【旅行記】サンライズ出雲&18きっぷの旅2021春 15日目―意地でもひこにゃんと会う

ついに旅を始めてから半月を迎えました。記念すべき15日目は一日中天気が悪く、降水確率はほぼ100パーセントとのこと。夜明け前の三ノ宮駅から東海道本線を上り、ひこにゃんを見るべく滋賀県彦根市を目指します。



雨と雨の隙間


店を出て外に出ると、空は真っ暗闇に覆われていました。風景はまだ夜そのものです。一睡もしていないにもかかわらず、眠気はほとんどありません。改札口で5回目のスタンプを押してもらい、神戸線ホームに上がります。

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▲夜明け前の三ノ宮駅にて(写真は321系)

これから神戸線の始発列車で東海道本線を上がり、滋賀県彦根市に向かいます。ひこにゃんのグリーティングは11時から、四番町スクエアで行われるとのこと。このまま順調に進めば、彦根には8時ごろに着くでしょう。おまけにこの時間帯、滋賀県内では強い雨が降るらしく、むやみに屋外に出ることは命取りです。さて、どうしようか。

大阪で快速に乗り換え、寄り道をすることなく目的地を目指します。大阪を過ぎると雨が強まり、電車の天井から雨のたたきつける音が聞こえてきました。真新しい225系は、雨などお構いなしに、ガンガン飛ばして先を急ぎます。

結局雨が弱まる気配はなく、そのまま彦根駅が近づいてきました。とりあえずいったん彦根はスルーして、米原で列車を降りることに。とりあえず何か食べておきましょう。

米原駅で列車を降りて、いったんホームを離れます。改札横にコンビニを見つけ、弁当を買って朝食にしました。

さて、暇つぶしするにもやりようがありません。どうするか色々考えた挙句に、下り新快速で京都まで往復するという結論に至りました。往復して彦根に戻ってきた時点で、雨がやんでいたら彦根市内に出て、降っていたら岡山に移動します。

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▲雨が降り止んだ彦根駅にて

何の意味もなく、折り返して京都に向かい、再び新快速で彦根に戻ります。この間にも、僕は雨雲レーダーで天気を注視していました。すると、雨雲は滋賀県内だけ避けるように、さっと消えていくではありませんか!決して好天ではありませんが、これなら彦根市内を散策することはできます。

滋賀県内に入ると、雨は徐々に収まっていき、近江八幡を過ぎるとすっかり止んでしまいました。よっしゃ!

1年半ぶりのひこにゃんは何も変わらず・・・ってそりゃそうだよな


彦根に足を下ろすのは1年半ぶりです。2020年のご当地キャラ博は中止になり、憂鬱な秋を過ごしました。世間はまた同じ過ちを繰り返し、暗黒時代は2年目を迎えようとしています。

彦根の暖かい風を忘れてしまうのは、僕にとって不本意なことです。せめて旅先として足を下ろしたいと、そう思ったわけです。ついでにひこにゃんのグリーティングも見ておきましょう。

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▲彦根駅に到着

改札を抜けて駅前に出ると、彦根の日常風景が広がっていました。ご当地キャラ博以外でここに来るのは、じつは初だったりします。日常の彦根はいったいどんな街なのでしょうか。

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▲桜満開の彦根城

まずは桜が満開だという彦根城を目指して、駅前通りを進みます。前回きたときは建て替え工事中だった彦根市役所は、すっかり新庁舎に生まれ変わっていました。もちろん、古い町並みは全然変わっていません。

彦根城内に入ると予想通り、桜は満開を迎えていました。これを見るために旅行者が訪れ、人でにぎわっています。立て看板によると、ひこにゃんのグリーティングは予定通り催されるとのこと。それでは、久々の四番町スクエアに移動しましょうか。

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夢京橋キャッスルロードにも通行人がいます。どんなに感染症専門家やマスコミ、一部政治家が不安を煽り続けたところで、人は忠実に従うどころか、欺瞞に気づいては見限りつつあります。先に見えるのは、けして暗闇だけではありません。

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四番町スクエアに着くと、すでにステージのセッティングは終わり、来場者がひこにゃんを待ち続けていました。ほどなくすると、観光協会の事務所からひこにゃんが登場。来場者の歓声に包まれ、ステージショーが始まりました。

たとえイベントができない状況であっても、こうやって個別に活用機会を設けることは、今の自治体・団体にとって最上の活用策かもしれません。あとは「新しい生活様式」「3密回避」という諸悪の根源さえ断ち切れたら、この暗黒時代は幕を閉じるでしょう。

