【旅行記】マリックスラインで行く沖縄・九州の旅 2日目―ミニベロで海中道路に行ってみた

沖縄滞在2日目は、レンタサイクルを活用して本島中部を散策しました。

今回、僕が利用したのは、安里駅から歩いて10分の場所にある「琉Qレンタサイクル」のミニベロです。前日までの予約が必須ですが、1000円という安さでミニベロをレンタルできます。

IMG_2812.jpg
▲朝の那覇明治橋

IMG_2813.jpg
▲壷川駅を出発するゆいレール1000形(1101F)

IMG_2821.jpg
▲安里駅前にあるヤギ料理店「二十番」
前々から気になっている店の一つだ


8時をめどに起床して、美栄橋駅からゆいレールで安里駅へ。そのまま朝食をとることなく、店舗には開店直後の9時過ぎに到着しました。看板等の目立つ標識がないため、気を付けないと見過ごしてしまいそうです。

なんとか店舗を見つけ、中で作業中のマスターに声をかけると、すぐに僕だと分かってもらえました。店頭には赤いミニベロが並び、店の奥ではクロスバイクが「出動」を待っています。さっそくチェーンキーの使い方を教えてもらい出発です!

IMG_2822.jpg
▲ミニベロを借りていざ出発!

まずはマリックスラインの乗船券を予約すべく、那覇港に向かいます。ひとまず国道58号線に出ましょう!

沖縄本島は全体的に起伏が多く、那覇市内も坂道に満ち溢れています。途中、いくつかの坂道を通り抜けて、10分ほどかけてR58に合流しました。

これからのロングライドに備え、ひとまず朝食をとコンビニでおにぎりを買い、簡単な朝食にします。それから那覇港に入り、無事「クイーンコーラルプラス」の二等乗船券を予約しました。カード決済も可能です。

IMG_2828.jpg
▲波之上宮

乗船券も確保したことですし、今後のプランはすべて繋がりました。これで心配なくサイクリングできます。

これから波之上宮に立ち寄り、それから国道58号線を北上して、普天間基地のある宜野湾市に向かいます。天気は青々とした快晴で、雨が降る気配はありません。しかし、この油断が誤算だったことに気づくのは、まだ数時間先のことです。

IMG_2837.jpg
▲A&Wで40分の休憩!ルートビアとカーリーフライで栄養補給

順調に進むのは良いですが、さすがに暑さには我慢できず、R58沿いのA&Wで小休止をとることに。飲み放題のルートビアと名物カーリーフライで、メリケンパワーとエネルギーを注入します。

揚げたてのカーリーフライに舌鼓を打ち、今後の予定を考えながら涼んでいると、いつの間にか40分も過ごしていました。おっといけない!長居しては今後の予定に響いてしまいます。

IMG_2839.jpg
▲喜友名泉(チュンナーガー)の水場

さらに進むと、キャンプ瑞慶覧の最南部が見えてきました。ここでR58から離れて、R330に合流して沖縄市方面に向かいます。目指すはうるま市の海中道路!

IMG_2840.jpg
▲米軍から返還され再開発中の旧西普天間住宅地区

内陸部に入ると急坂が待っていました。あえて今回のルートをとったのは、米軍から返還された旧西普天間住宅地区がどうなっているか、その様子を見るためでした。急坂を上り詰めると、左手に土肌が見えてきました。これぞまさしく、旧西普天間住宅地区です。

現在、同地区では区画整理が行われており、重機が整地作業を行っていました。今後、このエリアはどのように変わるでしょうか。予定通りに行けば、近隣にあるインダストリアル・コリドー地区も返還される見込みです。鉄道建設と併せて、跡地活用が気になります。

IMG_2848.jpg
▲普天間宮

とにかくキツイ坂を上り詰めると、普天間地区に到着です。ちょうど米軍普天間基地の北端部にあたり、一帯は宜野湾市の中心市街地になっています。ここで再び小休止をかねて、普天間宮を散策しました。

IMG_2850.jpg
▲イオンモールライカムが見えてきた!

