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ぬかるみ注意!宗像市・岡垣町境の低山「湯川山」に登る

福岡県宗像市岡垣町を分けるようにそびえる「四塚連山」は、その低さと立地から、縦走登山の定番地として親しまれています。これまで城山・金山・孔大寺山に登ってきましたが、残る一つ「湯川山」は未登頂でした。

昔、垂見峠から登山したという家族の話によると、「頂上からの景色が素晴らしい」とのこと。好天続きの某日、絶景を求めて湯川山に登ってみました。



承福寺登山口からスタート!


今回は鐘崎漁港に近い、今門登山口から湯川山に入ります。黒田官兵衛ゆかりの古刹「承福寺」裏手にある駐車場に車を止め、登山口に向かいました。


承福寺の専用駐車場とは別の場所にあるよ。


宗像市上八に鎮座する黒田官兵衛ゆかりの承福寺
▲黒田官兵衛ゆかりの承福寺

湯川山今門登山口の駐車場
▲寺院裏手に登山口駐車場がある

湯川山登山道ルート地図
▲登山ルート地図

湯川山の登山口は計4カ所にあります。うち2か所は宗像側、岡垣側も同じく2か所です。また、これとは別に孔大寺からの縦走路も伸びており、垂見峠頂上で国道495号線を横切っています。

垂見峠からの縦走ルートは、標高のアドバンテージに加えて尾根伝いと環境もあって、家族曰く「小学生でも難なく登れた」そうです。今門登山口からのルートは果たしてどうでしょうか?

待っているのは城山・許斐山クラスのお手軽登山か、それともハードな行程か...。


念のためしっかり準備して行こーな!


登山口~弥勒尾峰


登山口で杖を借り、わだちができた道を進んでいきます。

入口付近は農道を兼ねており、ちょっとした畑が広がっていました。春の陽気に包まれ、そこにいるだけでも気分のリフレッシュになります。

湯川山今門登山口
▲今門登山口

湯川山承福寺登山口
▲登山口周辺は開けている

湯川山登山道今門ルート
▲初っ端から傾斜がきつい

畑を過ぎて森林に入ると、一気に山岳風景へと変わりました。真横を沢が流れています。水の流れる音が心地よく、ときおり滝のような音も聞こえてきました。


(ここで水遊びしたら長太郎河童の末裔に間違われそう...)


そう太くん、くれぐれも遊んじゃダメよ。

湯川山登山道今門ルート渡渉地点
▲渡渉地点もあって「本格派気分」が楽しめる

進むにつれて、水の流れる音が大きくなってきました。それもそのはず、登山道を沢が横切っているのですから。ここはちょっとした渡渉地点ですが、地元有志によって岩が敷かれ、濡れずに歩くことができます。


すげー、カワニナがめっちゃおる!


湯川山登山道を横切る廃林道
▲荒廃した舗装道に出てきた
土砂崩れのため廃道状態らしい


やがて舗装路に出てきました。湯川山の西麓をまくように伸びている林道ですが、にしてはやけに荒廃しています。ちゃんと舗装・路肩整備されているものの、ここしばらく自動車が通った形跡はなく、路面には土砂や草が堆積しています。

地理院地図で道の終端部を調べてみると、以前「国民宿舎ひびき」があった海岸線に出ることが分かりました。

あっ!思い出したぞ。

あの海岸線には、土砂崩れで通行止めになった山道が分岐しています。なるほど、あの道を進んだ先が、この場所というわけですか...。数年前に土砂崩れを起こして以来、あの場所が復旧される気配はなく、半ば廃道化しています。

廃道化した林道を横断すると、ほどなくして登山道は沢と一体化しました。一応、沢のすぐ横に踏み分け道があるものの、初見はまず分かりません。水流でえぐれた道を見て、ふと茨城県の一本杉峠(県道218号大塚真壁線)を思い出しました。


ジムニー上級者が通行を夢見るアソコです


湯川山登山道上を流れる沢
▲沢伝いに登山道が続く
足元を見るとカワニナが繁殖していた


湯川山登山道
▲路面は階段状に整備されているが脆い

なんとか沢を抜けだすと、徐々に水流が聞こえなくなりました。ここから登山道らしい光景が山頂まで続きます。

城山や許斐山のように、階段が整備されているわけではなく、最低限の整備がなされているのみです。おまけに傾斜がきつく、場所によってはぬかるんでいました。転倒しないよう、一歩一歩に気を付けながら登っていきます。

湯川山登山道今門ルート・中原ルート分岐点
▲中原登山口からのルートに合流

やがて尾根にぶつかりました。ここで中原登山口からのルートに合流して、ようやく尾根伝いかと思いきや、現実はそう甘くない!すