【旅行記】Go To 夏旅2020 12日目(2)―京都鉄道博物館に行ってみた

大覚寺を出たバスは、観光客でにぎわう嵐山の中心に入りました。

インバウンドが途絶えて数か月たち、観光客の姿は徐々に戻りつつあります。「Go Toキャンペーン」がはじまってから、本当にここまで回復するとは思っていませんでした。歩道は人の川と化し、道路は車でごった返しています。

外国人が来ていた頃は、もっと混雑していたでしょう。今後インバウンドが回復した際に、オーバーツーリズムをどう回避していくか。それが日本各地の観光地に課された課題だと思います。

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▲観光客が回復した嵐山

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▲バスで京都駅に到着!

渋滞でバスは思ったように進まず、京都駅には14時半に到着しました。もう腹ペコです。何でもよいので早く胃袋に入れておきたい・・・。

さっそくエキチカに入ると、一軒のラーメン屋に行きつきました。辛いものが食べたくなり、目に入った麻婆麺を注文。メニュー表を見ると、ここはどうやら味噌系ラーメンのようです。

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▲昼食は京都駅で麻婆麺

注文すると「少し時間がかかる」と言われました。

15分ほど待ったでしょうか。疲れてぼんやりしていると、麻婆麺が到着しました。味噌ラーメンの上に、固めの麻婆豆腐餡が載っています。辛さはそれほど強くなく、むせることなく完食しました。

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▲嵯峨野線で梅小路京都西へ

遅めの昼食後、梅小路にある京都鉄道博物館に向かいます。これまで駅から遠くて不便でしたが、近くに梅小路京都西駅が開業したことで、一気に利便性が増しました。

今回は閲覧スペースで、樺太に関する鉄道資料を収集するのがメインです。ついでにマスコット「ウメテツくん」の情報を収集できたらカンペキ。

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▲京都市民憩いの場・梅小路公園

梅小路京都西駅を出ると、目の前には梅小路公園が広がっていました。

思ったほど人はおらず、社会的情勢を感じながら周囲を見渡すと、京都市電が一両鎮座しているではありませんか。その正体は2000形のトップナンバー2001号でした。製造された6両のうち、残る5両は伊予鉄道で今も活躍しています。

2000形はその使いづらさから、京都市電全廃前に淘汰されましたが、今も全車両が健在という幸運な電車です。

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▲梅小路公園前に保存されている京都市電2000形(2001号)

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▲京都鉄道博物館に到着!

開業から数年が経過しましたが、ようやく京都鉄道博物館を訪れることができました。事前予約なしでも入場可です。それではさっそく、資料閲覧室まで行ってみることに。

電車の横では子供たちが走り回っています。自分にもこういう時期があったのを思い出して、ふと感傷的になりました。「はたして今の自分は幸せか」と考えながら、薄暗い廊下を進みます。地面のカーペットが音を吸い、何も聞こえてきません。自分の世界に入ってしまいそうです。

資料閲覧室の入口までやってきました。ここでふと、一月前に国土地理院での悪夢を思い出していました。社会的情勢の影響で、こういった資料閲覧室は事前予約が必要になっているのです。嫌な予感は的中しました。

旅の疲れもあってか、諦めが早くなってきました。こういう時は疲れがすべてに勝り、写真もあまり撮らなくなってしまいがちです。でもそれじゃダメ!旅のフィナーレをよい形で終わらせることが、今の僕には必要だと思いました。

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▲筑豊ゆかりのカマD50-140号機

こういう時は癒しが何よりも肝心です。ふと「ウメテツくん」のイラストを見ると、頭のピョコーンとした毛に癒されるわけですよ。同じツバメベースでも、つば九郎とはまた違った可愛さがあります。

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▲C51-239号機
鹿児島のC51-85号機もキレイにしてほしい・・・


梅小路といえばココを外すわけにはいきません。京都鉄道博物館のルーツにあたる、梅小路機関区の扇形庫です。ここには国宝級の蒸気機関車がズラリと並んでいます。

ここにしか残っていない形式もあるので、レイルファンなら一生のうちに必ず行くべき場所だと思っています。

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▲貴重なSLがズラリと並んだ京都鉄道博物館

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▲彰化扇形庫に行きたい・・・

車庫の前に立ってふと思い浮かべたのは、いうまでもなく台湾の彰化扇形庫でした。

今は世界中のあらゆる国が鎖国状態を敷き、感染症に対してパニック状態を起こしています。この流れがいつまで続くかはわかりませんが、落ち着けば真っ先に台湾に行きたいです。

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▲筑豊でも走っていた50系客車レッドトレイン


▲EF58-150「イゴマル」と一枚

最後にミュージアムショップのある旧二条駅舎に向かうと、入場制限がかかっていました。ミュージアムショップに入るには、20分ほど待つ必要があるとのこと。整理券を受け取り、もう一度館内を散策することに。

ここでふとEF58の存在を思い出しました。つい20年前まで、旧型電機のEF58が大量に稼働していたことを、忘れるはずがありません。JR西日本は「イゴマル」ことEF58-150号機を、最後まで保有していました。現在は一般塗装となり、博物館の一角に保存されています。

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▲第一線から退いたC56-160号機は「SLスチーム号」として活躍中

「SLびわこ号」を中心に稼働していたC56-160号機は、少し前に第一線から退き、終の棲家となる梅小路に帰ってきました。現在も動態保存されており、この日は「SLスチーム号」の牽引機として使われていました。

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▲小樽築港の古豪こと9633号機

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▲8630号機は整備中

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▲義経号とSLやまぐち号で使用中のD51-200号機

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▲C62-2号機は側線に停車中

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▲国宝級の旧型客車がズラリと並ぶ

客車の存在も無視できません。ここには20系の数少ない保存車もあるほか、旧型客車の食堂車・寝台車も置かれています。いずれも大阪の弁天町にあった交通科学博物館から移設されたものです。

SLにばかり注目が集まりがちですが、「牽引される方」にも大きな歴史的価値があります。

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▲旧二条駅舎は京都鉄道博物館ミュージアムショップとして活用中

整理券を受け取ってから20分後、ようやくミュージアムショップに入ることができました。中は来場者でごった返しており、どうりで入場制限がかかるわけだと納得しながら、ウメテツくんを探しました。

品ぞろえはかなり良く、さすがは日本屈指の鉄道博物館だと思います。ウメテツくん関連も多く、旅のお供最後の一体に決めました。

ついに京都を離れ、フェリーが待つ大阪南港に向かいます。時刻は16時。乗船予定の船は19時50分に出港するので、19時までには乗船したいところです。京都駅で荷物を受け取り、やってきた新快速に乗りました。

~最終回につづく~
旅のお供:うながっぱ&ウメテツくん

撮影日:2020年8月11日
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