つ

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▲大更駅で列車交換

盛岡で見た1925Dに乗り換え、好摩からJR花輪線に入ります。この路線は本数が少なく、この1925D(盛岡6:41発)を逃すと、次は6時間後の1929D(盛岡12:37発)までありません。花輪線を通るには、どうしても早起きしなければならなかったのです。

列車は大更駅で最初の交換待ちを行うため、数分間の停車に入りました。周囲は小高い山に囲まれていますが、住宅地も適度にあります。この周辺では、どうやらバスが都市間輸送の主力を担っているようです。

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▲大更駅に停車中

花輪線自体は通学輸送でなんとか需要を保っているようですが、いずれ札沼線のように「使命を終えた」状況に陥る可能性も否定できません。あわれ、東北のローカル線はどこも苦境に立たされているようです。

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▲安比高原駅に停車

大更を過ぎるとさらに山深くなり、やがて峠に入っていきます。速度は落ち、エンジン音が唸り続けます。この区間こそ、かつて「8620三重連」で知られた龍ヶ森の峠越えです。SLマニアがカメラの砲列を築いた峠も、今ではひっそりと静まり返っています。

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▲扇形機関庫が残る荒屋新町駅に停車

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▲岩手県北の渓谷沿いを進む

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▲八幡平駅に停車

やがて米代川流域に入ると、徐々に視界が開けてきました。渓谷がちの風景は水田地帯へと変わり、鹿角盆地こと花輪盆地に入っていきます。

こうして水田を見ると、東北はどこにもジャンボタニシがいないんですよ。かりに侵入したとしても、冬の氷点下で全滅してしまうのでしょう。醜い卵塊がないだけ羨ましいです。

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▲花輪盆地を進む

途中、鹿角花輪駅に7分停車するというので、ホームに出てさっと駅の様子をスナップしました。そういえば昔、ここから急行「よねしろ」が秋田まで走っていたのを覚えています。花輪線内は各駅停車になる、定期急行の最末期を代表する列車でした。

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▲十和田南駅に到着!方向転換してラストスパートをかける

9時14分、列車はスイッチバック駅の十和田南に到着。ここで方向転換のため、5分停車します。ここで進行方向が変われば、花輪線の旅はいよいよラストスパートに入ります。さあいざ大館へ!

旅のお供:とち介&そばっち
~つづく~

撮影日:2020年8月4日
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