【旅行記】青春18きっぷで行く東北旅2020→2021 4日目(2)―石巻と女川を満喫する

寒波到来中の寒い中、石巻にやってきました。これから30分という短時間ですが、石巻市内を散策したいと思います。



石ノ森章太郎ゆかりの地・石巻をめぐる


ここ石巻といえば、昭和を代表する漫画家・石ノ森章太郎先生(現・登米市出身)ゆかりの地ということで、漫画を使った町おこしが行われています。駅ホームに降り立つと、代表作のキャラクターが出迎えてくれました。氏の代表作『仮面ライダー』といえば特撮版が有名ですが、原作もなかなか面白そうですよ。


駅外に出ると、そこに鎮座していたのは仮面ライダーV3!近鉄バファローズの助っ人外人、ブライアントの応援歌を口ずさんでしまいます。

飛ばせ場外男ラルフの一撃
レフトへライトへセンターへ


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▲氷点下の石巻駅前通り

少し立ち止まるだけでも凍り付きそうです。手持ち時間は決して長くありませんし、さっさと歩いてしまいましょう。街の規模は大きく、駅前に商業施設が密集しています。歩道には『サイボーグ009』『星の子チョビン』など、石ノ森作品のマスコットが多数並び、氏の偉大さを感じずにはいられません。

15分ほど歩くと、川の堤防が見えてきました。氷点下のため、地面の水たまりは軒並み凍結しています。滑らないように気をつけながら、堤防の上に立つと、「石ノ森萬画館」のSFチックな外観が目に入りました。

2011年の東日本大震災では津波被害を受け、内外ともに泥で覆われた同記念館も、復興を終えて美しい姿を取り戻しています。ここで時計を見ると、残り時間は15分を切っていました。路面凍結と駅までの距離を考えたら、けっこうギリギリな時間です。足元に用心しつつ、急ぎ足で石巻駅に戻ります。

再建された街・女川で温泉に入る


駅に到着したのは出発2分前でした。ケガして間もないというのに、我ながら無茶をしたものです。女川行きのキハ110に飛び込むと、程なくしてドアが閉まりました。女川までの列車は本数が少なく、これを逃すと今後の行程に響くところでした。

石巻線は万石浦のすぐ横を通る
▲万石浦の横を通る

列車は山と海が複雑に入り組んだ中を、ゆっくりと走り続けます。やがて内海「万石浦」が見えてきました。夕焼けが水面に映え、幻想的な光景を見せてくれます。まもなく日没という頃、列車は終点女川駅に到着。

津波から甦った女川駅
▲女川駅に到着

列車は10分程度で折り返しますが、それには乗らず、2時間後に来る小牛田行きで折り返します。それまでの間、女川市街地を散策したり、駅併設の温泉施設を利用したりしながら、時間を潰したいと思います。

震災復興の象徴といえるシーパルピア女川
▲女川駅前に伸びるシーパルピア女川

まずは暗くなってしまう前に、駅前の商店街を進んでいきます。このあたりは震災後、嵩上げをともなう区画整理が行われました。駅から海岸に向かって商店街「シーパルピア女川」がまっすぐに伸び、商業施設が集約されています。

女川のゆるキャラ・シーパルちゃんの自販機
▲シーパルちゃん自販機

ここ女川といえば、マスコット「シーパルちゃん」を忘れてはいけません。あの「ブサカワ感」が僕の中で大ヒットしたご当地キャラ所謂ゆるキャラ®)です。最近のマスコットにはない、素朴な感じが高評価のポイントになっています。

町内を歩くと、「シーパルちゃん」をデザインしたマンホールや自販機が目につきます。全国的な知名度は控えめであっても、こうやって地域密着型として活用されたら、それは十分に成功パターンだといえます。全国的な知名度や順位だけが、良し悪しを左右するものではありません。