IMG_2851.jpg
▲「北のぺーちん」「中のゆくりん」「城のまーい」
北中城村のマスコットなんだそう


普天間からR330に合流して、イオンモールライカムが見えてきたら右折。海沿いに続く下り坂をひたすら進み、沖縄市の港湾地帯に出てきました。ここまで来たら、海中道路まであと少し!・・・と言いたいところですが、意外と沖縄本島は広いもので、まだまだ先でした。

うるま市に入って針路を東に変え、勝連半島を進んでいきます。あとは平坦な道のりを海中道路へと思った矢先、またしても急坂が待ち構えていました。どうやらその頂上に、かの有名な勝連城があるようです。今回は先に海中道路に行ってから、後ほど勝連城に立ち寄ってみようと思います。

IMG_2852.jpg
▲海中道路手前でキングタコスの店舗を発見!
よし、ここで昼食を買おう


勝連城を過ぎると、あとは海中道路まで下り坂が続きます。この辺りで昼食タイムをとることに。

ちょうど近くに、元祖タコライスでおなじみ「キングタコス」の支店があるそうです。沖縄らしさを感じようと、さっそくタコライスをテイクアウトしました。

IMG_2854.jpg
▲キングタコスでタコライスチーズを購入!
意外と量が多くてびっくりした


そしてついに、目的地の海中道路に到着!目の前に広がっていたのは青々とした海、まっすぐ続く道路、そして美しい島々でした。

この絶景を見ながら、てんこ盛りのタコライスをいただきます。ケイジャン風の味付けがたまらない!そして量も沢山入っていて、十分にお腹いっぱいになれます。

IMG_2860.jpg
▲雨が降りそうな海中道路で一枚

タコライスを平らげようとしたその時、一粒の雨が落ちてきました。見上げると、石川方面が雨雲に覆われているではないか!雨雲はたちまち頭上にかかり、ついに小雨が降り出しました。近くに屋根はなく、とりあえず樹の下で雨を凌ぎます。

IMG_2861.jpg
▲大雨が降る海中道路で

雨が少し落ち着いたところで、海中道路を進んでいきます。すでに自転車を借りてから4時間が経ち、返却期限の18時まで5時間を切っていました。残り時間を考えると、平安座島に入ってすぐ折り返した方が良さそうです。

予定通り、平安座島に入ったところですぐ転回して、元来た道を戻ることに。ところが、海中道路の途中で雨脚が強まってきました。休憩をかねてパーキングエリアに入り、東屋でひとまず雨をやり過ごします。

これからの距離を考えると、ここで「翼を授けて」もらった方が良さそうです。自販機を見ると、思ったものはありませんが、代わりにモンスターエナジーを買いました。結局、雨が止むまで40分かかり、タイムロスを背負った状態で那覇に戻ります。

IMG_2865.jpg
▲勝連城が見えてきた!

これでは勝連城もすっ飛ばした方が良さそうです。麓からグスクを眺めるにとどめ、再び元来た道を戻ります。

IMG_2863.jpg
▲勝連城の模型

沖縄市でR329に入ると、またしても雨が降り出してきました。残り時間を考えると、もう止まることはできません。どんなに降ろうが、意地でも進み続けます。

IMG_2864.jpg
▲勝連城の顔出しパネル

ああ・・・また坂道です。

道路は片側2車線と広いものの、路側帯に余裕はなく、大型トラックが次々に追い越していきます。おまけに段差を過ぎるたびに、タイヤが滑ってスリップしかけるなど、路面状況は最悪!いったい何度、転倒しかけたでしょうか。

北中城村に入ったところで、ついに悲劇は訪れました。

ダンプカーを回避しようと斜めに傾けた瞬間、乗り上げた側溝でまたしてもスリップ。今度は回避することもできず、自転車から放りだされました。左腕がアスファルトに食い込み、鈍い痛みを感じます。

 「タブレットは!それと機材は・・・」

激しい転倒でしたが、幸いにも自転車・タブレット端末・カメラ・動画機材ともに無事でした。安堵したのもつかの間、痛む左腕を覗くと、血みどろになっていました。これでは怪我の度合いがイマイチ分かりません。

気を取り直して進むと、すぐにローソンが見えてきました。迷わず洗面所で腕を洗うと、傷口が思った以上に小さく、安堵しつつもテンションがた落ちで、ふらふらと店を出ました。

この時点でタイムリミットまで1時間半!なんとか着けそうですが、かなり頑張らないといけません。もう怪我の痛みなんか気にしてらんねー!

