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沖出古墳(福岡県嘉麻市漆生)―筑豊最古の前方後円墳

今回は福岡県中央部、嘉麻市にある沖出古墳をめぐります。

この古墳は4世紀終盤に築かれた、墳丘長は68メートルの前方後円墳です。その場所は旧稲築町・旧山田市にまたがる丘陵地帯の先端部にあたり、丘陵の一部を切り崩し、それを加工する形で築かれています。

上空から見た沖出古墳
▲沖出古墳はこんな形!

飯塚と日田を結ぶ国道211号線からわき道にそれ、旧山田市街地の方に進むと、ほどなくして左手に立派な古墳が見えてきます。駐車場に車を止め、さっそく古墳巡りといきましょう。

福岡県嘉麻市にある沖出古墳
▲沖出古墳全景

福岡県嘉麻市にある沖出古墳
▲見学用の窓もある石室入口

一帯は歴史公園として整備されており、墳丘には葺石・埴輪による復元処理が施されています。

また、後円部側面には見学用の石室入口も確認できました。窓越しに覗けるようですが、暗すぎてよく見えません。

福岡県嘉麻市にある沖出古墳
▲前方部から後円部を眺めて

福岡県嘉麻市にある沖出古墳
▲前方部から嘉麻市役所方面を眺めて

墳丘上にも上れるようになっています。そこから北東部に目をやると、嘉麻市役所がある旧碓井町の市街地まで見渡せました。何とも見晴らしのいい古墳じゃないですか。

じっくり観察したところで、沖出古墳散策は完了です。

撮影日:2010年3月30日
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