【旅行記】サンライズ出雲&18きっぷの旅2021春 14日目―大阪・神戸でやらかして寛いだ

14日目は青春18きっぷを使わず、おもに大阪近郊をめぐります。元祖カプセルホテルでは古いながらも、ゆったり寛ぐことができました。これから御堂筋線に乗って、難波を目指したいと思います。



なんばパークスに帰ってきた南海の背番号19


最初になんばパークスを訪れました。2月に南海ホークスメモリアルギャラリーがリニューアルされ、名前すら書かれていなかった南海OB・野村克也氏の写真や遺品が、仲間入りを果たしています。

IMG_6033.jpg
▲地下鉄御堂筋線でなんばパークスへ

汗ばむ天気の中、空中庭園の階段を上って屋上へ。ギャラリー外観を彩るのは、南海ホークス全盛期の写真です。その中にはもちろん、昭和の名捕手にして強打者・野村克也の姿もありました。

IMG_6034.jpg
▲リニューアルされた南海ホークスメモリアルギャラリーに到着

さっそく中に入りましょう。展示パネルは一新され、年表の中に「野村克也」の四文字が刻まれました。

途中、年配の方がやってきて、感慨深そうに眺めていたのが印象に残っています。ホークスが大阪にあったころに思いをはせ、関西クラシックが復活する日を願いつつ、なんばパークスを後にしました。

IMG_6035.jpg
▲ノムさんの遺品が展示されている

この日の目的地は、一になんばパークス、二に有馬温泉、以上の二つです。有馬温泉には夕方ごろに行くとして、次に世界最大の陵墓・大仙古墳を見にいきたいと思います。南海高野線で三国ヶ丘へ。

仁徳天皇陵をお花見散策する


三国ヶ丘駅を出て少し歩くと、小高い丘が見えてきました。その手前には水がたたえられています。間違いない、これが仁徳天皇陵といわれる大仙古墳です。人工物とは思えないほど、広々としています。

IMG_6036.jpg
▲南海高野線で堺東方面へ

IMG_6037.jpg
▲日本最大の大山古墳をめぐる(写真は堺市上下水道局のすいちゃん)

まずは古墳の周囲を取り巻く遊歩道に沿って、反時計回りに散策していきます。

ちょうど桜が満開を迎え、地元住民が花見を楽しんでいました。遊歩道は散歩やランニングの人でにぎわい、春の和やかな雰囲気に包まれています。

IMG_6040.jpg
▲満開の桜に囲まれた大仙古墳

IMG_6042.jpg
▲大仙古墳(仁徳天皇陵)遥拝所

大仙古墳の周濠や周堤の上にも、小さな古墳がいくつか眠っています。おそらく副葬品が収められているのでしょう。

古墳の周囲をグルリと回って、前方部にある遥拝所までやってきました。周囲は歴史公園になっていて、ここにも小さな古墳が多数眠っています。ちょうどフリーマーケットが開かれ、ここも多くの来場者でにぎわっていました。

古墳散策を終えてJR百舌鳥駅へ。

IMG_6043.jpg
▲大山古墳のミニチュアと手作り埴輪

Twitterでかさやんの笠置グリーティングを見つけ行こうとしたが


次なる目的地は特に決めていません。まだ午前ですし、とりあえず天王寺方面に戻りたいと思います。

ここでふとTwitterを開くと、気になる情報を見つけました。情報発信の主は奈良県笠置のご当地キャラクター「かさやん」。なんでも、交野市マスコット「ほしのあまん」と一緒に、笠置山近辺をグリーティング中とのこと。

ここでふと、笠置へのアプローチを考えました。公式情報を詳しく見てみると、なんでもグリーティングは午前限りとのこと。え、今って何時でしたっけ?ええと、10時半ですか。ということは、今から笠置に行った場合、到着は早くても12時です。ということはつまり、間に合わんということですよ。

予定していなかったとはいえ、やらかしてしまいました。もう少し早く気が付いていれば、もう少し奈良方面にいたら、今頃は笠置でマスコットを追っかけまわしていたでしょう。後悔しているうちに、大回り乗車で京都まで来ていました。もういっそ、このまま大阪まで抜けたいと思います。

IMG_6046.jpg
▲阪和線・大和路線・奈良線を経由して京都へ(写真は原型221系)

ふとTwitterを見ていると、ひこにゃんの写真が投稿されていました。なるほど、ひこにゃんは定期的にグリーティングをしているみたいですね。さっそく公式情報を見てみると、頻繁に登場していることが分かりました。よし、明日は彦根で餅猫様でも拝むことにしましょう。

有馬温泉で世間の声を聴く


これから福知山線に入って三田に向かい、神戸電鉄に乗り換えます。向かうは当初の予定通り、近畿地方の奥座敷・有馬温泉です。立ち寄り湯がいくつかあるため、気軽に日帰り入浴することができます。

