【旅行記】続・Go To 夏旅2020 4日目(3)―こんぴらさんの道は険しかった

4日目のクライマックスを飾るべく、こんぴらさんこと金刀比羅宮の麓にやってきました。時刻はすでに15時を過ぎており、少し急がないと日没を迎えてしまいそうです。

じつはすでにホテルを予約していて、チェックイン時間を18時半と決めています。1時間で往復できるか分かりませんが、極力早いうちに社殿まで行きたいと思います。

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▲琴電琴平駅からいざ、こんぴらさんへ!

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▲金刀比羅宮北神苑

琴電琴平駅を出て川を渡ると、土産物店が密集するエリアに入りました。琴平名物といえば石段やの「灸まん」です。街中を歩くと、至る所に灸まんの特徴的な看板が並んでいました。

しばらく進むと、やがて表参道に合流。ここからは参道をひたすら進んでいきます。最初のうちは平坦な道でしたが、すぐに石段が始まりました。

両脇には土産物店が軒を連ね、オーソドックスな昭和の土産物店はもちろんのこと、パワーストーンを扱う店のように、若者受けのする店も少なくありません。それでも雰囲気はまさに「昭和の観光地」で、自分の親世代が子供時代に見たであろう風景が、そのまま残っていました。

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▲金刀比羅宮参道にズラリと並んだ土産物店

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▲金刀比羅宮の参道から麓を見下ろす

石段を進むにつれ、あれだけ密集していた土産物店は減っていき、徐々に神社参道らしい雰囲気に変わってきました。すでに遅い時間帯ですが、参拝者の姿は多く、調子に乗って何人もごぼう抜きしました。まだまだ若いですね。

神門をくぐると一気に雰囲気が変わり、社殿が近いことを予感しました。ところが、予想とは裏腹に道は険しくなるばかりで、なかなか頂上にたどり着きません。

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▲長い石段を上り詰めた先には・・・

額に汗が滲んできました。ミンミンゼミの合唱が響き、頭の中で共鳴しています。いつになったら頂上にたどり着くのでしょうか。

こんな場所でも頑張って歩く人が多いのは、それだけこんぴらさんが崇敬を集めている証拠。小さな子供を連れたお父さんも、ぐずる息子を背負い頑張っています。

参道に入ってからちょうど20分。ついに頂上の社殿が見えてきました。達成感が半端ないです!こんぴらさんに登頂したばーい!!

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▲立派な金刀比羅宮の社殿

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▲金刀比羅宮からの眺めは格別!
遠くに讃岐富士こと飯野山が見える


社殿横に展望台があるので、見に行ってみることに。そこからの眺めが格別でした。広々とした讃岐平野が絨毯のように広がり、奥には讃岐富士こと飯野山だって見えます。

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▲2700系アンパンマン列車がゆく土讃線

やがて、麓から轟音が聞こえてきました。この音は間違いない、ディーゼル特急のエンジン音です。音のする方向を探してカメラを向けると、岡山行きの特急「南風」が迫ってきました。

しかもよく見ると、「赤いアンパンマン列車」ではありませんか!車両はおそらく2701+2751+2803でしょう。ここで珍しい列車まで見られるとはラッキーでした。これもこんぴらさんの力でしょうか。

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▲琴平からの帰り道はもと京急700形の1200形!
残念ながら東洋モーターの編成だった・・・


再び元来た道を戻り、琴電琴平駅には16時半に到着。改札が始まるまでしばらく駅舎で休憩して、16時43分に琴平を離れました。

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▲琴電1200形の車内

これから瓦町に向かい、余った時間を活用して志度線にも乗ってみます。この路線は他の2路線とは線路がつながっておらず、少し前まで戦前製のボロ電車が走っていたことで有名な路線です。

今となっては名古屋市交通局からの譲渡車ばかりですが、それでも貴重な車両が走っていたことには変わりなく、雰囲気を愉しむべく乗ることに。

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▲瓦町駅で途中下車
長尾線のもと名交車が停車中


ターミナルの瓦町で列車を降り、いったん改札前のコンビニで飲み物を購入。それから長い通路を抜けて、孤立した志度線のホームに移動します。

志度行きの電車はすでに停車中でした。今回は時間の関係上、潟元で折り返します。利用者はかなり多く、小さな車内はあっという間に人で埋め尽くされました。苦境に立たされているローカル私鉄とはいえ、まだまだ頑張っています。

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▲レールが分断された志度線へ

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▲潟元駅で折り返し

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▲瓦町駅に停車中の「黄電フェイス」700形

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▲志度線乗り場と琴平線・長尾線乗り場は、長い通路で隔てられている

瓦町で琴平線に乗り換え、やってきた長尾発の電車で一駅移動して片原町へ。これにて4日目の移動は完了しました。これから近くにあるホテル「サキカ」を目指します。

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▲片原町で4日目の移動は終了!ホテル「サキカ」に向かう

線路沿いの路地を進むと、やがて今晩の宿「サキカ」が見えてきました。それにしても、妙に静かなのが気になります。その謎はすぐに解けました。

チェックインしようとフロントに行くも、真っ暗で誰もいません。卓上の掲示に目を通すと、チェックインは系列の「みまつ」で行っていることが分かりました。

歩いて1分の場所にある「みまつ」で鍵を受け取り、サキカに戻って自室を探します。エレベータに乗って上階に出ると、古くて殺風景な廊下が広がっていました。若干心配になるも、部屋に入ると不安は吹き飛びました。

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▲サキカ室内は古いながらも広々としている

ドアを開けてビックリ!一人で使っていいのかと思うぐらいに、部屋が広いのです。手前にはベッドが2つ、奥には10畳分の和室まであります。

たしかに設備は古いですが、一晩過ごす分には何の問題もありません。「みまつ」の温泉浴場を利用することもでき、3000円台でプチ贅沢ができました。

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▲手前側にベッド、奥に和室を備えた和洋折衷の部屋だ

荷物を置いたところで、夕食に行きます。この近くによるしか営業しないうどん店「えん家」があると知り、早速行ってみることに。今回はかま玉うどんを注文しました。

昼と夜でしっかり讃岐うどんを満喫したところで、「みまつ」の温泉に浸かり、10時をめどに就寝。

さて、5日目はついに四国を出て本州に戻ります。紀勢線完乗を念頭に置いて、4時半起床を考えていましたが、朝風呂に入りたいですし、プランを変えて7時起床で決着を付けました。旅は自分との戦いでもあります。打ち勝つこともあれば、妥協することもある、と。

~つづく~

撮影日:2020年8月24日
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