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小倉城下の憩いの場「勝山公園」をぶらり散策(北九州市小倉北区)

北九州市小倉北区にある勝山公園は、市民憩いの場として日々多くの人に親しまれています。かつて原爆投下目標とされた陸軍造兵廠があったことから、平和モニュメントがあることでも有名な場所です。

そんな勝山公園には、これまで1度訪れたきりです。その時はまだ大規模リニューアル前でしたから、現在和布刈に展示されているEF30と旧型客車が置かれていました。あれから15年ぶりの勝山公園ですが、はたしてどう変化したでしょうか?



紫川から街道筋を進む


今回の散策は、紫川の畔から始まります。長崎街道に沿って西小倉駅を目指し、それから小倉城内を通って勝山公園に入る予定です。

北九州市紫川河口部
▲紫川の畔にて

この日の天気は快晴!あいにく黄砂のため、遠くの景色がかすんで見えるものの、空はなんとか青さを保っていました。川べりを見ると河津桜が満開を迎えており、見ごたえ抜群の景色が広がっています。

白象くんがやってきた
▲白象くん顔出しパネル

古い町並みを見ながら街道筋を進み、JR西小倉駅前で長崎街道に別れを告げ、これから駅前通りを進んでいきます。

小倉城内に入る


西小倉駅から少し歩くと、左手に小倉城の水堀が見えてきます。西ノ口門跡から小倉城内に入り、少しだけ城内散策をしてみました。駐車場には観光バスが止まっており、どうやら観光客が来ている模様。もちろん、散歩中の地元住民とも多くすれ違いました。

小倉城
▲小倉城西ノ口門跡

白洲灯台岩松翁記念塔
▲白洲灯台岩松翁記念塔

敷地内の散策路を進むと、小高い場所にモニュメントがありました。灯台ないし鐘楼のような形をしていますが、一体何でしょうか?説明板を見ると、その正体はなんでも「白洲灯台岩松翁記念塔」とのこと。それほど古いものではなさそうです。

勝山公園をぶらり散策


小倉城を抜けて道を越え、これから勝山公園に入ります。

公園内を貫通していた道路にはトンネルが設けられ、その上を覆土する形で、公園敷地が拡張されていました。トンネル真上に立つと、小倉城やリバーウォーク北九州など、小倉のランドマークを一度に見ることができます。

なんていい眺めなんだろう!

北九州市小倉北区にある勝山公園
▲勝山公園から小倉城を眺めて

北九州市小倉北区にある勝山公園
▲勝山公園全景

最後に市立中央図書館を通り抜けて、公園南西部に出ました。

ここには「長崎の鐘」という、小倉の代わりに原爆が投下された、長崎の犠牲者を悼むモニュメントが鎮座しています。周囲にはほかにも平和モニュメントが複数鎮座しており、この地が原爆投下目標だったことを痛感せずにはいられません。

北九州市小倉北区にある勝山公園
▲市立中央図書館横から公園外に出る

長崎平和の鐘に到着したところで、今回の散策は完了です。この日はちょうど東日本大震災の発生から12年という節目にあたり、半旗が掲げられていました。

この世界に「忘れてはいけない歴史」が無限にあることを再認識しつつ、昼下がりの勝山公園を後にしました。

撮影日:2023年3月11日

あとがき:台湾高鐵の新車は「N700S系」に!

完全に諦めていた中での「逆転劇」でした。

ある日、Twitterのタイムラインに「台湾新幹線」とあるので、アルストムかシーメンスが受注したのかと思い開いてみると、以下のタイトルが踊っていたのですから、そりゃもうビックリですよ。

(日経新聞「台湾新幹線、日立・東芝連合から新車両購入へ 1240億円」2023/3/15)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM15C0Q0V10C23A3000000/

台湾高鐵700T形のベースになっている700系新幹線は、すでに置き換え対象となって久しく、JR東海保有車は全車引退済みです。2012年に追加導入されたとはいえ、初期車は陳腐化が進んでおり、高鐵でも数年前から置き換え議論が起きていました。

当初はN700系の導入が濃厚視されていましたが、導入費用の高騰を受けて破談になったのが、たしか2年ほど前のことです。そのまま欧州勢が受注と思いきや、N700Sが導入されることになりました。

発表によると日立・東芝連合が受注し、12両12編成(144両)が導入されるとのこと。まずは開業時に登場した1次車(計30編成)のうち、半分弱を置き換えることになるでしょう。
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