【いいエンジン音】鹿島臨海鉄道6000形気動車を観察する

鹿島神宮駅に停車していたのは、まぎれもない6000形気動車でした。

その角ばったボディーは今どきの鉄道車両にない、独特な武骨さを漂わせています。鹿島臨海鉄道では近年、新型車両が登場しては6000形を置き換えつつあるそうです。偶然とはいえ、目にできてラッキーでした。

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今回、鹿島神宮駅で与えられた時間はわずか10分。これをうまく活用して、6000形気動車をじっくり観察することに決めました。

停車中の6000形は2両編成のいわゆる重連。まずは水戸側の先頭車から写真に収めていきます。前面形状はどことなく、同世代のキハ38形を思わせるものがありますね。あちらはすでにJRから撤退済みですが、水島臨海鉄道とミャンマーで余生を送っているそうですよ。

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側面には「K.R.T」のプレートが溶接されています。小湊鉄道の「K.T.K」表示に通じるものを感じます。

車体の腐食が進んでいるのか、所々、車体の塗装がひび割れています。海沿いを走り続けているだけに、塩害のダメージが大きいのでしょう。塗装をすべて剥がしたら、大きな腐食が多数見つかりそうです。

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▲水戸側先頭車6010

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車内は転換クロスシート主体で、一部ロングシートになっています。

駅構内に「ガラガラ」という、古めかしいエンジン音が鳴り響きます。このエンジン音を聞きながらの高規格ローカル線の旅は、さぞかし痛快でしょう。

しかし、それができるのは決して長くはなさそうです。車体をよく見ると、中のさびが塗装を押し上げているのか、凹凸だらけになっていました。登場からすでに30年以上が経過した今、6000形は着実に引退への道を進みつつあります。

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▲鹿島神宮側先頭車6016

はたして、次に鹿島臨海鉄道でこの車両を見る日が来るでしょうか。もし次にその日が来たならば、ぜひとも鹿島神宮から水戸まで乗り通したいものです。

「三セク第一世代」の姿をしかと目に焼き付け、鹿島神宮駅を後にしました。

撮影日:2020年12月29日
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Comment

中林20系

JR東日本完乗のときに

鹿島サッカースタジアム駅という…乗り鉄には困り物のJR駅がある関係で、そこを通過してその先の荒野台駅まで鹿島臨海鉄道に乗りました。で、この車両でしたよ。
エンジン音…キハ好きにとってあれは好かったです。高規格路線を走る短編成の気動車…ガラガラガラガラ…同じ関東なのに一気に旅情が盛り上がったものでした。

で、そもそも少ない車内吊り広告に…ベトナム語のものがあったのが今を象徴してると言うか、この沿線にも留学生や技能実習生が多いのだな、と。
わたしも水戸まで通しで乗ってみたい…年末の旅で当初は考えていたのですが、諸事情により…と。

早いところ自由な旅が出来る世の中になってほしいものです。

2021年02月06日(土)19:54

こーたろー

もう製造されて長い時間が経っていたんですね。
開業時はキハ20も走っていたのですが
いつの間にか姿を消してしまいましたね。

2021年02月13日(土)16:57
WRA

wra

こーたろーさんへ

南阿蘇鉄道もそうですが、いくつかの三セクがキハ20や52を引き継いだそうですね。
6000形が走っているうちに、鹿島臨海を制覇できるかどうか・・・。

2021年02月13日(土)23:22
WRA

wra

中林20系さんへ

そうなんですよ。鹿島サッカースタジアム・・・
あれがあるからこそ、まだ鹿島線完乗とは言えないんですよねぇ。

あのあたりにベトナム人が多いということは、つまりベトナム料理店も多そうです。
ベトナム料理ってあまり食べたことがないような・・・。

個人的には今の状況だからこそ、積極的に外に出てほしいと世間に対して思っています。
一連の同調圧力を見ていると、戦争に負けてから何も教訓を得ていない、と感じずにはいられません。

ということで沖縄行きを計画していましたが、なんと飛行機飛んでねええええ!!

2021年02月13日(土)23:41