V字型の観光ローカル線!磐越西線乗りつぶし旅(郡山~会津若松~新津)

郡山と新津を結ぶJR磐越西線は、SL列車も走る東日本随一の観光路線です。喜多方を境に環境が異なり、東側は磐梯山麓・会津盆地を走る電化路線、西側は阿賀野川(阿賀川)沿いを走る非電化路線になっています。

今回はそんな磐越西線を乗り潰すべく、郡山にやってきました。これから会津若松行きの普通列車に乗って、まずは電化路線を制覇していきますよ。

郡山~会津若松:猪苗代湖&磐梯山が美しい絶景区間

待っていたのはE721系の2両編成でした。僕自身、この路線のイメージは455系のまんまです。

いつの間にか719系に置き換えられ、それもE721系に淘汰されました。特急列車はとうになく、今や会津若松以東は、寂しいローカル線としてのイメージが強いです。

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そんな中、観光需要を取り戻そうという動きもあります。E721系の一部が半室指定席車に改造され、快速「あいづ」に指定席車が登場したのは、まだ記憶に新しいです。

会津若松行きは郡山市街地を抜け、磐梯熱海駅に到着しました。ここで郡山行きの「あいづ」と交換するため、その様子を撮ろうと先頭車へ。すると、大きなヘッドマークを付けたE721系が近づいてきました。2両編成と短いものの、特別な車両としての風格はちゃんとあります。

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磐梯熱海を出た列車は、小さな温泉街を抜けて山中に入っていきます。郡山~会津若松間はとにかくカーブが多くて、おまけに動物も多いようです。10秒ごとに警笛を鳴らし、モーターを唸らせながら山を登ります。

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やがて、左下に広々とした草地が見えてきました。よく見ると、草生した線路とホームがあります。これは間違いない、かつてスイッチバックだった旧中山宿駅ではありませんか!

移転に伴いスイッチバック機能は廃止され、離れた場所に棒線ホームが設けられました。旧ホームは役目を終えたのち、鉄道公園として大切にされているようです。

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山越えを終えると、徐々に視界が開けてきました。ここからは猪苗代湖畔を進んでいきます。しばらく直線区間が続き、車窓右手には磐梯山も見えます。

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郡山を出てから45分。日本が誇る医学者、野口英世の出身地でおなじみ猪苗代に到着しました。湖、山、歴史的偉人の出身地と、観光資源に恵まれた街だと思います。機会があれば、ぶらり立ち寄ってみたいものです。

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▲猪苗代駅でE721系郡山行きのすれ違い

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車窓右手に目をやると、先ほどよりも磐梯山がクッキリと見えるではありませんか!風景を遮るものは少なく、列車で通過するだけでも十分な観光になります。

磐梯町のゆるキャラ®ロボばんじぃ
▲磐梯町駅に停車!垂れ幕は「ロボばんじぃ」のイラストいり

翁島を過ぎると、再び山が迫ってきました。磐梯町周辺の区間はとにかく起伏が激しく、勾配を乗り切るため、つづら折りの急カーブが連続しています。

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郡山を出てから1時間20分。沿線最大の駅、会津若松に到着しました。ここでE721系の旅を終え、新津行きの快速「あがの」に乗り換えます。

磐越西線は会津若松で進行方向が変わる、V字型の路線です。電化区間は喜多方までですが、大半の列車が会津若松で折り返しています。喜多方まで乗り入れる電車は、決して多くありません。

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今回は時間の関係上、途中下車できませんでしたが、会津若松は歴史ある城下町として人気のある観光地です。またいずれ機会を設けて、じっくり散策しようと思っています。

会津若松~喜多方:電車率の少ない電化区間
喜多方~津川:阿賀川の渓谷美を満喫できる絶景区間

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待っていた快速「あがの」は、電気式気動車GV-E400系の2両編成でした。最先端の走りを感じつつ、これから阿賀川を下っていきます。

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▲会津若松駅を出発!

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会津若松駅を出てまず左手に、会津若松機関区が見えました。普段「SLばんえつ物語号」のC57-180号機がネグラに使っている場所です。719系を改造した観光列車「フルーティアふくしま」も留置されていました。

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しばらく会津盆地を爆走して、ついに電化区間の終点・喜多方に到着。ここから路線環境が一気に変わり、渓谷沿いへと進んでいきます。

ところが、なんとここで爆睡してしまいました。渓谷美が魅力的な区間ながら、なんと津川駅到着まで写真を撮っていません!いやいや・・・本当に面目ないです。

津川駅:オコジロウの家が可愛い!

