【旅行記】東京九州フェリーで行く関東私鉄旅 6日目―東京最終日に体力を使い果たす
JR&東武を乗り継いで都内に戻る
前日に残しておいた「ちちぶ餅」を平らげ、9時ごろにチェックアウト。これから徒歩でJR熊谷駅に向かいます。線路沿いをしばらく進むと、秩父鉄道の上熊谷駅が見えてきました。はるか先には熊谷駅も見えます。天気は相変わらずの曇りですが、雨は降っていません。

▲秩父鉄道上熊谷駅

▲秩父鉄道クハニ24
さらに道を進むと、保存車両が突然姿を現しました。車両は分割されており、店舗として活用されているようです。電車なのは分かるものの、見慣れない形をしています。調べてみると、秩父鉄道クハニ24ということが分かりました。9時半ごろ、熊谷駅に到着。

▲熊谷駅と秩父鉄道6000系

まずは入場券で新幹線ホームに上がり、30分ほど新幹線の発着・通過シーンを動画に収録します。E2系・E7系・W7系の高速通過シーンはもちろんのこと、引退迫るE4系「Maxとき」の収録もできました。前日夜からしめて3本、E4系を動画に収めた形です。

▲東武野田線大宮駅ホーム
今回の旅ではおもに関東私鉄を利用しました。JRを利用したのはほんの数回にとどまり、中でも最長区間になったのが、これから乗る熊谷~大宮間でした。E231系で高崎線を上り、大宮で東武野田線に乗り換え。

▲大宮駅を通過するEH500-50号機けん引貨物

▲東武野田線10000系

▲東武野田線の主力60000系

▲春日部駅に到着
初乗車の東武野田線を利用して、春日部経由で都心に向かいます。大宮駅で待っていたのは新しい60000系でした。かつては単線区間の多い、8000系だらけのローカル線というイメージでしたが、ここ10年でずいぶん様変わりしたものです。まさか、特急まで走ろうとは・・・。

▲春日部駅に停車する500系リバティ

『クレヨンしんちゃん』一色の春日部駅で伊勢崎線に入り、日比谷線直通で都心へ。これからニルワナムでランチにしようと思い、銀座線に乗り換えて店に来たまでは良いのですが、どうも店内の様子がおかしい。
よく見ると、ランチビュッフェ用のテーブルに何も置かれていません。これはもしや、ランチビュッフェをしてないというパターンですか?ここまで来たのは、いわば雲ゆえの気まぐれですが、それでもガッカリはしますよ。なんだったら、ヴェヌスがある錦糸町で降りるべきでした。
イスラム横丁でレア食材を買いまくる
気を取り直して、有楽町から山手線で新大久保に移動します。これからイスラム横丁で、スパイスやパキスタン食品を探して回ろうじゃないですか。街中は3月頃と変わりなく、多くの人で賑わっていました。よい傾向です。
同じ新大久保でも、韓国街とは対照的にコンパクトなイスラム横丁。店の数は決して多くありませんが、品ぞろえがいいので、つい長居してしまいがちです。横丁の盟主的存在・グリーンナスコに入ると、前よりもレイアウトが変わっていました。通路が広くなり、歩きやすくなっています。
個人的に欲しいものが一つありました。ゴラブ(Golab)ことローズウォーターです。香水代わりに使ってもよし、水に加えて飲んでもよし、スイーツのフレーバーに使ってもよしという、この万能水を求めていました。グリーンナスコの2階に上がると、一番奥に化粧品コーナーがあります。ここにありました、ローズウォーター!
さらに店内を歩くと、チーズ入りの激アマスイーツ・ラスグッラの缶がありました。これも欲しい食品の一つです。それとマスタードシードを激安で手に入れ、ジャックフルーツの未熟果の缶詰も購入しました。ジャックフルーツはいずれカレーに入れてみようと思います。
欲しいものが軒並み手に入り、大満足でイスラム横丁を出た僕は、疲労に悩まされていました。雨で靴が濡れてしまい、おかげで足が疲労で満たされています。おまけに東京の天気は下り坂に入るらしく、長居は無用と判断しました。山手線で品川へ。
横須賀で長い夜を過ごす
あとは品川から横須賀中央まで、京急線で下っていきます。嬉しいことに、激レアで有名な9100形C-Flyerが逆方向からやってきました。数が少ない割には、品川に来たら必ず見るような気がします。

▲品川駅に停車する9100形「C-Flyer」印旛日本医大行き

▲キュンちゃんいろいろ
泉岳寺方面から2100形の快特三崎口行きが到着。北海道観光振興機構のご当地キャラ「キュンちゃん」のラッピング車両でした。余裕があれば横浜中華街に行こうと考えていましたが、2100形が快適すぎて座席から離れられません。結局、立ち上がる気力がわかないまま、列車は横須賀中央駅に到着しました。

▲車内もキュンちゃん

▲横須賀中央駅に到着

▲横須賀中央駅を離れる2100形

改札を抜けて駅前に出ると、観光案内書の前に「スカレー」が鎮座していました。横須賀といえば、このご当地キャラを忘れてはいけませんよね。
さて、これから駅前通りをひたすら歩いて、東京九州フェリーのターミナルに向かいます。往路はタクシーで数分というイージーコースでしたが、実際に歩いてみたら、どれ程かかるでしょうか。

駅前通りを進むこと10分、大通りに出ました。右折して少し進むと、フェリーターミナルが左手に見えてきます。所要時間は20分といったところでしょうか。さすがに早すぎたのか、フェリーターミナルには誰もいません。そらそうよ。出航時間まであと7時間もあるわけですから。

やがて腹が減ってきました。嬉しいことに、フェリーターミナルの近くにショッピングモールがあります。そこで何か食べようと、行ってみたは良いものの、ここでまた「例のアレ」を忘れていました。
そうです。ギリギリ20時を過ぎているじゃないですか。当然ながらどの店も通常営業を終え、テイクアウトだけになっています。
常々感じていましたが、なぜ定食屋も時短にする必要があったのでしょうか。圧政志向のゼロリスクに固執して、なにも良いことはありません。不自由と不寛容と分断を生むだけです。緊急事態宣言もろとも、いい加減にしましょうや?
結局、スーパーで半額の弁当とお茶を買い、ターミナルで食べることにしました。いつのまにか雨が降り出しています。急いでターミナルに戻ると、いつの間にか人の数が増えていました。といっても平日でかつ就航数日後ですから、けして多いとは言えません。
21時ごろ、港を一望できる喫煙室に出ると、これから乗船する「はまゆう」が近づいてきました。これから車と乗船客を下ろし、数時間後に折り返します。それまでの間、ブログ記事を書きながら暇をつぶすことに。

23時15分、乗船が始まりました。エスカレータで3階に上がり、ボーディングブリッジから乗船します。基本的な構造は姉妹船「それいゆ」とほぼ変わらず、新門司までの道中、往路と同じように過ごせそうです。
寝台で重い荷物から解放され、身軽になったところで大浴場に行きます。ひと風呂浴びている間に、船は横須賀港を出発しました。街の灯はあっという間に姿を消し、真っ暗闇の東京湾をひた進んでいきます。0時半ごろ就寝。
撮影日:2021年7月6日
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