女川の海岸線はまだ復興途中
▲嵩上げされた女川の海岸線

女川町のご当地マンホール
▲女川町マンホール

女川駅横にある女川町役場
▲女川町役場

女川のゆるキャラ・シーパルちゃんのマンホール
▲シーパルちゃんデザインのマンホール

女川駅前のイルミネーションが奇麗すぎる
▲女川駅前を彩るイルミネーション

女川駅には温泉施設が併設されている(しかも安い)
▲女川駅併設の温泉「女川温泉ゆぽっぽ」

空が暗くなってきたところで散策を終え、女川駅に戻ります。これから駅併設の温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」で体を温めてから、仙台に移動しようという魂胆です。どっちみち、仙台でもサウナ付き人工温泉に入れますが、ここは女川らしさを感じようという思いで、暖簾をくぐりました。

女川駅の温泉施設ではゆったり休憩もできる(畳敷きだぞ!)
▲ゆぽっぽ内の休憩施設

こういうときに温泉は助かります。ほんの気持ちばかり、体の痛みが取れたような気がします。最後は休憩施設で体を伸ばし、列車到着までの20分を過ごしました。こういう旅先で、横になって休憩できる場所は貴重です。しっかり疲れを取っておきましょう。

夜の女川駅前は真っ暗(でもイルミネーションが美しい)
▲夜の女川駅前

休憩を終えて外に出ると、すっかり暗くなっていました。駅前ではイルミネーションがきらびやかに点滅しています。その様子を写真に収めてから、ホーム横の待合室に入りました。なんたって寒いですから、体温を下げないように気を付けねばなりません。

大晦日の夜は漫画を読んで過ごす



石巻駅改札横のサイボーグ009・仮面ライダー像
▲石巻駅で仙石線に乗り換え

女川からは仙石線を経由して、あおば通に向かいます。これで仙石線は完乗しますが、石巻線がまだ残ったままです。気仙沼線の残存部とあわせて、そう遠くないうちに制覇したいと思います。

往路は仙石東北ラインを使いましたが、帰りは205系で来た道を戻ります。外から何も見えるはずがなく、翌日のプランを考えながら過ごしました。やがて地下区間に入ると、楽天生命パーク最寄りの宮城野原に到着。ここの発車メロディーはもちろん、楽天ゴールデンイーグルスの球団歌です。いずれビジター戦を見るべく、この駅に降り立つ日が来るでしょう。

あおば通駅に停車中の仙石線205系
▲あおば通駅に到着

仙台で乗客の大半が降りて、残る一区間ではほぼ貸し切り状態になりました。終点あおば通駅に着いたところで、仙石線乗り潰しは完了です。これから、今晩の宿「駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口」に向かいます。

その前に腹ごしらえです。近くに「伝説のすた丼屋」があるというので、すた丼飯増しを注文して2020年最後の食事としました。

仙台駅前のアーケード街は大晦日の夜も賑やかだ
▲仙台駅前のアーケード

食事を終えて歩き出すと、ほどなくしてアーケードが見えてきました。どうやらこの中に、今晩の宿があるようです。見つけるまでにそう時間はかからず、アーケードに入ってすぐの場所にありました。

駅前人工温泉とぽす仙台駅西口に一泊した
▲今晩の宿「駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口」

今回の旅では予算を切り詰めるため、カプセルホテルでの宿泊が半数(6泊中3泊)を占めます。個人的に大浴場・サウナに入れて、漫画も読めるカプセルホテルはお気に入りの場所です。今回の宿も大浴場・サウナ・漫画本が用意されていました。

まずは大浴場に向かいます。つい数時間前に入浴したばかりですが、あっという間に体が冷えてしまいました。再びお湯で温まり、サウナで30分ほど汗を流します。その時間を利用して、コインランドリーで洗濯を済ませておくことに。

入浴後、洗濯物を確認すると、まだ一部が乾ききっていません。再び乾燥機をまわし、その間に『銀河鉄道999』を読み漁りました。こうして漫画本を読んでいると、2時間なんて簡単に過ぎてしまうものです。気が付くと、0時を過ぎて新年を迎えていました。

5日目は午前中を仙台滞在に費やして、青葉城に立ち寄る予定です。その後、常磐線を南下して関東地方に戻り、宿泊地の横浜・桜木町を目指します。午後はほぼ移動だけになるでしょう。

2021年はまだ始まったばかりです。

撮影日:2020年12月31日
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