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▲彦根駅に到着する223系

無事にひこにゃんのグリーティングを見届けたのち、彦根駅に戻ります。ここでついに、雨が降り出しました。急ぎ足で駅に戻り、駅前の土産物店で「鮒ずし」を買って、これにて彦根滞在は終了。これから大阪方面に戻っていきます。

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▲彦根駅を通過するEF65-2107+貨物列車

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▲彦根駅を通過するEF210-131+貨物列車

宇野線を完乗する


彦根駅で通過列車を数本撮影したのち、やってきた新快速に乗車。この日の最終的な目的地・岡山を目指して、東海道本線をひたすら下っていきます。途中、大阪駅で途中下車して、駅構内の立ち食いうどん店で昼食にしました。

再び列車の旅に戻り、とくに写真や動画を撮ることなく、兵庫県内をひたすら西へと進んでいきます。相生に着くと、同じホームには濃黄色の115系が停車中。これを見ると、地元に戻りつつあるのを実感せずにはいられません。船坂峠を越えて近畿地方に別れを告げ、岡山県に入りました。

この日は岡山駅から歩いて20分の場所にある、カプセルイン岡山に宿をとっています。大浴場・サウナ付きはカプセルホテルの定番ですが、これにプラスして簡単な朝食もついているという、貧乏旅行者の良き味方です。

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▲四国汽船「なおしま」

まだチェックインまで時間があるので、未乗区間の宇野線を完乗したいと思います。ホーム先端部に停車中の宇野行きに乗車。ひそかに213系を期待していましたが、あいにくボックスシートのオンボロ編成でした。

茶屋町で特急街道から離れ、宇野線の末端部に入ります。まもなく日没という頃、終点宇野に到着しました。待ち時間を利用して、宇野駅前を少しだけ散策します。雨が止んだばかりなのか、水たまりだらけの駅前を抜けると、フェリー乗り場がありました。直島行きの四国汽船「なおしま」が停泊しています。

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▲宇野駅

空が完全に暗くなったころ、乗車予定の列車が到着。こちらは213系の2両編成でした。大規模な車体更新を受けたことで、マリンライナー時代の面影は大幅に失われています。こうして15日目の移動を終えて、岡山に戻ってきました。

さて、夕食はどうしましょう。今夜はどこかで外食する気分じゃありません。駅横にイオンモールを見つけ、館内のスーパーで弁当を買ってからホテルに行きます。

ホテルは1・2階がサウナ・大浴場スペースに、3階以上が宿泊スペースになっていました。身軽になって大浴場に入り、サウナで汗を流します。ここのサウナがけっこう居心地がよくて、1時間もサウナに入っていました。嬉しいことに、ここのサウナは朝も営業しているとのこと。よし、翌朝もサウナに入ろう!

ついに旅は最終章に入りました。16日目はついに最終日です。岡山から呉線・岩徳線を経由して、九州に戻りたいと思います。おそらく、乗りっぱなしの一日になるでしょう。最後まで旅を楽しもうじゃないですか。
~つづく~

撮影日:2021年3月28日
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Comment

花梨

こんばんは

鉄道の旅もいいですね。
去年から遠出はしていなくて 我慢の限界(苦笑)です。
でもこちに伺うと旅をしている気分になります。


ひこにゃん人気者ですね。
ゆるキャラに会えるのも楽しみですよね。


岡山から呉線・・・
わぁ うちの近所も電車で通られたんですね。
続きも楽しみにしております。

2021年04月14日(水)22:05
WRA

WRA

花梨さんへ

コメントありがとうございます。

とくに、特急やローカル線は非日常感があって、18きっぷのシーズンが来るのをいつも楽しみにしています。

職種によっては、会社から「県外に出るな」「宿泊するな」とお達しが出ていることもあるでしょうし、昨年から身動きの取れない人は多そうですね。事実、知り合いが通っている専門学校では一時期、県外に出たら「2週間登校禁止」ということがあって、不可抗力の県外移動でも容赦なしでした・・・。


いやはや、かなり息苦しい世の中です・・・。
そんな中でも、癒しを求めていろんな場所に行ってみたりします。

先日の彦根は正直迷いましたが、行って正解でした。
たかが着ぐるみされど着ぐるみです(笑)


それにしても、呉線って乗りとおすと結構時間がかかるものなんですね。
(保線費用をケチるため)徐行区間もありますが、おかげで絶景をじっくり満喫できました。

2021年04月28日(水)23:18