IMG_6053.jpg
▲有馬口駅から有馬温泉

IMG_6054.jpg
▲有馬口駅で神戸電鉄を撮影

有馬口で有馬温泉行きに乗り換え、六甲山の中腹をグイグイ進んでいきます。

数年前に廃止されたという、新有馬駅の跡地も後方展望からしっかり見ておきましょう。ホームが撤去されたことで、駅跡はただっぴろい空き地と化していました。

IMG_6056.jpg
▲ホームが取り壊された新有馬駅跡

IMG_6059.jpg
▲有馬温泉駅に到着

これから立ち寄り湯の一つ、銀の湯に向かいます。温泉街の中心部は観光客でにぎわっていました。2019年以前ほどではないせよ、観光地としてあるべき姿を取り戻しつつあります。

その中で僕は立て続けに、道行く人が似たようなことをぼやくのに気付きました。

「密を避けてきたのに人が多いわね」

何気ない一言ですが、日本社会のすさんだ様子が見え隠れしています。「三密回避」という言葉が社会活動を縛り、停滞させ、大衆文化を抹殺に追いやっていることに、いまだ多くの人が気づいていません。

IMG_6061.jpg
▲有馬温泉の桜も満開だ

IMG_6063.jpg
▲御所泉源

IMG_6064.jpg
▲有馬温泉中心部を行く

IMG_6065.jpg
▲有馬温泉街で一枚

IMG_6068.jpg
▲北政所ねねの像

IMG_6069.jpg
▲有馬温泉街から川沿いに出て一枚

こうなると、旅先でも余計なことを考えてしまいます。色々考えこむうちに、目的地の「銀の湯」に到着。

さっそく入湯しようと思いましたが、ここでも過剰対策にぶち当たりました。入場制限が敷かれているらしく、男湯の前には列ができています。それほど待たずに済みましたが、あらためて「三密回避」が持つ弊害を感じつつ、入湯することになりました。

IMG_6070.jpg
▲有馬温泉駅に戻ってきた

一晩であしたのジョーを全巻読んだ結果


有馬温泉で温まったのち、神戸電鉄・地下鉄を乗り継いで三宮に向かいます。この日は三ノ宮駅前の快活クラブで一日を終える予定です。

まずその前に、腹ごしらえと行きましょう。ちょうど三ノ宮駅にやよい軒があります。ここでチキン南蛮定食をいただき、腹ごしらえを済ませたところで、快活クラブに移動しました。

パチンコ店入口からエレベータに乗って、上階のレジで受付を済ませます。この店には鍵付き個室がないため、フラットのブース席に入りました。もし『あしたのジョー』があれば、さっそく読み進めたいと思います。じつは「ない店」が多いのですよ・・・。

ダメもとで探してみると、幸い置かれていました。さっそく全巻借りてブースに戻り、ひたすら読み進めます。この時点で、ウルフ金串戦の直前まで読んでいました。ソフトクリームを作っては食べ、読み進めて、またソフトクリームを食べて、読み進める・・・。それを延々と繰り返します。

ウルフの顎が砕かれ、マンモス西がうどんを食べて、力石が死に、カーロスリベラがやってきて、ドサ回りをやって、金竜飛と戦い、ハリマオと戦い、そしてついにやってきた・・・ホセ・メンドゥーサ戦!真っ白な灰になったところで、ついに『あしたのジョー』を読了しました。

ここでふと時計を見ると、すでに4時を回っていました。なんと、8時間も『あしたのジョー』を読み続けていたのです。結局一睡もすることなく、4時半に店を出ました。

これから5時2分発の始発京都行きに乗ります。
~つづく~

撮影日:2021年3月27日
関連記事
鉄道ゆるキャラ温泉ホテル

Comment

オバ鉄

 こんにちは

wraさんの18きっぷの旅 楽しく拝見させていただいております。

wraさんのバイタリティー溢れる行動には いつも感心させられます。
いい意味で九州男子だからなのかなぁ・・・

有馬温泉まで訪問なさるとはびっくりです。
私たちはいつも金の湯ばかり入浴し、炭酸泉の銀の湯は未訪問です。
実はコロナ前から入場制限はありました。
東南アジア系から中国系の観光客で 芋洗い状態でしたよ。
男子は1時間待ちなんてざらで どこぞのテーマパーク並でした。
昨年末はガラガラで 初めてゆっくり入れました。

頑張っている人をみると 自分も鼓舞されている気がします。
若いエネルギーで突っ走ってほしいなぁ。

2021年04月13日(火)11:50
WRA

WRA

オバ鉄さんへ

返信が遅れて申し訳ございません。


常々フリーダムにやらせてもらっていますが、これも不安の裏返しというものです。

よく考えると、常に「海外に行けないつらさ」が脳裏に染みついています。
それと人間としてうまくいかない歯がゆさ、見放される恐怖心も・・・。

今は悲しみを怒りに変え、さらに怒りを行動に変えて生き抜こうと、そう思って過ごしています。
諦めたら試合終了だと安西先生も言っていましたし。


有馬温泉の追加情報、ありがとうございます。
以前は「多すぎる」という理由で、入場制限がかかっていたんですね。

たしかに有馬は関西屈指の観光地ですし、温泉といえば日本文化の一つでもありますから、外国人には喜ばれていたでしょう。


ここ10年で、若い趣味ブロガーは軒並みSNSに流れてしまいました。
FC2ブログをはじめ、趣味ブログ界隈の高齢化は痛いほど感じています。

だからこそ、まだまだ若い心で突っ切りたいと思います(笑)
インドへの道は諦めませんよ。

2021年04月28日(水)23:33