マリックスラインで行く沖縄・南九州の旅を終えて

長旅から戻ってきました。わずか1週間で福岡が冷え込んだことに、驚きを隠せないwraです。

今回は週末限定で使用できるJR九州の企画乗車券「みんなの九州きっぷ(全九州版)」を使い、週末の九州を舞台に旅する予定でした。ここでふと、妙案を思いつきました。

どうせ鹿児島に行くなら奄美・沖縄航路にも乗っておきたいよね、と。

長年、鹿児島から奄美群島を経由して沖縄に向かう、フェリー航路が気になっていました。今の自分なら1泊2日以上の日程ができると、飛行機フェリーのスケジュールを調べてみました。

当初はまず沖縄に移動して、那覇に2泊する予定でしたが、それだと飛行機代が高すぎる。ならばと、3泊を前提に調べてみると、ソラシドエアのチケットが残っていました。ソラシドといえば、つい数か月前に福岡~那覇線が就航したばかりです。これにて全行程が決まり、すぐに福岡を発ちました。

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▲見て乗って撮って!3度楽しめる沖縄ゆいレール

今回は簡単な報告にとどめます。初日は那覇到着後、かりゆしウェアを1着だけ購入してから、てだこ浦西まで往復しました。宿泊地は国際通りのゲストハウス、ロハスヴィラです。部屋は「サンライズソロ」なみに狭いものの、1泊1200円程度で宿泊できました。

2日目はレンタサイクルを活用して、うるま市の海中道路まで行きました。小型で坂に強く、おまけに速度の出るミニベロを使います。

はじめは快晴だったものの、海中道路に着いたところで雨に急襲されました。なんとか雨雲をかいくぐり、那覇帰還を試みましたが、途中でまたしても雨に降られ、おまけに側溝でスリップして左腕が血まみれになりました。

なんとか時間内に返却できましたが、やはりミニベロでの海中道路は無謀でした。疲れた体にエネルギーを注入すべく、安里駅前のヤギ料理店で精を付け、翌日に備えました。

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▲ケラマブルーが最高!渡嘉敷島の阿波連ビーチにて
見た目はイカツイけど、ここに来た人は心穏やかだ


3日目はフェリーで渡嘉敷島の阿波連ビーチに向かいます。バスを降りてビーチに進むと、そこに広がっていたのは青と白が織りなすケラマブルーでした。写真では絶対に再現できない絶景が、そこには広がっていました。

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▲「フェリーとかしき」から飛行機が撮れる!なんたって那覇空港の横を通るのだから

渡嘉敷島から戻って、夕食はとまりん横の軽食店ルビーで「Cランチ」をいただきました。沖縄らしさを思う存分に体感して、ついに九州へと戻る時間が訪れました。自転車で負傷してしまいましたが、それ以外では特にひどい目に合うわけでもなく、逆に楽しいことばかりでした。それと、やっぱり沖縄には鉄道が必要ですよ・・・。

ちなみに沖縄最後の夜、横の部屋からカップルのアンアンが聞こえてきたのは内緒(笑)

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▲所要時間は怒涛の25時間!
マリックスライン「クイーンコーラルプラス」で那覇から鹿児島へ


4日目は4時半に起床して、早朝から営業しているという「丸江弁当」で朝食を買い、7時発のマリックスライン「クイーンコーラルプラス」に乗りました。梅味のポーたま、ンマーイ!(藤子Ⓐ先生の漫画風に)

ここからは丸々1日かけて、フェリーで南西諸島を北上していきます。かなりの長旅でしたが、見どころがあまりにも多すぎて、退屈になる暇さえありませんでした。やはり外洋航路なだけはあって、船はどんぶらこ状態でしたから、トランポリンに乗ったような気分でした。船を降りて2日たつ今も、この感覚は残っています。

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▲丸々1日船に缶詰め・・・それでも見飽きないし暇にならない
自分は鉄道マニアじゃなくてフェリーマニアかもしれないと思うこの頃