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会津若松を出発してから1時間20分。予定よりも少し遅れて、津川駅に到着しました。

この駅では対向列車を待つため、15分ほど停車します。その時間をうまく利用して、津川駅を満遍なく散策しようと思いましたが、遅延のため停車時間もおのずと短くなりました。改札を出て駅前に出るのは止め、改札内での撮影に専念します。

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SLが通るだけあって、駅にはレトロ調の駅名標があります。その辺は「SLやまぐち号」が走る山口線によく似ていますね。

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それともう一つ。津川駅ホームの待合室は、ばんえつ物語号のマスコット「オコジロウ」をイメージしたデザインになっています。その名もずばり「オコジロウの家」です!

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さっそくオコジロウの家にお邪魔します(笑)

着ぐるみも用意されているようで、グリーティング風景を撮影した写真も展示されています。可愛い顔をしていながら、嫁さんのいる既婚者です。

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その名の通り、オコジロウはイタチ科の動物オコジョをモチーフにしています。SLの運転期間に合わせて、毛色はツートンの夏毛です。冬場はどんな見た目になるのかな?

余談になりますが、むかし『しあわせソウのオコジョさん』というアニメが放送されていました。そのせいか、どうもオコジョを見ると頭に葉っぱを載せたくなります。これまで見てきた動物アニメの中で、一番好きだったりするんですよ。

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▲ようこそ津川へ「狐の嫁入り行列の似合うまち」

津川といえば「狐の嫁入り行列」を忘れてはいけません。これは毎年5月3日に催される恒例イベントで、狐火(鬼火)と呼ばれる光が出現することにちなんで、30年前から催されているものです。

津川~新津:ラストスパートをかけろ!

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長時間停車ですっかり遅れは解消され、交換列車が来たところで、定刻通りに津川を出発。阿賀野川沿いの渓谷をさらに下っていきます。

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▲阿賀野川下流域へ

やがて視界が開け、平野部に入ると五泉に到着。車窓から蒲原鉄道の廃線跡を探してみましたが、どこにも残っていないようでした。今や村松も五泉市の一部です。

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最後は快速の本領を発揮して、新津までのラストスパートをかけます。エンジン音が唸りをあげ、かすかにモーター音も聞こえてきます。

会津若松を出て2時間20分、ついに終点新津に到着しました。列車はそのまま新潟まで行きますが、今回はここで列車を降ります。こうして3時間以上もの長旅を終えて、磐越西線乗りつぶしに成功しました!

撮影日:2020年8月6日
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Comment

ドロスケ

オコジロウ!
すごい家ですね。

でも子供は好きそうですね◎

2020年10月08日(木)13:28

焼きそば

こんばんは

磐越西線乗りつぶし、おめでとうございます。出来れば寝ないで全部写真を撮りたかったでしょうね。

オコジロウ、WRAさんの好みそうなスタイルですね。しかし既婚者とは…ゆるキャラでも滅多にいないキャラのようで。

列車のヘッドマークは、長い短い関係なく嬉しいものですね。そうそう、福島のままどおる、期間限定でチョコままどおるがあるんですよ。時期が合えばねえ…。


2020年10月08日(木)19:47

うさお

No title

おこじょ好きにコネタです。
尾瀬には、おこじょのジョセフィーヌがいます。会津若松市内周辺を走っている(尾瀬にも乗り入れる)EVバスにラッピングされてます。かわいです。

磐西線、阿賀野川沿いは雪景色がとてもよいですよ。またいらしてください。

2020年10月18日(日)16:20
wra

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うさおさんへ

コメントありがとうございます。

なるほど、ジョセフィーヌですか・・・。
早速見てみましたが、けっこうシンプルなデザインですよね。これはこれで親しみやすそう。

いずれ只見線が復旧するでしょうから、そのときに会津まで行ってみたいと思います。
そのときは若松での滞在を挟んで、史跡を見たいところです。

2020年10月21日(水)23:46
wra

wra

焼きそばさんへ

さすがに睡魔には勝てませんでした(笑)

個人的にイタチ科モチーフのご当地キャラは好きなんですよ。
しんじょう君だってカワウソですからね。

ままどおるですか・・・初耳です。
見た感じだと、こっちの「博多通りもん」っぽいかなと思いました。

2020年10月22日(木)00:05
wra

wra

ドロスケさんへ

記念撮影にはもってこいの場所だと思います。
子供を座らせて、そんで写真を撮ると!

2020年10月22日(木)00:06