【JR南郷駅から徒歩20分】目井津漁港~虚空蔵島を散策する(宮崎県日南市)

JR日南線の観光特急「海幸山幸」に乗るため、宮崎県日南市南郷にやってきました。さっそく始発駅の南郷駅にやってきたは良いものの、列車が来るまで2時間もあります。

この微妙に長い待ち時間をどうするか、途方に暮れながら地図を開いてみると、近くに漁港を見つけました。歩いて20分程度で行けそうなので、さっそく暇つぶしに行ってみることに。

これから行く場所は「目井津」というそうで、漁港のすぐ横には虚空蔵島という、防波堤で陸続きになった島があります。そこまで行けたら、今回の散策は大成功です。さあ行きましょう!

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南郷駅を出て、まずは国道と日南線に沿って海を目指します。海沿いのイメージが強い南郷駅ですが、思ったよりも内陸部にあることがわかりました。やがて、小さな踏切が見えてきたので、いったん国道を離れて路地に入ります。

踏切の看板を見てビックリ!なんと、鹿児島鉄道管理局と書かれているではありませんか。国鉄時代の看板です。思わぬ収穫を得て国道に戻り、虚空蔵島を目指します。

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やがて漁村の風景が色濃くなり、ついに目井津漁港に到着しました。すぐ目の前に見える小高い丘が、虚空蔵島なのだそうです。島へと進む前に、まずは漁港をぶらりと散策してみました。

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この漁港からは、対岸の大島に行く渡船が出ています。桟橋の規模からして、船はそれほど大きくなさそうです。乗船客用の小さな待合室がありました。

かつては人口数百人だったという大島も、過疎化が進んだことで、今やほぼ無人島とのこと。数か所あった集落は、自然に帰りつつあるそうです。

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▲大島行き渡船乗り場

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漁船がずらりと停泊する中を進むと、やがて日南線のガーダー橋が見えてきました。撮影地として有名な細田川橋梁です。この日はあいにくの曇りでしたが、天気の良い日はさぞかし、撮影者でにぎわうことでしょう。

ちなみに、川の対岸には大堂津駅があります。ずいぶん遠くまで歩いてきましたね。

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それではついに、最終目的地の虚空蔵島に向かいます。その名の通り、もとは沖合に浮かぶ小さな島でしたが、漁港の拡張に伴い、防波堤を介して本土と陸続きになりました。おかげで船に乗ることなく、簡単に島巡りをすることができます。

虚空蔵島の亜熱帯植物群

指定 国指定天然記念物
指定日 昭和二十六年六月九日

周囲約一キロメートル。周囲は岩塊に囲まれ、中央は八十メートルくらいの丘になっている。

温暖多雨の気象条件にめぐまれ、モクタチバナを優先種とする百三十余種の植物を育成する亜熱帯植物の自然植生を生み出した。なかでもフカノキはこの島が北限である。

現在は防波堤により陸続きとなっているが、築堤以前は孤立した島であり、干潮時にのみ陸続きとなり、人が渡れたと言われている。
また、飫肥藩の勧請により虚空蔵菩薩がまつられたことにより、地理的条件に宗教的条件が重なって亜熱帯植物群が保護されたと考えられる。

平成十三年三月三十日
南郷町教育委員会

島入口の看板によると、頂上に鎮座しているのは虚空蔵菩薩とのこと。どうりで鳥居がないわけです。ヤブ蚊が大量にいそうですが、とりあえず行けるところまで行きたいと思います。

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亜熱帯植物群の中に入ると、すぐにじめじめとしてきました。水が流れているわけではないのに、妙に湿っぽいのです。その環境を好んでか、陸上というのにカニが住み着いていました。

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石段をさらに進むと、赤い立派な門が鎮座していました。

ここで足元に目をやると、蚊が何匹も食いついています。このまま強行突破すれば、後ほどむず痒さに泣くこと間違いなし。ただでさえ、蚊に刺されやすいんですから・・・。

こういうときは撤退するのが吉です。ある程度、島の様子が分かったところで、今回の散策を終えて南郷駅に戻りました。

次にここへ来るときは、天気が良い日でありますように!

撮影日:2020年9月26日
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