IMG_2866.jpg
▲沖縄県営鉄道与那原駅を再現した施設「軽便与那原駅舎」

そんな中でも、ちゃんと道草喰うのが僕の旅。次なる目的地、軽便与那原駅舎が見えてきた頃、すでに雨は止んでいました。さっと写真を撮り、残り30分で那覇に戻ります。急げや急げ!

南風原町に入った頃、とある交差点で信号待ちに遭いました。すぐ右隣から何やら視線を感じます。そろそろ信号が変わろうかという頃、視線が本物だったことに気づきました。

 「可愛い帽子やねぇ-!」

声の主はコンパクトカーに乗ったおばちゃんでした。

 「あぁ、この帽子ですか?」

どうやら僕が被っていた、ダイエー初期(ガッチャマン時代)のキャップに目がいったようです。まあ確かに、この帽子をかぶっている人なんて、Paypayドームでしか見たことがありませんし、目につきやすいですよね。

 「これはホークスのですよ!ダイエーが福岡に来た頃のガッチャマンですよ(笑)」

 「ああソフトバンク!?このデザイン可愛いよねー!」

僕自身、このデザインはかなりダサイと思っていますし、だからこそ目立つかなと、最近よく被っています。ダサイという無言の圧力を感じることは多いですが、可愛いという評価を聞いたのは初です。

加えてこのおばちゃん、どうやら嘉弥真新也投手のファンらしく、「応援頼んだよー」と伝え去っていきました。さすがは地元だけあって、認知度も人気も抜群のようです。

時計を見ると、18時45分を過ぎています。これはちょっとヤバイ!

これから国場交差点を右に曲がり、真和志地区を縦断してラストスパートをかけます。もし上り坂が連続すれば、それだけ到着が遅れるでしょうし、逆に下り坂が多ければ間に合うかもしれません。間に合わないと判断したら、国場で店舗に連絡するつもりでしたが、もう行っちゃいます!

さいわい上り坂は最初だけで、最後はもっぱら下り坂でした。こうして17時55分、なんとか店舗に到着。マスターからは雨に遭ったかどうか心配されました。どうやら、那覇周辺でも激しい雨が降ったらしく、水たまりが所々に残っています。左腕を止血しようと、最後にティッシュを拝借してから店を出ました。

IMG_2869.jpg
▲山羊料理美咲でヤギ肉を食べる

あまりに無謀なロングライドをしたせいか、筋肉という筋肉がパンパンに膨れ上がっていました。こういう時は贅沢ですが、コンビニでプロテインを買って筋肉を労わるのが一番です。

ちょうど夕食時ですし、今からごはんを食べに行きますよ!

安里といえば、駅前にヤギ料理店が二軒ありましたね。今回はそのうち、「山羊料理 美咲」でヤギ肉を使った沖縄そばをいただくことに。

さっそく暖簾をくぐると、手前のカウンターにカップルが一組、厨房にはおばちゃんが二人いました。ちょっと入りにくそうな雰囲気ですが、どうしてもヤギ肉で精を付けとかんと・・・翌朝が心配でしてね。

さっそく「やぎそば」(800円)を注文すると、お酒はどうかと聞かれましたが、服薬の関係でお酒は飲めません。こういう時は、オリオンビールがさぞかし美味かろうと思います。

さて、肝心のやぎそばは文字通り、ヤギ肉の煮込みが載った沖縄そばです。肉が新鮮なのか、臭みを全く感じません。肉はスルリと骨から抜け、口の中ですぐに崩れてしまう程の柔らかさです。

乳臭さというべきでしょうか、このにおいを嫌う人も多いそうですが、僕は好きですよ。今後も沖縄に来たら、ヤギ肉は絶対に食べたいです。

夕食を終えたら、あとはロハスヴィラに帰って寝るだけ。安里からだと、ゆいレールに乗るのも一つの手ですが、じつは近道をすれば徒歩でも簡単に帰れます。こうして無事にサイクリングを終え、自分の寝床に戻ってきました。

3日目の予定はもう決めています。

あのケラマブルーを見るため、フェリーに乗って渡嘉敷島に行く予定です。なんでも、ネット予約を受け付けているらしく、タブレットで船の予約を入れておくことに。あっさりと予約を終え、これにて3日目の目的地は確定しました。

翌朝は10時にとまりんを出港します。あまりハードな行程ではありませんし、穏やかな心でビーチ歩きができれば完璧です。

撮影日:2020年9月23日
関連記事
鉄道ゆるキャラ神社グルメ

Comment