【旅行記】青春18きっぷで行く東北旅2020→2021 7日目(完)―飛行機から富士山を「疑似お鉢めぐり」

1月3日、成田駅前のネットカフェで最終日を迎えました。この日は8時50分に出発するピーチMM523便に乗って、福岡に帰るだけです。あってないような1日ですが、自宅に到着してようやく旅は終わるものだと思います。



JR成田線を完乗した・・・つもり


睡眠時間は6時間しかなく、おまけにフラットブースという環境でしたが、思った以上にぐっすり眠れました。ただ残念なことに、近くのブースから30分もアラームが鳴り続き、気持ちの良い起床とはいきませんでした。

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7時に店を出て、30分に成田を出発できれば予定通りです。荷造りを済ませてから、レジ横の座席ブースで朝食をいただきます。快活CLUBの朝食といえば、毎度おなじみトーストにフライドポテトを挟んだチップバティです!これにコーヒーを付けたら、もう完璧な朝食になります。

温まったところで朝食を終え、会計を済ませて店を出ると、キンとした冷気が肌を刺してきました。それでも東北に比べたら、まだ幾分かは暖かい方です。これから成田空港に向かいますが、ピーチ・アビエーションはジェットスターとは違い、第1ターミナルから出発します。行先に気を付けねばなりません。

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今回は京成を利用して、成田から成田空港を目指します。じつはJR成田線のうち、空港第2ビル~成田空港間が未乗です。別会社を利用する形にはなりますが、これから乗る区間はまんま並走区間ですし、カウントして・・・よかろーもん?

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やってきた成田空港行きは、オーソドックスな3700形でした。まだ残る眠気と戦いながら過ごしていると、列車はいつの間にか空港の地下に入っていました。7時40分、成田空港駅に到着。これにて一応、JR成田線も完乗しました。

ガランドウとした成田空港で


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ゲートを越えて空港ターミナルに入ると、無残なまでに閑散としていました。本来ならば日本の玄関口として、人種・言語を問わず多くの人々が行き来するような場所ですが、インバウンドが壊滅した今日では、もはやその賑わいは跡形もありません。

これがいつまで続くのでしょうか。世界中がこのようになってから、まもなく1年になります。もはや未知との戦いを続けるレベルではなく、社会全体が同じベクトルを向く状況は望ましくありません。ゼロリスク信仰と視野狭窄から抜け出すことが、正常化への第一歩ではないかと思います。

着いたらさっそくチケットを手に入れます。はたして、座席ガチャはうまくいくでしょうか。恐る恐る券面を目にすると・・・A席?

よっしゃー!

このハラハラ感もまた、LCCを活用した飛行機旅の面白いところです。これでもう思い残すことはありません。さっさと搭乗口に行っちゃいましょう。そしてやってきました、荷物検査場です。国内線ですから、そう面倒な場所ではありません。

そう思っていたのもつかの間、「バックパックの中を調べさせてほしい」と声がかかりました。どうやら、検査機が筆箱に反応したようです。少し手こずりましたが、なんとか余裕をもって、搭乗口に到着しました。

ピーチMM523便で富士山を空中散歩!カメラで「疑似お鉢めぐり」もできるぞ


MM523便は搭乗口から離れた場所に沖止されています。8時半ごろ、シャトルバスに乗って駐機場へ。ターミナルからそれほど離れていない場所に、バスは停まりました。ついに、帰りの飛行機に搭乗します。

ピーチ・アビエーションといえば以前、マスク着用を拒否したクレーマーが暴れて事件になりましたが、それを受けてか、余計マスクにうるさくなったようです。個人的に、マスクを(過剰対策を求めるクレーマーに対する)一種の「免罪符」と見なしているような気がしてなりません。こうして武漢熱騒動は、世界中に大きな分断を刻みつけました。

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定刻通り、飛行機は成田空港を離陸して福岡に向かいます。

この日の東京上空は晴れ。気温が低いため、遠くの景色も鮮明に見ることができます。まずは印旛沼に沿って東に進み、銚子上空で右に旋回。房総半島を北西に進んで、東京上空に入りました。眼下には首都圏のビル群や住宅地が、まるでジオラマ模型のように広がっています。遠くにポツンとみえるのは、羽田空港の滑走路でしょうか。

東京から針路を変えて西に進み、JR中央本線をなぞるように航行を続けます。離陸直後に富士山が見えたので、この日は上空から富士山が見えることはすでに把握しています。そのまま山梨県方面に行けば、今僕が座っている進行方向左側の席でも、ちゃんと富士山が見えるはず。



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思った通り、富士山が進行方向左奥から迫ってきました。ここまで富士山をじっくりと、間近で見るのは人生初です。しかも前日とは違って、雲がほとんど見当たりません。完璧に近い姿がそこにはありました。

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富士山をなめるように観察したのち、さらに飛行機の針路を観察し続けます。本州中央部を横切るように進み、やがて雲の真上に出ました。東海地方は軒並み雲に覆われていますが、かろうじてセントレアが見えます。

日常の風景に包まれて


やがて雲は晴れ、眼下に雪が見えてきました。そこがどこなのかは分かりませんが、おそらく滋賀県か三重県西部でしょう。ほどなくすると、眼下に琵琶湖の一部が見えました。これで滋賀県上空を航行していることが分かりました。

やがて少し右に旋回して、大阪・京都の市街地を迂回します。この辺は空港が3つもありますから、その辺の事情もあるのでしょう。兵庫県で再び海沿いに戻り、明石海峡大橋を見ながら航行を続けます。

山口県中央部で降下をはじめ、徐々に地上の風景が鮮明になってきました。関門海峡を過ぎると、見覚えのある光景が目に飛び込んできます。あっという間に宗像市上空に入り、なんと自宅まで見えたからビックリ!家まで手が届きそうな距離ですが、あそこまでまだ2時間もかかります。

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志賀島が見えてくると、そこから先はおなじみRW34の着陸コースです。雑餉隈上空で大きく左に旋回したら、あとは高度を下げて福岡空港に着陸。11時半のことでした。

今回は預け荷物もなく、おまけにボーディングブリッジで直接ターミナルに入れます。さっとターミナルを出て、家路につきましょう。朝まで成田にいたとは思えないほど、日常に限りなく近い風景に包まれていました。どんなに長い旅でも、終わってしまえばあっという間です。

「青春18きっぷで行く東北旅2020→2021」(完)

撮影日:2021年1月3日
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