【旅行記】サンライズ出雲&18きっぷの旅2021春 9日目―静岡県内途中下車の旅

ついに首都圏を離れる時が来ました。上野から一気に熱海まで抜けて、静岡県内を途中下車しながら下ろうと考えています。これまでスルーすることが多かっただけに、新たな出会いが待っているでしょう。



グリーン車で熱海に行く


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▲上野駅にて

9日目は7時半に起床して、8時にホテルを出ました。まずは18きっぷを買うべく、みどりの窓口に行きます。ここでビックリ、なんと長蛇の列ができていました。結局15分は待ったでしょうか、ようやく自分の番に回ってきました。ううむ、前日のうちに買っておくべきでした。

これで乗車予定の列車を逃してしまいました。まあこれぐらいなら想定の範囲内です。余った時間を利用して、駅内のスーパーで弁当を買い、グリーン券を購入して改札を抜けました。これから熱海までの道中、グリーン車で過ごそうというのです。

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▲鶴見駅を通過(写真は京浜東北線と旧本山駅をゆく鶴見線205系)

この日の天気は良く、おおむね晴れといってもよいですが、前日の雨のせいもあって富士山は見えなさそうです。しばらくの間、2階席から列車を眺めつつ過ごします。複々線区間が長く続くだけに、多くの列車とすれ違い、そして並走するのが東海道線の魅力です。

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▲平塚に留置された215系はこの先どうなるか・・・

風景は首都圏のビル群から住宅地に変わり、それも海岸線に変われば、終点熱海はもうすぐ。数日ぶりにJR東海エリアに入っていきます。熱海駅で島田行きに乗り換え。

買い物をしに三島で途中下車


旅を初めて1週間がたち、爪が気になってきました。じつは爪切りを持ち合わせていません。そこで三島に立ち寄り、散策を兼ねて買い物しようと考えました。爪切り、ウエットティッシュ、ペットボトルのお茶を買えたら合格点です。

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▲三島駅にて(写真は211系)

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▲三島駅の伊豆箱根鉄道乗り場

ちょうど三島中心部に100円ショップやスーパーがあるようです。あっさりと買い物を済ませ、それからついでに三嶋大社を訪れました。かなり大きな神社です。境内には鹿苑もあって、子供たちが小鹿に見入っています。除角されたばかりなのか、頭が血だらけという、痛々しい姿の鹿もいました。

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▲三嶋大社にて

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▲三島駅にて(写真は伊豆箱根鉄道3000系)

三島駅に戻り、旅を続けます。事前の予想通り、富士山は分厚い雲に覆われ、見えなくなっていました。続いては『ちびまる子ちゃん』の舞台でおなじみ、清水を目指します。いったんJRを離れて、静岡鉄道の撮影に入ろうというのです。

静岡鉄道を写真に撮る


列車は次なる目的地・清水に到着しました。ホームを出て改札に向かうと、ちびまる子ちゃんのパネルが出迎えてくれます。駅前に出ると、今度はサッカーの銅像がありました。そうか、清水といえばエスパルスのホームでしたね。

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▲清水エスパルスマスコット「パルちゃん」デザインのマンホール

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▲消火栓蓋もサッカー仕様

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▲清水といえば次郎長親分も忘れちゃいけねぇ

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▲懐かしい香り漂う清水のアーケード

清水駅と静岡鉄道新清水駅は若干離れていて、15分ほど歩きました。どこか懐かしい雰囲気の商店街を抜けて踏切を越えると、新清水駅が見えてきます。明るくて歩きやすい街でした。

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▲新清水駅にて(写真は静岡鉄道A3000形)

静岡鉄道では新車導入が進み、カラフルで真新しい電車が行き来しています。旧型の1000形が間もなく姿を消すというので、もし可能であれば見ておきたいところ。ピンク色のA3000形に乗って、静岡方面を目指します。

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▲車両基地のある長沼駅

1000形は長沼車庫に留置されていました。おそらく最後の一編成なのでしょう。A3000形に囲まれながら、コンプレッサーを鳴らしていました。車庫の奥には1000形の廃車体が置かれています。

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▲新静岡駅に到着

長沼から再び電車に乗って、新静岡駅にやってきました。このままJR静岡駅に移動するのも悪くないですが、静岡といえば家康が晩年を過ごした地・駿府城を忘れてはいけません。ちょうど桜が満開だというので、見に行ってみました。

今川さんのおひざ元・駿府城を行く 家康「解せぬ」


新静岡駅から少し歩くと、駿府城の石垣が見えてきました。この辺りが静岡市の中心部らしく、静岡県庁・市役所も近くにあるのだそうです。まだ4月に入っていませんが、すでに桜は満開を迎えていました。多くの市民が外に出て、お花見を楽しんでいます。

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駿府城本丸の遺構は、明治期に大方取り壊されています。現在はその発掘作業が行われ、見学できるようになっていました。土の中から立派な内堀が顔を出し、駿府城ありし頃の面影を今に伝えています。

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▲今川さん、2019年の彦根に来ていたなぁ

駿府城といえば家康のイメージが強いですが、今川氏の居館にルーツを持ちます。発掘に際して今川時代の遺構も発見され、それらも分かりやすく示されていました。さて、駿府城で今川といえば、ご当地キャラ「今川さん」も忘れてはいけません。市内各所でちゃんと活用されているようでした。

