【旅行記】青春18きっぷで行く東北旅2020→2021 2日目(1)―千葉県銚子に寄り道
思った以上に疲れたのか、嫌がるように起床したのは、予定より30分遅い朝6時半のことでした。

予定していた成田6時40分発への乗車は絶望的です。7時26分発銚子行きへの乗車を目指し、さっと荷造りを済ませてドリンクバーへ。おなじみチップバティ(トーストとフライドポテトのサンドイッチ)とコーヒーの朝食を終え、6時50分に店を出ました。
外に出ると、澄んで冷たい空気が肌を刺してきます。昨晩は公津の杜駅から歩いてきましたが、今日は京成を利用せず、徒歩で成田駅に向かいます。

▲成田市マンホール
事前に仕入れた情報によると、徒歩20分ほどで行けるとのこと。成田の地理を把握できる良い機会ですし、良い運動にもなります。それに、僕の旅はとにかく歩くのがお決まりですから。

新興住宅地をしばらく進むと、徐々に風景が変わってきました。オフィスや飲食店が目立ってくると、成田駅はもうすぐです。7時20分ごろ、若干の余裕を残して成田駅に到着。窓口で青春18きっぷを購入すれば、あとは列車に乗るだけです。

▲成田駅前にある巨大石碑群

▲うなりくんも歓迎
ホームに降りると、銚子行き列車はすでに停車していました。今や房総地区ではおなじみの存在になっている、209系の4両編成です。7時26分、成田を出発。これから鹿島線を往復するため、佐原に向かいます。鹿島神宮~鹿島サッカースタジアムの間はいずれ乗車するとして、今回は鹿島神宮まで往復できれば合格点です。

ところが、列車は途中の久住駅でしばらく動けなくなりました。なんでも、離合予定の列車が、濃霧のために遅延しているとのこと。ホームに出て様子見しながら待つこと数分、白煙の奥から209系千葉行きが姿を現しました。

▲成田線久住駅でミニ抑止

▲閑散とした久住駅

▲久住駅に到着する成田線209系

▲霧に覆われた利根川下流域
成田線に並行する利根川のせいか、列車が進むにつれ、徐々に霧が濃くなってきました。やがて前方50メートル以上先が見えなくなり、そのまま佐原まで来てしまいました。これから利根川を渡る鹿島線は大丈夫でしょうか?

▲佐原駅で鹿島線に乗り換え
佐原では数分の接続で鹿島神宮行きに接続しています。乗り換え列車は切欠ホームの奥に停車中でした。鹿島線は短距離ですから、ものの1時間もあれば往復可能です。完乗とまではいきませんが、ささっと往復しておきます。

▲いくつもの水路を渡る
濃霧は佐原手前でいったん落ち着いたかと思いきや、鹿島線に入るとまたひどくなってきました。白煙のなか、列車は高規格路線をゆっくりと走り続けます。
潮来を出るとようやく霧は晴れ、澄んだ空気の中、鹿島神宮に到着しました。ホームにはすでに鹿島臨海鉄道のキハ6000が停車しています。

▲鹿島神宮駅に到着!
個人的にキハ6000は押さえておくべき存在でした。無い物ねだり同然に期待していましたが、まさかここで本当に見られようとは。古めかしいエンジン音をがらがらと鳴らし、出発を待っています。
老い先短い「三セク第一世代」を撮り続けるうちに、折り返し佐原行きの出発時間が訪れました。

▲鹿島線を折り返す
短時間でしたが、キハ6000に遭遇することができ、中身の濃い鹿島線(ほぼ)往復となりました。再び霧の世界へと舞い戻り、佐原に戻ります。あまりにも霧が濃いため、運転士が乗務の終わり際、車掌に「怖かったよ」と漏らしていたのが印象に残っています。

▲佐原駅に到着!

▲佐原駅に少しだけ滞在
次の銚子行きが来るまで15分ほど、佐原に滞在します。この街は日本各地を測量して精巧な地図を作った、伊能忠敬の出身地です。駅前ロータリーに出ると、伊能忠敬像が鎮座していました。軽く駅撮影をこなしてからホームに戻ると、ほどなくして銚子行きが到着。

▲銚子駅に到着!
次なる目的地は銚子です。40分の滞在時間を利用して、銚子電鉄の仲ノ町駅まで行ってみたいと思います。進むにつれて霧は徐々に晴れていき、松岸で総武本線に合流。総武本線の最果て・銚子に到着しました。
40分という時間は案外短いものです。銚子電鉄の細い線路沿いに先へと進みます。やがて、独特な発酵臭が鼻をつきました。あたりを見渡すと、煙突屋根がいくつも延びています。ここ銚子といえば醤油です。気がつくと、醤油工場のど真ん中に入っていました。

▲醤油工場に囲まれた仲ノ町駅
醤油工場の中を進むと、小さな木造駅舎が見えてきました。仲ノ町駅に到着です。けして広くない構内を見ると、古めかしい電車が3編成止まっています。まもなく外川行きが来るというので、一本動画に収めて滞在終了。

▲銚子商工会議所マスコット「ちょーぴー」と一枚

▲猫はフリーパスな銚子駅
もう少し長居したい場所ですが、急がないと電車に乗り遅れてしまいます。はや歩きで銚子駅に戻り、出発まで5分の余裕を残して到着。あまりにも不完全燃焼すぎる、短い銚子滞在になりました。
撮影日:2020年12月29日

