【旅行記】マリックスラインで行く沖縄・九州の旅 6日目(完)―最終日も観光列車を満喫!

沖縄から奄美をへて九州に至る、飛行機・フェリー・鉄道をフル活用した長旅も、いよいよ最終日の6日目を迎えました。この日は鹿児島のホテルを出て、JR九州自慢の観光列車に乗りつつ、福岡の自宅に戻りたいと思います。

鹿児島中央駅前にある、「ホテルユニオン」で朝を迎えました。7時半をめどに起床して、これから1階フロント横の朝食会場に向かいます。ここの朝食は美味しいことで評判らしく、それが予約の決め手になりました。

フロントからホテル併設の居酒屋に入ると、目の前にはバイキング形式の朝食会場が広がっていました。夜は居酒屋として、朝はホテルの朝食会場として、地域性に溢れた美味しい朝食をいただけます。

掘りごたつ席に落ち着き、まずは総菜類をとっていくことに。朝食の定番メニューだけでなく、奄美の郷土料理「鶏飯」や、鹿児島黒豚を使ったカレーも用意されていました。朝はあまり胃袋に入らない僕にとって、鶏飯のような汁っ気のあるメニューはありがたい存在です。あまりにも美味しくて、鶏飯を2杯分、カレーを1杯分平らげました。

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▲朝の鹿児島中央駅東口

すっかり満腹になったところで、荷造りを済ませてチェックアウト。これから鹿児島中央駅に向かい、特急「指宿のたまて箱」に乗車します。残念ながら、鹿児島中央発の1号は満席で乗れず、かわりに指宿発の2号の指定券を確保しました。

まずはキハ200系の山川行きで指宿に向かいます。乗車したのは香椎線を走っていた500番台で、車内は当時と変わらず懐かしさを覚えました。かつてはこの車両に乗って、海の中道海浜公園まで行ったものです。

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▲指宿駅に到着!

そんなキハ200の旅は1時間ほど続き、列車は指宿駅に到着。ここで数十分の待ち時間を挟み、折り返し特急「指宿のたまて箱」で鹿児島中央に戻ります。改札を抜けると、待合室は大勢の利用者で賑わっていました。おそらく、これから「いぶたま」に乗る乗客なのでしょう。

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▲指宿市とポケモンがコラボ!昔好きだったなぁ、イーブイ・・・

少ない待ち時間を有効活用しようと、駅舎を撮って回る中、思いもがけないものを発見しました。ショーケースの中にあるのは間違いない、ポケモンです。しかもイーブイとその進化系、俗にいう「ブイズ」ではないか!

おぉ~これは懐かしい!高校生までポケモンをプレイしていましたから、ちゃんと覚えていますよ。中でもブイズは好きで、よく手持ちに入れていました。そうそう、僕がポケモンをやめてから、ニンフィアという新しい仲間が増えたんですよね。

説明書きによると、なんでも指宿市とポケモンがタイアップして、市内各所にブイズのご当地マンホールを設置しているとのこと。そのうち、イーブイのマンホールが駅前にあるというので、早速見てきました。

ポケモンを卒業してからはや10年になりますが、今でもポケモンに対する親近感は強いです。ここ数年、ゲームボーイ~GBA世代の大人が、ポケモンに回帰しているそうで、ピカチュウのマスコットを付けた女子高生や大人の方を目にします。みんな思っていることは一緒なんですよね。

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▲指宿のたまて箱で鹿児島中央に戻る

そうこうしているうちに、「指宿のたまて箱」が入線しました。これから浦島太郎になった気分で、竜宮城気分を満喫しましょう。車内に入ると、狭いながらも凝った造りのインテリアが広がっていました。

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▲指宿のたまて箱と阪九フェリーのふねこ

所要時間は1時間もなく、終点まであっという間でしたが、乗務員の観光アナウンスや錦江湾の絶景など、見どころ満載の旅路になりました。

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▲指宿のたまて箱にて筆者

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▲鹿児島中央駅に到着!

鹿児島中央から先は、新幹線で熊本まで登り、豊肥本線に入る予定でした。このまま順調に行けば宮地まで行って、折り返し「あそぼーい!」で熊本に戻るつもりでしたが、指定券はなんと完売!ならばと三角線の「A列車で行こう」の空席照会をしてみたところ、余裕で取れました。

ということで、次の目的地は三角に決めました。三角行きの出発時間まで余裕があるため、1時間ほど鹿児島市内を観光することに。明治期の偉人を多く輩出した加治屋町が、駅からすぐの場所にあるそうです。歴史好きの僕は、せっかくのチャンス言わんばかりに出向きました。

大久保利通像から川沿いに入り、堤防沿いを進むと、次々に石碑が見えてきます。下級武士の屋敷を再現した建築物もあって、とにかく見どころ抜群の場所です。歴史散歩に満足したところで、鹿児島中央駅に戻りました。

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▲30分ほど鹿児島市内を散策する

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▲ピクサー映画『モンスターズインク』の置物

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▲新幹線で鹿児島中央を離れる

これから新幹線さくらに乗って、一路熊本を目指します。最後に鹿児島土産でも買おうと、改札を抜けた先にある土産物店に入りました。すると、どこかで見たことのあるイラストがありました。薩摩川内市マスコットの「西郷つん」じゃないですか!

