【旅行記】サンライズ出雲&18きっぷの旅2021春 13日目―富士山はすぐに隠れた

13日目はいったん東京方面に引き返して、富士山を撮りに行きます。昔から撮影地として有名な富士川で、山を背景に新幹線を撮ろうと思い立ちました。ついでに豊橋発浜松行きの373系普通列車に乗るため、5時に起床して店を出ました。



まさに乗り得 373系普通914Mに乗る


まだ薄暗い豊橋市内を歩きだし、豊橋駅に向かいます。そういえば2019年の夏、飯田線の始発列車に乗ったときも、この時間帯に店を出ました。交通量は少なく、街自体がまだ眠りについています。

豊橋駅から数日ぶりに青春18きっぷを使い、静岡方面に向かいます。朝食はすでに快活クラブ店内で済ませました。まずは特急型373系の普通列車、浜松行き914Mで終点まで乗りとおします。

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▲浜松行き373系914Mに乗車

列車が進むにつれて、薄暗い空は徐々に明るくなり、右手から朝日が照りつけてきました。これなら一日中天気がよさそうです。はたして、富士山を最高のコンディションで撮影することはできるでしょうか?

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▲浜松駅でホームライナー静岡を見送る

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▲浜松駅を出発する373系ホームライナー静岡

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▲興津駅に停車

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▲興津駅に到着する211系

浜松駅ではホームライナーに接続できますが、別ホームに停車中の普通列車に乗り換えます。373系のリクライニングシートに別れを告げ、ここからはロングシートで延々と移動します。途中、静岡・興津での乗り換えを挟み、富士川で列車を降りました。

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▲興津駅から富士山の先端部が見える

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▲興津駅を通過するEF210-140+貨物列車(福山レールエクスプレス)

富士山&新幹線を撮りに富士川堤防へ


富士川駅前に出ると、真正面に富士山がそびえていました。若干雲が気になるものの、けして撮影に不適なコンディションではありません。汗ばむ天気の中、富士川堤防を目指しました。

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▲富士川堤防から富士山を眺めて

やがて富士川に到達すると、写真でしか見たことのない、迫力満点な富士山麓の絶景が広がっていました。このような富士山は、過去に数回しか見たことがありません。わざわざ名古屋で、晴れが来るまで粘った甲斐があったというものです。

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▲富士川堤防と筆者

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▲東海道新幹線N700系と富士山(上り)

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▲東海道新幹線N700系と富士山(下り)

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▲富士山が雲に覆われてきた

まずは位置を変えながら、新幹線と富士山を撮ります。1号線のバイパス沿いに来たところで、ふと異変を感じました。先ほどまで見えていた山頂部が、雲に隠れているじゃないですか。いったん撮影をやめ、冷やし中華を食べながら富士山の様子を観察することに。

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▲「地震山下」という変わった小字名を発見

ほんの小さな雲が山頂部を覆ったかと思いきや、今度は箱根から大きな雲が近づいてきます。やがて富士山の上半分が、大きな雲に覆われてしまいました。

もういい!

不本意ですが撮影をやめて、富士川駅に戻ります。本格的なランチにするため、列車で沼津に向かいました。なんでも、沼津駅から歩いて数分の場所に、おいしいパキスタン料理店があるとか云々。

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▲沼津駅前にあるハラル料理店「アラジン」でランチ

沼津駅の北口からしばらく歩くと、「アラジン」が見えてきました。ランチはバイキング形式になっていて、1000円でもおつりが来ます。イスラム色の強いお店です。ということはつまり、僕好みのカレーということじゃないですか。

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▲アラジンではビュッフェ形式のランチが供されている

カレーは4種類用意されていて、辛さもそれぞれ異なっています。個人的にはカルダモンが甘さを引きたてる、サツマイモカレーがおすすめです。ナンによく合いますよ。

美濃赤坂支線を往復する


昼食に満足したところで、もと来た道を戻って大阪に向かいます。その前に、武豊線化美濃赤坂支線を往復しようと考えました。大阪には少し早めに着きたいので、所要時間が短い、美濃赤坂支線を往復することに。

ひたすら静岡県内を下り、豊橋から快速で名古屋に向かいます。東海地方の土産物でかつ長持ちするものといえば、浜松名物「うなぎパイ」です。名古屋でも買えることは知っているので、いったん名古屋に途中下車して、家用に買って帰ります。

間もなく日没という頃、大垣までやってきました。ホーム先端部に移動すると、313系の2両編成が停車しています。これに乗って美濃赤坂支線を往復すれば、はれて東海道本線を完乗することになります。

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▲大垣駅で美濃赤坂支線に寄り道

美濃赤坂行きは思った以上に速いスピードで、走り出しました。ものの7分で美濃赤坂に到着。駅舎を簡単に撮影してから、乗ってきた列車に戻ります。

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▲美濃赤坂駅に到着

今晩の宿は大阪駅から歩いて20分の場所にある、「カプセル・イン大阪」に決めています。このホテルは日本初のカプセルホテルとして、1979年に誕生しました。元祖カプセルホテルがどういった場所なのか、一晩体験したいと思います。

夜もすっかり遅くなったころ、大阪駅に到着しました。地下街をえんえんと歩き続け、地上に出てから商店街に入ります。居酒屋が多いのか、にぎやかな歓楽街になっていました。そのど真ん中にホテルを発見。

さすがは元祖カプセルホテルというだけあって、他にはない古めかしさが漂っていました。場所によっては階段の床マットが外され、通れないようになっています。昭和ロマンを感じながら風呂に入り、一日の汗を流しました。

年季の入ったカプセルに入ると、思った以上に居心地が良いことに気づきました。黒川紀章氏が「2100年のビジネスホテル」をコンセプトに設計しただけはあります。昭和期の日本社会が思い描いた未来を感じつつ、快適な夜を過ごしました。

撮影日:2021年3月26日
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