【旅行記】ローカル線乗りつぶし旅2021夏 14日目―伊勢奥津のあまごめしがウマすぎる
14日目から18きっぷ旅を再開します。
辻堂駅前の快活CLUBを出て、始発熱海行きで東海道本線を下りました。この日は三重県内のJR線を完乗するため、名松線・参宮線を往復する予定です。
1 台風の強風域に巻き込まれた
2 台風から一時的に逃れた名松線乗り潰し紀行(名古屋~松阪~伊勢奥津)
3 絶品「あまご飯」を買う(伊勢奥津~鳥羽~名古屋)
4 台風で京都線完全ストップ!大阪のホテルに無事たどり着けるのか?
5時過ぎの快活CLUBを出ると、入居している雑居ビルは静寂に包まれていました。薄暗いビルを出て辻堂駅に入り、始発電車を待ちます。

▲始発前の辻堂駅にて

▲熱海の土砂災害現場(伊豆山地区)を通過
まずは東海道本線をひたすら下ります。何度も通ったことがあるだけに、写真を撮ることなく、ただロングシート地獄を耐えるのみ。富士山はいつも通り、雲に覆われて見えませんでした。静岡通過時の雨率の高さは異常すぎます。
それだけではありません。台風の影響で名古屋一帯が強風域に入り、豊橋を通過すると徐々に風が強くなってきました。岡崎の手前から停車と徐行を繰り返し、数十分の遅れで名古屋に到着。

▲松阪でキハ11に乗り換えて名松線へ
名古屋駅で東海道線から離れ、亀山行きに乗り換えます。終点で待っていたのはもちろん、ロングシートのキハ25。味気ないひと時を過ごし、松阪で伊勢奥津行きに乗り換えました。

▲キハ11車内

▲紀勢本線と名松線の並走区間を走る

▲家城駅に到着

▲名松線内唯一の交換駅・家城駅
名古屋を離れるにつれ、天気も風も徐々に落ち着きを取り戻したかと思いきや、名松線に入ると再び天気が悪化。家城駅で雨が降り出しました。不安定な天気が続く中、終点の伊勢奥津駅に到着。

▲家城駅で雨が降り出した

▲駅員がスタフを運ぶ

▲家城駅を出発するキハ11松阪行き

▲家城を出ると山深くなってきた

▲伊勢奥津駅に到着

▲伊勢奥津駅横の土産物店であまごめしを購入
伊勢奥津での停車時間は長く、その時間を駅撮影や昼食の購入に充てました。といっても近所にコンビニやレストランの類はなく、見えるのは山と小集落ばかり。ダメ元で駅隣接の休憩施設に入ると、職員からお茶のもてなしを受けました。
幸いなことに、売店スペースも併設されています。その中に川魚の炊き込み飯「あまごめし」を発見。これでなんとか、昼食を確保できました。清流流れる伊勢奥津らしい、素朴で味わい深い一品です。

▲香ばしく焼かれた川魚を混ぜ込んだ「あまごめし」

▲天気は悪いが雨は降っていない
あまごめしに満足したところで、元来た道を戻っていきます。雨こそ落ち着きましたが、依然として空は雲に覆われていました。松阪で快速「みえ」鳥羽行きに乗り換え、参宮線を往復します。

▲松阪で快速みえ鳥羽行きに乗車
鳥羽での折り返し時間は短く、写真を撮る間もなく鳥羽を出発。ここからは伊勢鉄道でのワープを挟み、名古屋までキハ75の車中の人となります。
すっかり日が暮れたころ、終点の名古屋に到着しました。ホーム上できしめんを立ち食いしたのち、米原行きの新快速に乗車。この日は大阪まで行く予定です。