ほう、ここ鹿児島中央駅でもつんのグッズが手に入るというのですか!これには助かりましたよ。ちょうど10月、自宅で「ご当地キャラ博in自宅2020」というささやかな自己満足イベントをやろうと思っていたものでして(笑)

なんだったら、11月は「世界キャラクターさみっとin羽生から900キロ離れた俺んち」やってもいいなぁ。台湾からちゃんとゲストを用意できるし(ただし動くとは言ってない)。

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▲800系さくらで熊本へ

品定めをしているうちに、列車の時間が迫ってきました。つんと芋飴を買ってホームに上がり、これにて鹿児島滞在は終了です。乗車した「さくら」は800系の6両編成で、熊本まで各駅に停車します。所要時間は「つばめ」並みですが、それでも速いことには変わりありません。およそ1時間で熊本に到着。

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▲昼食は熊本駅の串カツ店にて肉吸い定食!

熊本では40分の待ち時間がありました。この時間を利用して、エキナカの串カツ店で昼食にします。食事を終えてホームに上がると、ほどなくして三角行きの「A列車で行こう」が近づいてきました。この旅3回目の観光特急です。

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▲熊本から「A列車で行こう」で三角線を往復する

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▲三角の風景とふねこ

意外にも空席が多く、余裕と安らぎを感じながら三角線を移動します。有明海沿いを走る区間もあって、とにかく風景の美しい路線です。2000年以来、およそ20年ぶりの三角線でしたが、車窓からの風景は昔と変わらず、全体的な雰囲気は昔のままだと思いました。

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▲三角からの帰り道も「A列車で行こう」に乗る

三角でも1時間近い待ち時間が用意されていました。駅周辺や港を散策しながら時間を潰し、同じ列車で熊本に戻ります。最後まで良い旅になるかと思っていましたが、ここでもまた悲劇が訪れました。

車内に入り、荷物をまとめて席につくと、やがて隣に「モノノフ」のオジサンが座ってきました。それだけなら良いのですが、急にケンカ腰口調で「荷物が邪魔だ」と言うではありませんか。周囲の邪魔にならないよう、気を遣いまくっているというのに、なぜケンカ腰で文句を言ってくるのでしょうか?

戸惑いと同時に、激しい怒りが僕を襲ってきました。なぜ旅先でこんな目に遭わなければならないのでしょう。そして、なぜ心の洗濯であるべき旅で、そんなにケンカ腰になれるのでしょうか。いつも冷静に投げ込む石川柊太を見習えってんだ!

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▲博多駅にやってきたキハ125形2連

最後の最後で強烈なパンチを喰らい、戦意喪失しました。もはや自分の席にいる余裕もありません。モノノフのオッサンの顔も見たくありません。誰もいない最後尾のデッキで、熊本までの時間を過ごしました。

ワンマン運転ですから車掌はいないし、扉が開くことも1度しかありません。孤独だけど自分の空間があって、また一味違う「A列車で行こう」の旅ができたと思います。熊本で新幹線に乗り換え、博多には18時ごろに到着。

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▲883系ソニックで行橋へ

このまま帰宅するのも悪くありませんが、特急乗り放題の恩恵をもう少し受けたい!ということで、停車中の883系「ソニック」に乗車しました。大分まで往復すれば、赤間には23時に到着する見込みです。しかし、それでは帰宅時間が遅すぎると思い、行橋で折り返すことに。

最後は駆け足になります。行橋で783系「にちりんシーガイア」に乗り、折尾で若松線に乗り換え。ダメ押しに若松線を往復してから、折尾に戻ってきました。

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▲最終ランナーは885系ソニック

いよいよ6日間の旅をしめくくるべく、最終走者に乗り込みます。やってきたのは885系「ソニック」でした。最後は走行音を収録するため、デッキに立ったまま過ごします。夜景をぼんやり眺める間、これまで見てきた風景が脳裏に浮かびました。

通り雨に見舞われた海中道路、渡嘉敷島のケラマブルー、フェリーから眺めた奄美の絶景、海幸山幸の一期一会・・・。長いようであっという間の6日間でした。

コンデジの写真を見返すと、600枚も撮っていることに気づきました。これなら今年中はブログネタに困らないでしょう。

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▲赤間駅に到着!これにて6日間の旅は終わった・・・

様々な思いを胸に抱き、ついにゴールの赤間駅ホームに降り立ちます。こうして飛行機・フェリー・鉄道をフル活用した、沖縄・九州の旅6日間は幕を閉じました。

「マリックスラインで行く沖縄・九州の旅」(完)

撮影日:2020年9月27日
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