楽しい船旅はあっという間に終わり、5日目からはついに鉄道旅が始まります。当初はいぶたま乗車後、海幸山幸に乗る予定でしたが、指定券の関係で急遽予定を変更。この日は海幸山幸だけに乗りました。

最後の2日間、僕はとても悲しい経験をしました。まずは一つ目から。南郷発の海幸山幸に乗っているとき、息苦しくなってマスクを顎まで下ろしていました。すると、『ちびまる子ちゃん』のみぎわさんソックリなおばさんから、「あなた、ちゃんとマスクをしてくださる?」と文句を言われました

無視すべき案件でしたが、「これがコロナ脳ってやつか」と興味を持ったのが最後。なぜマスクにこだわるのか話を聞いてみました。するとこのおばさん、言っていることが段々と支離滅裂になって、果てには詭弁を垂れ流しだしました。

ついには自分を「私は市民ですっ(キリッ)」と言い出したところで、すべてを察しておばさんから逃げました。僕らのせいで旅情が台無しになるでしょうし、乗務員や乗客の皆さんに迷惑はかけられないですからね。

僕が沖縄で左半身を怪我したのは、これと何らかの因果関係があるのかな・・・と思いつつ、乗務員がいる最後尾のベンチに退避しました。

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▲コロナおばさんのおかげで一期一会に出会えた「海幸山幸」
旅好きのみなさんありがとう!とても楽しかったばい。
(掲載許可取得済み)


そこで待っていたのは、虫を払いのけようとする人たちでした。はやくコロナおばさんを忘れようと、虫退治に加勢したのがきっかけで、それから一期一会につながりました。男性の方が2人、それから女性2人組の、5人で旅人らしい話に花を咲かせました。もしこの一期一会がなければ、僕の旅は悲惨になっていたでしょう。

最後に全員で記念撮影をして、コロナおばさんを避けつつ宮崎駅に降り立ちました。おばさんには今でも腹立ちますが、そのおかげで一期一会ができました。持ち前の悪運がめぐりに巡った結果だと思っています。心穏やかにほっこりして宮崎に到着。

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▲通称いぶたまにも乗ってきた(写真はキハ200系)

宮崎でおぐらのチキン南蛮を食べてから、鹿児島に戻りました。今回泊まった「ホテルユニオン」がこれまた良い宿で、部屋は広いし漫画本もあるし、それに朝食がメチャクチャ美味しくて、良い思い出になりました。『あしたのジョー』を読み漁り、深夜1時まで起きていたのは内緒(笑)

最終日の6日目はまず、指宿まで行ってから「指宿のたまて箱」で鹿児島に戻りました。かなりの人気列車らしく、便によっては前日のうちに満席となることもあります。それから40分ほど鹿児島の街を歩き、最後にお土産を買って鹿児島を離れました。

鹿児島中央駅で薩摩川内市の「西郷つん」グッズが入手できるのは嬉しいですね。

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▲「A列車で行こう」で三角線往復

一旦熊本で降りて、「A列車で行こう」で三角線を往復しました。ここで二つ目となる悲しい経験をしました。三角からの帰り、車内で突然「モノノフ」のおじさんにケンカ腰で絡まれました

荷物の置き方が良くないと言いますが、僕は邪魔にならないよう、気を遣って荷物を置いているわけでして、何の落ち度もありません。それなのに、どうしてケンカ腰で詰め寄られねばならないのでしょうか。

その理由ははっきりとわかりました。僕に席をどいてほしかったのです。相手が一人で優しそうだからと、言いやすかったのでしょう。このおじさんの顔すらも見たくないので、結局三角から熊本まで、最後尾のデッキで黄昏を見ながら過ごしました。

最後は新幹線で博多まで上りましたが、まだ時間があります。切符を最後まで活用すべく、ソニックで行橋まで行ってから、にちりんシーガイアで折尾へ。ダメ押しに若松線を往復してから、家路につきました。


かなり中身の濃い旅になりましたし、久々に旅先で嫌な思いをしました。旅行者同士の不毛な争いほど、醜いものはありません。やはり、不特定多数が乗る観光列車は油断できないなと思いつつも、また一期一会を求め、この切符で九州を一周することになりそうです。
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