▲参宮線末端部の車窓
列車は順調に関ヶ原を超え、米原に到着しました。ここで新快速に乗り換えと思いきや、電光掲示板を見ても、「新快速」の文字が一切見当たりません。これはおかしい。
詳細を調べてみると、なんでも台風の影響で新快速は運休とのこと。最悪です。諦めて223系の普通に乗り、真っ暗闇の琵琶湖線を下り続けました。
悲劇はさらに続きます。山科駅を一向に出発しません。なんでも京都が満線状態とのこと。新快速を削ったのに満線とは、一体どういうことでしょうか。さらに高槻・茨木でも10分程度の立往生が続き、大阪駅を目前にして、ついに223系は歩みを止めました。
10分経っても一向に動く気配はなく、イライラは募るばかり。すでにホテルで寛いでいるはずなのに、淀川の川面を延々と見させられているのですから。ついに80分の遅れを出して、大阪駅に到着しました。
すでに0時を過ぎています。ホテル側に遅れる旨を伝え、予定時間よりも1時間遅れてチェックインしました。大浴場併設のカプセルホテルですが、風呂に入る気力はなく、倒れこむように就寝。
~つづく~
撮影日:2021年8月9日
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 1日目―阪九フェリーせっつに乗る
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 2日目―大雨に付きまとわれる北陸路
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 3日目―北陸鉄道&万葉線を乗りつくそう
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 4日目―北陸から東北に抜ける大移動日
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 5日目―由利高原鉄道を見逃さなかった
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 6日目―リゾートしらかみで青森突入
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 7日目―酸ヶ湯温泉は本当にすっぱい
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 8日目―北三陸はあっさり通過
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 9日目―思い付きで平泉に途中下車
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 10日目―さらば東北!ついに関東地方へ突入
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 11日目―西武山口線を撮りに行く
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 12日目―西武小江戸&東武りょうもうに乗る
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 13日目―閉会式当日の国立競技場に行った
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 14日目―三重県内のJR線完乗へ
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 15日目―神戸で1日中過ごす
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 16日目―中国地方の山岳ローカル線を完乗せよ!
ローカル線乗りつぶし旅2021夏 17日目(完)―超ヤバイ雨が降り出した
辻堂駅前の快活CLUBを出て、始発熱海行きで東海道本線を下りました。この日は三重県内のJR線を完乗するため、名松線・参宮線を往復する予定です。
14日目の行程(赤文字は新規乗車区間)
辻堂~【東海道本線】~熱海~【東海道本線】~沼津
沼津~【東海道本線】~浜松~【東海道本線】~豊橋~【東海道本線】~名古屋~【関西本線】~亀山~【紀勢本線】~松坂~【名松線 ※1】~家城
家城~【名松線 ※1】~伊勢奥津
伊勢奥津~【名松線】~松阪~【紀勢本線・参宮線みえ】~鳥羽
鳥羽~【参宮線・紀勢本線・伊勢鉄道・関西本線】~名古屋~【東海道本線】~大垣~【東海道本線】~米原~【東海道本線】~大阪(80分遅れ)
※1:長時間停車を利用して家城駅に途中下車
辻堂~【東海道本線】~熱海~【東海道本線】~沼津
沼津~【東海道本線】~浜松~【東海道本線】~豊橋~【東海道本線】~名古屋~【関西本線】~亀山~【紀勢本線】~松坂~【名松線 ※1】~家城
家城~【名松線 ※1】~伊勢奥津
伊勢奥津~【名松線】~松阪~【紀勢本線・参宮線みえ】~鳥羽
鳥羽~【参宮線・紀勢本線・伊勢鉄道・関西本線】~名古屋~【東海道本線】~大垣~【東海道本線】~米原~【東海道本線】~大阪(80分遅れ)
※1:長時間停車を利用して家城駅に途中下車
目次
1 台風の強風域に巻き込まれた
2 台風から一時的に逃れた名松線乗り潰し紀行(名古屋~松阪~伊勢奥津)
3 絶品「あまご飯」を買う(伊勢奥津~鳥羽~名古屋)
4 台風で京都線完全ストップ!大阪のホテルに無事たどり着けるのか?
台風の強風域に巻き込まれた(辻堂~名古屋)
5時過ぎの快活CLUBを出ると、入居している雑居ビルは静寂に包まれていました。薄暗いビルを出て辻堂駅に入り、始発電車を待ちます。

