ゴクゴク飲める湧水!柿田川湧水群&旧高野二三邸&貴船神社(静岡県清水町)

うだるような暑さが続いた2020年夏。僕は清涼を求めて、静岡県清水町にある柿田川湧水に来ていました。ここは日本屈指の名水で知られ、その透明度は見る人を魅了してやみません。

湧水群を見て涼んで、それから美味しい水を汲んで帰りましょう。

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▲旧高野二三邸入口

まずは湧水群に隣接する、旧高野二三邸にやってきました。この敷地内を通り、そそまま湧水群に行くことができます。

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▲旧高野二三邸

白い門を抜けると、巨大な日本家屋がありました。ここがかつて、柿田川の豊富な水を利用して、製糸業を営んでいたという高野二三の邸宅です。敷地内には現在、カフェやや水くみ場があります。

高野二三の母屋

この建物は昭和十二年高野二三がこの地に製紙会社を設立に当たり住居として建てられました。

高野二三の生誕地が福井県のため使われている木材はすべて福井県産を使用し職人も呼び寄せ越前の風土に適した構造で建築されました。

一、二〇〇坪の庭園には茶室も設けられています。


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▲高野二三胸像

高野二三(胸像人物)

明治十六年、福井県今立町の和紙漉きの家に生まれました。製紙に適した水を求めて富士山麓を探索し、柿田川の水が最適であると決め昭和六年当地に高野製紙所を設立しました。

現在の町営駐車場の場所に高野製紙所があり境川から水を引き柿田川に井戸を掘り、汲み上げた水で特殊な紙(海図・壁・襖などに使う和紙)を作り、作られた和紙は施設内にある蔵に保存されていました。

  昭和十五年十一月二十日建設


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▲旧高野邸の日本庭園

庭園には黒い鯉が泳いでいました。

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▲いざ柿田川湧水群へ!

旧高野邸の敷地内を通り、柿田川湧水群がある「柿田川公園」にやってきました。柿田川に沿って散策路が整備されており、水遊びができる親水広場も整備されています。

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▲静岡県清水町マスコット「ゆうすいくん」

その前に、静岡県清水町といえばこのマスコットを忘れてはいけません!同町出身の絵本作家、宮西達也宇治がデザインを手がけた「ゆうすいくん」です。柿田川から生まれたという設定のヒーローで、今日もみんなのために頑張っています。

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▲柿田川湧水といえばこの井戸!

公園に入ると、まず入口には芝生広場がありました。その傍らに川へと下る道があるので、早速行ってみることに。僕と同じように清涼を求め、多くの人が来ていました。

川底に降りると、目の前にあったのは井戸の枠でした。かつて、高野製紙所の井戸として使われていたものが残っており、こんこんと湧き水があふれ出しています。まさに、産業遺産と自然の美がおりなす絶景です。

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▲井戸の底からこんこんと水が湧き出る
透明すぎて水が青々としているのだ!これぞカキタブルー!!


何といっても、その透明感が素晴らしい。あまりにも透明すぎて、純度が高すぎて、見る角度によってはコバルトブルーに輝いています。富士山麓の地下で長い時間をかけ、ゆっくりと「磨かれた」水は、すぐに飲めるほどの水質を誇ります。

しばらく川沿いを進むと、やがて親子連れの団体にぶつかりました。どうやら夏休みの思い出作りで、野外観察会が行われているようです。ここなら水がきれいですし、水質を気にせず水遊びができますね。

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▲柿田川湧水公園にある貴船神社

最後に、敷地内に鎮座する貴船神社を訪れました。ちなみに、この場所にはかつて、戦国時代に「泉頭城」なる城郭が置かれていたそうです。

貴船神社

所在 清水町伏見泉頭

古来、泉川の清冽な湧水にちなみ京都市貴船川上流深山幽谷の地にある貴船神社から御霊分けされたものである。

祭神は高龗神(たかおかみの神)水の神である。この神は祈雨、止雨の神で雨の少ない時に雨を降らし、雨の多い時はこれを止めるあらたかな神である。

又、本宮は縁結びの神としても世に広く知られている。

尚、この地は戦国時代に北条氏が造った泉頭城西の丸にあたる。

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▲貴船神社入口

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▲手水鉢

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▲貴船神社社殿を眺めて
貴船神社の奥にあったのは小さな祠でした。ここまで来ると人の気配は薄れ、神々しさが一帯を支配しています。

神々しき湧水と神苑に心洗われ、心地よい気分で柿田川湧水を後にしました。最後に旧高野邸で美味しい水を手に入れたのは、言うまでもありません。

撮影日:2020年8月2日
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