富士急行の元京王5000系&元205系を激写!(大月駅⇔上大月駅)
JR中央本線を東京から長野県へと移動中、乗り換えのため大月駅に降り立ちました。あいにく次の列車が来るまで、およそ1時間も開いています。
もし、青春18きっぷや乗り放題系の企画乗車券を使っていれば、いったん改札口を出て駅周辺を散策しつつ、ご当地の特産品や観光地に触れるのが、いわば「我流の鉄道旅」です。僕は迷わず改札口を出て、大月駅のロータリーに出ました。
▲JR大月駅駅舎
大月といえば、富士急行のターミナル駅ということを忘れてはいけません。これまでろくに見たことのない、富士急電車を撮影しようと、時刻表を見ました。なんでも、今ホームに停車中の電車が、あと数分で出発するとのこと。
富士急線のホームに目をやると、JR東日本から譲渡された元205系(6000系)が停車しています。これをどこかで撮影してみようと、早歩きで駅前を出ました。
▲大月駅に停車中の富士急行6000系(元205系初期車)
大月駅の徒歩圏内に、富士急の無人駅「上大月」があります。撮影のついでに、この駅にも立ち寄ってみることにしました。
古めかしい町並みをしばらく進むと、やがて中央本線から分岐した富士急線が、右手から迫ってきます。ここで遠くから電車の音が聞こえてきました。どうやら、先ほど大月駅で見た6000系が出発したようです。
やや中途半端な位置ですが、カーブを描いて上大月駅に進入する様子を写真に収めました。今いる場所のすぐ近くには、目的地の上大月駅があるのです。
▲大月~上大月駅間を走行する富士急行6000系(元205系初期車)
▲国道20号線を横断する
電車を撮影後、国道20号線をまたいで上大月駅に入ります。山々に抱かれた大月市街地は、とにかく緑に包まれた町です。清々しい風を受けながら、駅に続く坂道を下りました。
▲上大月駅に到着
ゆるい下り坂を進むと、目の前に小さな停留所が見えてきました。目的地に到着です。トンネル坑門の手前から単式ホームが伸びています。大月駅から続く曲線の途中にあるため、ホームは全体的にカーブを描いています。
▲上大月駅は棒線ホームの無人駅だ
▲上大月駅駅名標(きかんしゃトーマス「エドワード」)
▲真新しい待合室がたつ上大月駅
かつては趣ある待合室があったそうだ
以前の上大月駅には、趣ある木造の待合室が建っていたそうですが、今ではその面影なく、真新しく機能的な待合室が置かれています。木材をふんだんに使っているのが特徴です。
上大月駅では、河口湖からきた電車の動画収録も行うことに。到着したのはなんと、元京王5000系(富士急1000系)のうち、京王カラーをまとう編成でした。ラッキー!
▲大月駅に停車中の富士急行1000系(元京王5000系カラー)
動画収録後、元来た道を戻って大月駅に向かいます。ホームには先ほど収録した、元京王5000系が折り返しを待っていました。複数の角度からその姿をしっかり撮影して、駅前広場に移動します。
▲大月駅で出発を待つ富士急行1000系(元京王5000系)河口湖行き
▲大月駅富士急乗り場
▲大月駅で出発を待つ6000系(元205系)『きかんしゃトーマス』ラッピング
▲大月駅前ロータリー
接続列車の時間まで、まだ余裕があります。駅前広場を散策してみると、大月ならではのものがいくつかありました。
▲大月市立図書館マスコット「ツキッピー」パネル
▲富士山がデザインされた大月市マンホール
▲大月桃太郎伝説自販機
駅前広場で「大月桃太郎伝説」と書かれた自販機を見つけたので、最後にご紹介します。桃太郎といえば岡山県をイメージしがちですが、ここ山梨県大月市にも同じような話が伝わっています。
基本的なストーリーは岡山のそれと似通っていますが、細かい部分に相違点が見られます。おばあさんが洗濯に使った川は「桂川」、その川の源にあるのは「百蔵山」、桃太郎が成長したのは「鶴島」、鬼の居城は「岩殿山」といった具合に、独自の地名を伝えているのが特徴です。
浦島太郎伝説が山奥深くの木曽上松に残っているように、古い伝説が日本各地に残っているのを再認識したところで、大月滞在を終えました。短時間でしたが、富士急電車を撮影することもでき、有意義な滞在になったと思います。