▲始発前の辻堂駅にて

▲熱海の土砂災害現場(伊豆山地区)を通過
まずは東海道本線をひたすら下ります。何度も通ったことがあるだけに、写真を撮ることなく、ただロングシート地獄を耐えるのみ。富士山はいつも通り、雲に覆われて見えませんでした。静岡通過時の雨率の高さは異常すぎます。
それだけではありません。台風の影響で名古屋一帯が強風域に入り、豊橋を通過すると徐々に風が強くなってきました。岡崎の手前から停車と徐行を繰り返し、数十分の遅れで名古屋に到着。
台風から一時的に逃れた名松線乗り潰し紀行(名古屋~松阪~伊勢奥津)

▲松阪でキハ11に乗り換えて名松線へ
名古屋駅で東海道線から離れ、亀山行きに乗り換えます。終点で待っていたのはもちろん、ロングシートのキハ25。味気ないひと時を過ごし、松阪で伊勢奥津行きに乗り換えました。

▲キハ11車内

▲紀勢本線と名松線の並走区間を走る

▲家城駅に到着

▲名松線内唯一の交換駅・家城駅
名古屋を離れるにつれ、天気も風も徐々に落ち着きを取り戻したかと思いきや、名松線に入ると再び天気が悪化。家城駅で雨が降り出しました。不安定な天気が続く中、終点の伊勢奥津駅に到着。

▲家城駅で雨が降り出した

▲駅員がスタフを運ぶ

▲家城駅を出発するキハ11松阪行き

▲家城を出ると山深くなってきた

▲伊勢奥津駅に到着
絶品「あまご飯」を買う(伊勢奥津~鳥羽~名古屋)

▲伊勢奥津駅横の土産物店であまごめしを購入
伊勢奥津での停車時間は長く、その時間を駅撮影や昼食の購入に充てました。といっても近所にコンビニやレストランの類はなく、見えるのは山と小集落ばかり。ダメ元で駅隣接の休憩施設に入ると、職員からお茶のもてなしを受けました。
幸いなことに、売店スペースも併設されています。その中に川魚の炊き込み飯「あまごめし」を発見。これでなんとか、昼食を確保できました。清流流れる伊勢奥津らしい、素朴で味わい深い一品です。

▲香ばしく焼かれた川魚を混ぜ込んだ「あまごめし」

▲天気は悪いが雨は降っていない
あまごめしに満足したところで、元来た道を戻っていきます。雨こそ落ち着きましたが、依然として空は雲に覆われていました。松阪で快速「みえ」鳥羽行きに乗り換え、参宮線を往復します。

▲松阪で快速みえ鳥羽行きに乗車
鳥羽での折り返し時間は短く、写真を撮る間もなく鳥羽を出発。ここからは伊勢鉄道でのワープを挟み、名古屋までキハ75の車中の人となります。
すっかり日が暮れたころ、終点の名古屋に到着しました。ホーム上できしめんを立ち食いしたのち、米原行きの新快速に乗車。この日は大阪まで行く予定です。

▲参宮線末端部の車窓
台風で京都線完全ストップ!大阪のホテルに無事たどり着けるのか?
列車は順調に関ヶ原を超え、米原に到着しました。ここで新快速に乗り換えと思いきや、電光掲示板を見ても、「新快速」の文字が一切見当たりません。これはおかしい。
詳細を調べてみると、なんでも台風の影響で新快速は運休とのこと。最悪です。諦めて223系の普通に乗り、真っ暗闇の琵琶湖線を下り続けました。
悲劇はさらに続きます。山科駅を一向に出発しません。なんでも京都が満線状態とのこと。新快速を削ったのに満線とは、一体どういうことでしょうか。さらに高槻・茨木でも10分程度の立往生が続き、大阪駅を目前にして、ついに223系は歩みを止めました。
10分経っても一向に動く気配はなく、イライラは募るばかり。すでにホテルで寛いでいるはずなのに、淀川の川面を延々と見させられているのですから。ついに80分の遅れを出して、大阪駅に到着しました。
すでに0時を過ぎています。ホテル側に遅れる旨を伝え、予定時間よりも1時間遅れてチェックインしました。大浴場併設のカプセルホテルですが、風呂に入る気力はなく、倒れこむように就寝。
~つづく~
撮影日:2021年8月9日
シリーズ内記事一覧
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