【旅行記】青春18きっぷで行く東北旅2020→2021 6日目(2)―乗り潰しまくり首都圏旅
1 南インド料理店「ニルワナム」に行く
2 山手線&埼京線(赤羽線+東北本線)を完乗する
3 工場萌えな人にオススメ!都会のローカル線「鶴見線」をぶらり
4 夜だろうがお構いなし!南武線を完乗する
5 東京駅どんだけ広すぎるねん
6 京葉線でトラブル発生!車内が真っ暗に・・・

▲新橋駅を通過する185系「踊り子」と山手線E235系
東京には食べ放題ランチのインド料理店がいくつかあって、中でも都心に数店舗をかまえる南インド料理店「ニルワナム」が有名とのこと。1200円でカレーやビリヤニが食べ放題という、まさに僕好みの店です。
南インド料理店「ニルワナム」に行く
これから向かう「ニルワナム銀座店」は、有楽町駅から歩いて5分の場所にあります。横須賀線で新橋に向かい、そこから京浜東北線に乗り換えて有楽町へ。東京の街中に出ると、思った以上に人で賑わっていました。これが4月頃だったら、おそらく閑散としていたでしょう。過剰に不安を煽る行政・報道機関と、それに愛想をつかした一般庶民との「距離」を、感じずにはいられません。
ビルの谷間を歩くこと5分、ニルワナムがある商業施設「銀座ベルビア館」に到着しました。エレベータで7階に上がると、レストラン街が広がっています。年末年始のせいか、その多くが営業をやめ、ひっそりと静まり返っていました。薄暗い通路を進むと、エキゾチックな看板が見えてきました。ニルワナム銀座店に到着です!

さっそく入店して荷物を下ろし、カレーを好きなだけ取ってまわります。ほどなくして、焼きたてナンがサーブされました。この店では着席後、パニプリ・焼きたてナン・ドーサが自動的にサーブされます。そのため、最初から調子に乗って食べ過ぎると、腹がヤバイことになるので気を付けましょう。

▲久々のドーサ
パニプリといえば、昨年1月のクアラルンプール以来じゃないですか。それほど辛すぎず、適度なスパイシー感が舌に広がります。ナン・ドーサを平らげると、思った以上に腹が膨れました。

しかし、まだ僕のランチは終わりません。ビリヤニを皿に盛りつけ、ライタを沢山かけたらまだいけます。気が付くと、店内の客はみな食事を終え、貸し切り状態になっていました。最後はカルダモンが効いた、カスタードスイーツをいただいて食事終了!この腹一杯になるまで食える「アンリミテッド感」が、インド料理の持ち味ではないでしょうか。
山手線&埼京線(赤羽線+東北本線)を完乗する
有楽町駅から乗り潰しの旅を再開します。これから山手線の未乗区間、田端~新宿間を乗り潰すべく、黄緑色のE235系に乗車。新宿に着いたところで、ついで埼京線の完乗に入ります。厳密に言うと、赤羽線・東北本線の完乗です。

▲埼京線に乗って大宮へ

▲大宮駅に停車中の651系
大宮駅の地下ホームに降り立ち、東北本線を一応完乗しました。しかし、経営分離された好摩~青森間は未乗のままです。個人的に、この区間を乗り潰しておかなければ、東北本線を完乗した気分にはなれません。

▲川崎駅にて
それはともかく、次なる完乗路線を求めて、僕は大宮駅の地上ホームに上がりました。今回は都心部の完乗を念頭に置いています。もしそうでなければ、そのまま川越線に入っていたでしょう。これから東北本線・東海道線を南下して、川崎に向かいます。

▲鶴見駅に到着
川崎で京浜東北線に乗り換え、鶴見にやってきました。移動しているうちに夜を迎え、すっかり暗くなっています。なにせ、福岡とは日没時間が40分も異なりますから、いつもの感覚で動いていると、不便を感じてしまいがちです。
工場萌えな人にオススメ!都会のローカル線「鶴見線」をぶらり

▲鶴見駅に到着する鶴見線205系
ひとまずホームを移動して、鶴見線の私鉄チックなホームに向かいます。これから海芝浦行きが来るというので、そのまま海芝浦支線を完乗することに。

▲海芝浦駅に到着
浅野で大川行きに接続できれば文句なしでしたが、なんと「1分差で接続逃げ」という無慈悲なダイヤ設定でした。このまま浅野で列車を待つと、次に大川行きが来るのはなんと1時間後!これでは時間をドブに捨てるも同然です。大川支線はあきらめ、扇町まで行ってから、南武線(浜川崎支線)へと入ることにしました。列車はほぼ貸し切り状態で、海芝浦駅に到着。

▲海芝浦駅に停車中の鶴見線205系

▲海芝公園
海芝浦駅は「東芝エネルギーシステムズ」敷地内にあるという、一風変わった立地の駅です。そのため、改札から外に出られるのは関係者だけで、部外者は駅構内から出ることが不可能です。年末年始ということもあり、東芝への出入口は固く閉ざされ、奥の工場は静寂に包まれていました。

▲海芝公園から眺める京浜工業地帯の夜景
折り返しまでの間、ホーム横にある海芝公園に立ち寄っておきます。ここは東芝敷地内にありながら、一般開放されている唯一の空間です。静寂と寒さに包まれた中で、しばし京浜工業地帯の夜景を満喫しました。
同じ列車で元来た道を折り返すと、浅野駅の手前で一筋の光が遠ざかっていきました。なるほど、あれが1分差で接続逃げする大川行きですな。海芝浦から大川までの需要なんて、ないにも等しいでしょうから、接続しないダイヤ設定になっているのでしょう。

▲弁天橋駅を出発する鶴見線205系
このまま鶴見に戻ってもつまらないので、途中の弁天橋駅で途中下車しました。扇町行きが来るまでの間、ここで暇をつぶします。といっても、駅周辺には工場しかありませんから、年末年始の夜は閑散としています。駅前にイルミネーションを見つけ、ココアを飲みながら、その様子をしばらく見ていました。

▲扇町駅に到着
やってきた扇町行きに乗って、そのまま終点まで行きます。これにて大川支線(安善~大川)を残し、鶴見線は8割方制覇しました。すぐに浜川崎まで戻り、それから南武線の浜川崎支線に入ります。

▲扇町駅で出発を待つ鶴見線205系

▲扇町駅の車止め・駅舎を眺めて

▲浜川崎駅を出発する鶴見線205系
夜だろうがお構いなし!南武線を完乗する
浜川崎駅は2つの路線が交わる「分岐点」とは思えないほど、閑散としていました。薄暗い通路を抜けると、道路を挟んで向かい側に南武線の駅があります。10分程度の待ち時間を挟んで、尻手行きの205系に乗車。

▲こじんまりとした鶴見線浜川崎駅

▲鶴見線から南武線に乗り換え

▲鶴見線浜川崎駅ホーム全景

▲南武線の浜川崎駅へ

▲南武線浜川崎駅ホーム

▲南武線浜川崎駅便所

▲浜川崎支線で尻手へ

▲尻手駅に停車中の浜川崎支線205系
続いては南武線の完乗に入ります。これまで一区間も乗ったことがありません。いったん川崎に戻ってから、立川を目指します。もちろん夜ですから、車窓風景は全く見えません。地図で現在地を確認しながら、終点までの時間を過ごしました。
立川で中央線に乗り換えます。現在、中央本線は金山~塩尻、辰野~岡谷~八王子、三鷹~東京間が乗車済み区間です。八王子~三鷹間を乗り潰すべく、いったん八王子に向かいます。すぐにホームを移動して、東京行きの中央特快で御茶ノ水へ。総武本線を完乗するため、緩行線で錦糸町に移動します。
東京駅どんだけ広すぎるねん
こうして2日目以来、数日ぶりに錦糸町へと戻ってきました。この時点でもうすぐ21時になろうとしています。最後まで青春18きっぷを活用すべく、ダメ押しで京葉線も制覇しておくことに。
東京駅の位置関係に疎い僕は、ものの5分もあれば、総武線地下ホームから京葉線に接続できると思っていました。しかし、いざ改札を抜けてみると、そこには果てしなく長い通路が待っていました。
東京駅どんだけ広いねん!結局、京葉線ホームまで10分もかかってしまい、乗車予定の快速列車を逃してしまいました。次に来るのは蘇我行きの普通列車です。

▲地下深くにある京葉線東京駅
終電までには成田に行けると確信していますが、もしかすると、どこかで日を跨いでしまうかもしれません。時刻表を確認すると、このまま行けば、成田には23時55分に着くことが分かりました。僕の旅恒例の「ギリギリ到着」です。
乗り込んだE233系は、しばらく走ると地上に出ました。夜ということで何も見えませんが、舞浜に着くと、ようやくここで京葉線らしい風景に出会いました。そうです、東京ディズニーリゾートです。「ミッキーの耳」を付けたカップルが乗り込んでは、夢話に花を咲かせています。ちなみにこの駅の発車メロディ、下りは平下(ロッテ時代)の応援歌、上りはホークス小川史のテーマです(笑)
平下オー平下 あずましい平下
京葉線でトラブル発生!車内が真っ暗に・・・
列車は順調に進み、まもなく蘇我という所でガクンと速度を落とし、そのまま非常ブレーキで緊急停車しました。今回の旅では3回ほど、急停車に遭遇しました。JR九州では本当にごくまれですが、首都圏でははたして多いというのでしょうか。
ほどなくして、列車内が真っ暗になりました。車掌曰く「架線の継ぎ目(エアセクション?)に停車した可能性があるため、車内の電力供給を一時停止した」とのこと。どうやらエアセクションではなかったらしく、5分程度の停車時間を経て、再び動き出しました。
この時間帯になると、天下の首都圏とはいえ本数が少なくなるものです。蘇我での接続がどうなるか不安でしたが、千葉行きはちゃんと接続を取ってくれていました。さすがに、この時間帯ですから・・・ね。これにて京葉線も完乗です!
千葉では20分近い接続時間を経て、成田行きに乗り換えます。何かめぼしいものはないかと、試しに改札を抜けてみましたが、ありとあらゆる店がシャッターを下ろしていました。駅構内のコンビニすら開いていません。これ以上の散策を諦め、ホームに戻りました。

▲成田駅で青春18きっぷを使い切る
23時24分、成田行きの1483Mで千葉駅を離れます。5日間にわたる青春18きっぷ旅は、まもなく終わりを迎えます。米沢や仙台で豪雪を経験し、浜通りや女川で震災復興を知るなど、短いながらも充実した道中でした。そして23時55分、成田駅に到着したことで、青春18きっぷ5回分を無事使い切りました。
翌日は朝の飛行機で福岡に戻ります。それまでの間、疲れを少しでも取るべく、成田駅前にある「快活CLUB成田駅前店」で休息を取ることに。この店には鍵付き個室がないため、フラットブースに入ります。シャワーで汗を流して着替え、これにて寝る準備は整いました。なお、同店シャワーには無料タオルが用意されていません。あらかじめタオルを持参しましょう。
こうして首都圏メインの6日目が幕を閉じました。7日目は成田空港からピーチで福岡に戻るだけです。運が良ければ窓際に座れますが、はたして「座席ガチャ」はうまくいくでしょうか?それと、成田線最後の未乗区間、空港第2ビル~成田空港間もどうにかしたいところ。ピーチが第1ビルから出発するので、どうにかなるでしょう。
年末年始旅はついに終盤へと突入します。
~つづく~
撮影日:2021年1月2日
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