宮崎の異端児713系「サンシャイン」に乗る(付録:初期タイプの817系)

同じ九州でも、福岡とは真逆の宮崎・鹿児島県に行く機会は大幅に限られます。

前に宮崎駅を利用したのは、果たして何年前だったでしょうか。すぐに思い出せないぐらい、僕にとって南九州はなじみが薄いものです。そんなこともあって、宮崎地区でしか運転されていない713系は、ほんの数回しか見たことがありません。

もし乗る機会があれば、ぜひとも乗っておきたいものです。しかし、そう都合よくやって来るものでしょうか。

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▲こじんまりとした宮崎駅改札口

鹿児島に移動するため、宮崎駅の改札を抜けたのは夜7時過ぎのことでした。なにせ14年ぶりですから、宮崎駅がどんな場所か覚えていません。コンコースも改札口もコンパクトで、思った以上に小さな駅だったのには驚きました。

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▲宮崎駅に停車中の日南線キハ40系

ホームに上がると、駅ホームには日南線からの列車が停車中でした。九州北部では、キハ40系が大幅に数を減らしていますが、南九州ではまだまだ主力級です。

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▲さわやかライナーの系譜をひく特急「ひゅうが」

鹿児島行きの「きりしま」が来るまで30分もありました。とくにホームですることはなく、どう過ごそうか悩ましくなったころ、宮崎空港行きの列車が到着しました。

やってきたのはなんと、713系の2両編成。このチャンスを逃してはいけません。どうせ南宮崎に行っても「きりしま」に乗れるわけですし、一駅だけ713系に乗車しました。

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▲713系の座席はリクライニングシート!
見た目で判断しちゃいけないのだ


713系は大幅なリニューアルを受け、車内レイアウトが一変しました。車内に入った瞬間、目に飛び込んできたのは90年代の水戸岡デザインでした。パーツや座席モケットは、813系によく似ています。これで国鉄型ですから、驚かないわけがないでしょう。

しかし、それだけで驚いてはいけません。中央部の座席はなんと、快適なリクライニングシートなのです!いやいや、ローカル運用主体の車両が、特急列車と同じタイプの座席ですよ。

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▲車端部は背ずりの高いロングシートだ

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▲こちらは赤モケットのロングシート

車端部にはロングシートになっていました。このロングシートも他にはないもので、背ずりの形状は813系に類似しています。

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▲南宮崎駅に到着!

713系は暗闇の宮崎市街地を駆け抜け、あっという間に南宮崎へ到着。薄暗いホームに降り立ち、最後まで713系を撮って回りました。

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▲南宮崎に留置中のキハ125形「海幸山幸」

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▲一区間だけ乗車した713系(LK1編成)

713系といえば900番台を名乗っているイメージですが、機器類が更新された際に改番され、今ではごくありふれた番号になっています。しかも今乗った車両、地味にトップナンバーじゃないですか。

付録:初期タイプの817系

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▲鹿児島・宮崎地区の817系は運賃箱のある初期タイプだ

乗車予定の「きりしま」が出発するまで余裕があるため、再び宮崎に戻ります。乗車した817系を見て、思わず昔の福北ゆたか線を思い出しました。

現在、南九州で使用されている817系の多くが、福北ゆたか線の電化時に製造された初期車です。運賃箱・整理券発行機を搭載しており、助手席部分が密閉式になっていません。

今でこそ、北部九州には都市型ワンマン・信用乗車方式が浸透していますが、かつてはオーソドックスなワンマン運転が行われていたのです。古き時代に思いをはせつつ、「きりしま」が待つ宮崎駅に戻りました。

撮影日:2020年9月26日

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Comment

isosi

福岡と宮崎で走ってる電車が違うんですね。
鉄道の旅も良いものですね。

2020年10月18日(日)17:35
wra

wra

isosiさんへ

こうして宮崎までくると、九州って広いもんだなと、つくづく実感させられます。

同じ九州でも感覚としては、名古屋旅行に近いようなものがありました。
あまり触れることのない部分が多かったというか・・・

2020年10月21日(水)23:40