撮影日:2021年10月19日
もし、青春18きっぷや乗り放題系の企画乗車券を使っていれば、いったん改札口を出て駅周辺を散策しつつ、ご当地の特産品や観光地に触れるのが、いわば「我流の鉄道旅」です。僕は迷わず改札口を出て、大月駅のロータリーに出ました。
▲JR大月駅駅舎
大月といえば、富士急行のターミナル駅ということを忘れてはいけません。これまでろくに見たことのない、富士急電車を撮影しようと、時刻表を見ました。なんでも、今ホームに停車中の電車が、あと数分で出発するとのこと。
富士急線のホームに目をやると、JR東日本から譲渡された元205系(6000系)が停車しています。これをどこかで撮影してみようと、早歩きで駅前を出ました。
▲大月駅に停車中の富士急行6000系(元205系初期車)
大月駅の徒歩圏内に、富士急の無人駅「上大月」があります。撮影のついでに、この駅にも立ち寄ってみることにしました。
古めかしい町並みをしばらく進むと、やがて中央本線から分岐した富士急線が、右手から迫ってきます。ここで遠くから電車の音が聞こえてきました。どうやら、先ほど大月駅で見た6000系が出発したようです。
やや中途半端な位置ですが、カーブを描いて上大月駅に進入する様子を写真に収めました。今いる場所のすぐ近くには、目的地の上大月駅があるのです。
▲大月~上大月駅間を走行する富士急行6000系(元205系初期車)
▲国道20号線を横断する
電車を撮影後、国道20号線をまたいで上大月駅に入ります。山々に抱かれた大月市街地は、とにかく緑に包まれた町です。清々しい風を受けながら、駅に続く坂道を下りました。
▲上大月駅に到着
ゆるい下り坂を進むと、目の前に小さな停留所が見えてきました。目的地に到着です。トンネル坑門の手前から単式ホームが伸びています。大月駅から続く曲線の途中にあるため、ホームは全体的にカーブを描いています。
▲上大月駅は棒線ホームの無人駅だ
▲上大月駅駅名標(きかんしゃトーマス「エドワード」)
▲真新しい待合室がたつ上大月駅
かつては趣ある待合室があったそうだ
以前の上大月駅には、趣ある木造の待合室が建っていたそうですが、今ではその面影なく、真新しく機能的な待合室が置かれています。木材をふんだんに使っているのが特徴です。
上大月駅では、河口湖からきた電車の動画収録も行うことに。到着したのはなんと、元京王5000系(富士急1000系)のうち、京王カラーをまとう編成でした。ラッキー!
▲大月駅に停車中の富士急行1000系(元京王5000系カラー)
動画収録後、元来た道を戻って大月駅に向かいます。ホームには先ほど収録した、元京王5000系が折り返しを待っていました。複数の角度からその姿をしっかり撮影して、駅前広場に移動します。
▲大月駅で出発を待つ富士急行1000系(元京王5000系)河口湖行き
▲大月駅富士急乗り場
▲大月駅で出発を待つ6000系(元205系)『きかんしゃトーマス』ラッピング
▲大月駅前ロータリー
接続列車の時間まで、まだ余裕があります。駅前広場を散策してみると、大月ならではのものがいくつかありました。
▲大月市立図書館マスコット「ツキッピー」パネル
▲富士山がデザインされた大月市マンホール
▲大月桃太郎伝説自販機
駅前広場で「大月桃太郎伝説」と書かれた自販機を見つけたので、最後にご紹介します。桃太郎といえば岡山県をイメージしがちですが、ここ山梨県大月市にも同じような話が伝わっています。
基本的なストーリーは岡山のそれと似通っていますが、細かい部分に相違点が見られます。おばあさんが洗濯に使った川は「桂川」、その川の源にあるのは「百蔵山」、桃太郎が成長したのは「鶴島」、鬼の居城は「岩殿山」といった具合に、独自の地名を伝えているのが特徴です。
浦島太郎伝説が山奥深くの木曽上松に残っているように、古い伝説が日本各地に残っているのを再認識したところで、大月滞在を終えました。短時間でしたが、富士急電車を撮影することもでき、有意義な滞在になったと思います。
撮影日:2021年10月19日
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