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▲JR静岡駅

駿府城散策を終えた僕は、静岡駅からJR線に戻って島田に向かいました。あと少しで日没ですが、最後に行っておきたい場所があります。

東海道島田宿を抜けて大井川鐵道新金谷駅へ


島田駅からは徒歩で金谷駅に移動します。道中、川越しで栄えた東海道島田宿や、大井川の鉄橋、そして大井川鐵道新金谷駅など、見どころがいくつも控えています。なんとか日没までに、全部見られるでしょうか。

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▲島田駅にて

地図上では、駅から大井川まで近いように見えますが、意外と離れています。10分ほど歩くと、右手に立派な神社が見えてきました。なんでも大井神社というそうで、立派な境内に東海道の賑わいを見て取れます。

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▲大井川堤防にて

大井神社を過ぎてさらに進むと、島田宿への入口が見えてきました。旧宿場町は歴史的景観を残したまま、きれいに整備されています。そしてついに大井川の堤防に到着。これから1キロに及ぶ大井川の鉄橋を渡り、金谷に入ります。

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▲全長1キロにおよぶ大井川橋

橋に差し掛かると、上流からの強い風が吹きつけてきました。あまりの風の強さに、帽子が吹き飛ばされてしまいそうです。必死に頭を押さえて進むこと10分、なんとか大井川を越えて金谷に入りました。次なる目的地は、大井川鐵道新金谷駅です。

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▲新金谷駅にて

新金谷駅に到着すると、側線に近鉄南大阪線から来た16000系が留置されていました。12000系の引退により、近鉄旧特急色が消滅したのはつい最近のことです。今や現役の旧塗装は、ここ大井川鐵道の16000系を残すだけとなりました。しかし、それも決して安泰とは言えません。老朽化のため、東急や南海の中古車が続々と入線しています。

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▲新金谷駅にて(写真は元近鉄16000系)

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▲チャバコ自販機

最後に新金谷駅を散策していると、ここで面白いものを見つけました。箱入りスティック粉末茶「チャバコ」なるものが、自販機で販売されています。その売上が大井川鐵道の保全に活かされると聞いたからには、買わないわけにはいきませんよね。

紀伊半島一周に備えて亀山に行く


新金谷駅を出発したころ、ついに日没を迎えました。暗くなってしまう前に、JR金谷駅まで戻りたいところ。しかし、この先に待ち受けているのは、延々と続く坂道です。かなりハードなコースですが、予定通りに行けるかどうか・・・断定はできません。

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▲日産ラルゴの廃車体だ!!懐かしいなぁ

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▲金谷駅を遠望して

なんとか長い坂道を抜けて、金谷駅へと続く道に入りました。平坦地にある新金谷とは対照的に、金谷駅は丘の上に設置されています。だいぶ坂を上る羽目になりました。

この日の最終目的地は三重県亀山市です。このまま順調に乗り継げば、亀山には22時に到着するはず。金谷から東海道本線を下り続け、浜松で乗り換えます。待ち時間を利用して、駅構内のうどん店で夕食を済ませ、さらに移動を続けます。

名古屋で待っていたのは、211系の快速亀山行きでした。名古屋駅で買ったパンをかじりながら、真っ暗闇の関西本線を下ります。そして当初の予定通り、亀山には22時過ぎに到着しました。ホームには伊賀上野行きのキハ120が停車しています。かなり西まで戻ってきました。

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▲亀山駅に到着

今晩の寝床は快活クラブ亀山店と決めています。鍵付き個室はないものの、翌朝は4時台起床と早いですし、ブースでも全然問題ありません。深夜営業のスーパーを見つけ、そこで翌朝用の弁当と飲み物を買い、おなじみフラット式のブースに落ち着きました。

10日目は紀伊半島を時計回りに一周します。紀勢本線は本数が少ないため、始発列車で亀山を出発する予定です。もし時間があれば、紀州鉄道にも乗っておきたいところ。さらなる出会いを求めて、旅を続けます。
~つづく~

撮影日:2021年3月22日
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Comment

libertyrail

大井川鐵道新金谷駅行かれましたか。
広い構内に車両基地や転車台ありじっくり巡るのがいいですね。
近鉄南大阪・吉野線で走ってた16000系がいて
原色の近鉄特急色が残ってますが
南海電鉄の車両が導入され1編成は引退濃厚です。
といいつつwraさんが行かれた同じ週の日曜に
少しだけ乗りまして新金谷駅も行きました。

12200系は2月に定期列車から勇退しましたが
その後団体列車で走り今月は臨時列車で運転があり
夜勤明けですがチャンスがあれば週末に撮影しようか考えてます。

2021年04月08日(木)08:49
WRA

WRA

libertyrailさんへ

返信が遅れて申し訳ありません。

大井川の16000系が危ないと聞いて足を運びました。
もうちょっと明るい時間帯に行けたらよかったですが、次回訪問時の良い下見になりましたよ。

いつの間にか譲渡車が増えていてビックリしました。
近鉄に南海と、かつての関西球団ゆかりの車両がそろい、これに阪急もあればと何度思ったか(無理ですが)・・・

2021年04月28日(水)23:47