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樺太問題啓発キャラクター「樺太ユーちゃん」をよろしく!

僕は常々、官民双方の北方領土啓発に強い不満を持っています。

その理由は言うまでもなく、ロシア人国家による樺太不法占拠に屈服し続けているばかりか、南千島(北方四島)に関しても、領土問題解決より相手国との親睦に重きを置いており、失地回復への執念が一切見えないからです(本末転倒だろうがと)。

ご当地キャラフリーク兼イラストレーターとして、この問題にキャラ業界が関わっている件は、ずいぶん前から存じています。あえて名前は出しませんが、そのマスコットの着ぐるみを数年前に見たこともあります。

Twitterで見ていると、そのマスコットに対する樺太識者の反応は辛らつです。だからこそ、彼らがノータッチの分野に深入りできるマスコットが欲しいと、ここ数年思ってきました。しかし、日本人の大半が樺太を「誤解」しきった今、他人任せはもはや身を滅ぼす愚策でしかありません。

そこで、ロシアによるウクライナ侵略を機に、汎用マスコットの制作を思い立ちました。領土問題啓発にも、樺太の魅力PRにも使えるという優れものです。あと10年誕生が早ければ...。

樺太問題啓発マスコットキャラクター「樺太ユーちゃん」

キャラクターの構想自体は7年前からありました。

北海道でオロロン鳥と呼ばれている「ロッペン鳥」(ウミガラス)をベースに、樺太先住民の要素を織り込むのは確定済みです。頭の中では完成していても、PC上で絵を描く機能が「ペイント」しかなく、不本意にも断念したのが2016年のことでした(イラストレーター願望は昔からあった)

そんなわけで、いったん制作再開に入ると、あっという間に期待通りの仕上がりとなりました。形ができ上がったら、次は名前を決める時間です。

名前はニブフ語から取ることにしていました。といっても参考文献が非常に少なく、中目覚先生の『ニクブン文典』から候補を抽出していきます。烏・鳥を意味する単語からいくつか候補を絞りだし、最終的に鳥を意味する「Yu」から、ユーちゃんという名前に決めました(自分だけで決めてスイマセン)

樺太のゆるキャラ樺太ユーちゃん


鳥ベースの外見からも分かるように、とあるマスコットのアンチテーゼとして生み出したものです。あえて画風を寄せたつもりですが、パクリにはならないように努めました(きゃ〇っしーじゃないんだから)

ユーちゃんの性格に関しては、以下のようにしたいと考えています。

  • 樺太の海豹島で生まれたロッペン鳥の男の子。
  • 誕生日の4月1日は樺太庁が設置された1907年4月1日から。
  • まだ子供なので顔の下半分が白い。
  • まだ子供なので飛び方がぎこちない。
  • まだ子供なので魚よりもフレップが好物。
  • 誰よりも早く飛べるようになった努力家。
  • ウィルタ風文様のスカーフを付けている。
  • 語尾はニブフ語の動詞終止形から「~ント」(無理な場合はその限りでない)


こうして誕生したユーちゃんは、いわば樺太のご当地キャラクターです。もし見逃しがなければ史上初でしょう。

今のところ、自分のブログやTwitter等で活用していく予定ですが、今後の認知度次第では、樺太返還論者とこのマスコットを共有していくことも考えています。北方領土問題を解決するためにも、この度爆誕したユーちゃん共々、民間サイドからどんどん発信を続けていく所存です。
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