予定していた成田6時40分発への乗車は絶望的です。7時26分発銚子行きへの乗車を目指し、さっと荷造りを済ませてドリンクバーへ。おなじみチップバティ(トーストとフライドポテトのサンドイッチ)とコーヒーの朝食を終え、6時50分に店を出ました。
利根川が濃霧を発生させる
外に出ると、澄んで冷たい空気が肌を刺してきます。昨晩は公津の杜駅から歩いてきましたが、今日は京成を利用せず、徒歩で成田駅に向かいます。

▲成田市マンホール
事前に仕入れた情報によると、徒歩20分ほどで行けるとのこと。成田の地理を把握できる良い機会ですし、良い運動にもなります。それに、僕の旅はとにかく歩くのがお決まりですから。

新興住宅地をしばらく進むと、徐々に風景が変わってきました。オフィスや飲食店が目立ってくると、成田駅はもうすぐです。7時20分ごろ、若干の余裕を残して成田駅に到着。窓口で青春18きっぷを購入すれば、あとは列車に乗るだけです。

▲成田駅前にある巨大石碑群

▲うなりくんも歓迎
ホームに降りると、銚子行き列車はすでに停車していました。今や房総地区ではおなじみの存在になっている、209系の4両編成です。7時26分、成田を出発。これから鹿島線を往復するため、佐原に向かいます。鹿島神宮~鹿島サッカースタジアムの間はいずれ乗車するとして、今回は鹿島神宮まで往復できれば合格点です。

ところが、列車は途中の久住駅でしばらく動けなくなりました。なんでも、離合予定の列車が、濃霧のために遅延しているとのこと。ホームに出て様子見しながら待つこと数分、白煙の奥から209系千葉行きが姿を現しました。

▲成田線久住駅でミニ抑止

▲閑散とした久住駅

▲久住駅に到着する成田線209系

▲霧に覆われた利根川下流域
成田線に並行する利根川のせいか、列車が進むにつれ、徐々に霧が濃くなってきました。やがて前方50メートル以上先が見えなくなり、そのまま佐原まで来てしまいました。これから利根川を渡る鹿島線は大丈夫でしょうか?

▲佐原駅で鹿島線に乗り換え
佐原では数分の接続で鹿島神宮行きに接続しています。乗り換え列車は切欠ホームの奥に停車中でした。鹿島線は短距離ですから、ものの1時間もあれば往復可能です。完乗とまではいきませんが、ささっと往復しておきます。
鹿島臨海鉄道6000形を眺める

▲いくつもの水路を渡る
濃霧は佐原手前でいったん落ち着いたかと思いきや、鹿島線に入るとまたひどくなってきました。白煙のなか、列車は高規格路線をゆっくりと走り続けます。
潮来を出るとようやく霧は晴れ、澄んだ空気の中、鹿島神宮に到着しました。ホームにはすでに鹿島臨海鉄道のキハ6000が停車しています。

▲鹿島神宮駅に到着!
個人的にキハ6000は押さえておくべき存在でした。無い物ねだり同然に期待していましたが、まさかここで本当に見られようとは。古めかしいエンジン音をがらがらと鳴らし、出発を待っています。
老い先短い「三セク第一世代」を撮り続けるうちに、折り返し佐原行きの出発時間が訪れました。

▲鹿島線を折り返す
短時間でしたが、キハ6000に遭遇することができ、中身の濃い鹿島線(ほぼ)往復となりました。再び霧の世界へと舞い戻り、佐原に戻ります。あまりにも霧が濃いため、運転士が乗務の終わり際、車掌に「怖かったよ」と漏らしていたのが印象に残っています。

▲佐原駅に到着!
短時間すぎて物足りなかった銚子滞在

▲佐原駅に少しだけ滞在
次の銚子行きが来るまで15分ほど、佐原に滞在します。この街は日本各地を測量して精巧な地図を作った、伊能忠敬の出身地です。駅前ロータリーに出ると、伊能忠敬像が鎮座していました。軽く駅撮影をこなしてからホームに戻ると、ほどなくして銚子行きが到着。

▲銚子駅に到着!
次なる目的地は銚子です。40分の滞在時間を利用して、銚子電鉄の仲ノ町駅まで行ってみたいと思います。進むにつれて霧は徐々に晴れていき、松岸で総武本線に合流。総武本線の最果て・銚子に到着しました。
40分という時間は案外短いものです。銚子電鉄の細い線路沿いに先へと進みます。やがて、独特な発酵臭が鼻をつきました。あたりを見渡すと、煙突屋根がいくつも延びています。ここ銚子といえば醤油です。気がつくと、醤油工場のど真ん中に入っていました。

▲醤油工場に囲まれた仲ノ町駅
醤油工場の中を進むと、小さな木造駅舎が見えてきました。仲ノ町駅に到着です。けして広くない構内を見ると、古めかしい電車が3編成止まっています。まもなく外川行きが来るというので、一本動画に収めて滞在終了。

▲銚子商工会議所マスコット「ちょーぴー」と一枚

▲猫はフリーパスな銚子駅
もう少し長居したい場所ですが、急がないと電車に乗り遅れてしまいます。はや歩きで銚子駅に戻り、出発まで5分の余裕を残して到着。あまりにも不完全燃焼すぎる、短い銚子滞在になりました。
撮影日:2020年12月29日
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