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【お局様】富山地方鉄道14760形 乗車記(宇奈月温泉→新黒部)

新車を導入する余力のない地方私鉄では、JR・大手私鉄からの譲渡車が幅を利かせています。北陸地方を代表する地方私鉄・富山地方鉄道も例外ではなく、西武鉄道から10000系(20020形)を購入したことは記憶に新しいです。

他の地方私鉄と同じように、譲渡車の割合が増えつつある富山地方鉄道ですが、今も自社発注車が活躍を続けています。今回は1979年に登場してから40年以上もの間、主力として君臨する14760形の原塗装車に乗って、その乗り心地を体験してみました。

宇奈月温泉駅でキャーオツボネサマーに出会う
▲宇奈月温泉駅で出発を待つ14760形(14763F)


キャーオツボネサーン


宇奈月温泉駅の改札を抜けてホームに下ると、これから乗車する電鉄富山行きが出発を待っていました。ツートン塗装に変更されていない、オリジナル塗装の14763Fによる2両編成です。

富山地方鉄道14760形の運転台
▲14760形運転台

富山地方鉄道14760形の転換クロスシート
▲14760形の転換クロスシート

さっそく車内に入ると、出発までまだ時間があるせいか、ほぼ貸し切り状態でした。座席は転換クロスシートで、同時期に製造された西鉄2000形の座席によく似ています。ここ富山地方鉄道では、どの列車も2扉でしか客扱いを行っておらず、東急から譲渡された4扉車(元8590系)も中間2扉を締切扱いとしているのが特徴です。

運転台背後にも座席が設置されていましたが、ワンマン改造が行われたことで、運賃箱の設置スペースに変わりました。そのため現在、運転台の背後にはただっぴろい空間が広がっています。

富山地方鉄道愛本駅の待合室
▲愛本駅に停車

徐々に乗客が集まってきました。あれだけ閑散としていた車内が、いつの間にか賑わいに包まれています。運転士も到着したところで、ほどなくして出発時間になりました。

これから黒部峡谷を出て富山平野に入り、黒部・魚津・滑川と、県東部の主要都市を経由して上市でスイッチバック。進行方向を変えて電鉄富山に向かいます。ただし今回は行程の都合上、北陸新幹線に接続する新黒部で降りる予定です。

富山地方鉄道愛本駅の木造駅舎
▲愛本駅を出発

普通から特急まで幅広い運用をこなすだけあって、14760形は安定した走りを見せてくれます。同時期に登場した、大手私鉄の転換クロスシート車と遜色ない乗り心地です。こまめに停車しながら山を下り、所要時間およそ25分で新黒部駅に到着しました。

富山地方鉄道新黒部駅を出発する14760形
▲新黒部駅を出発する14760形

今回はあまり速度が出ない本線末端部のみでしたが、富山地方鉄道の自社発注車14760形に乗車しました。動画共有サイトでは「お局様」という名前で親しまれ、若年層にも親しまれている車両です。幅広い運用をこなしているため、車内には転換クロスシートが並び、大手私鉄の無料特急に引けを取らない快適さがあります。

製造から40年以上が経ち、大手私鉄なら間違いなく淘汰される車齢に至りました。これから活躍の場をどう変えていくでしょうか?

撮影日:2021年12月11日
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COMMENT

こーたろー

自分も黒部の旅の時に
宇奈月から電鉄富山まで乗りました。
一度は乗っておきたい車両だったので
乗れてよかったですね。
自分のブログではもう少し先に出てくると思います。

かなり前ですが
鉄コレのこの車両を購入しておいてあります。

お仕事の定年後の楽しみにしています。

2022年02月05日(土)17:20
うらたつき

WRA(うら)

こーたろーさんへ

宇奈月温泉からの帰路はこの車両だったんですね!
このネタバレはアメブロガーさんに漏らさないのでご安心ください😄

2022年02月11日(金)21:16

libertyrail

地鉄の14760系は117系のクロスシートを思い出します。
東急はじめ譲渡車が増え車両年齢を考えると心配になってきましたが
近鉄の古い車両同様まだまだ頑張って欲しいです。

西武鉄道から譲渡されてたニューレッドアロー試運転を行ってるという話は聞いており
新旧レッドアローやアルプスエキスプレスとの共演に期待したいです。

2022年02月13日(日)07:11
うらたつき

WRA(うら)

libertyrailさんへ

地方私鉄によっては車両統一で味気なくなりましたが、冨山は長距離路線を抱えるだけに、相変わらず個性豊かなメンツぞろいだと思います。18きっぷ利用だとハードルの高い地域ですが、行く甲斐はあるでしょうって。

その前に自分の金欠をどうにかせんと・・・

2022年03月20日(日)14:31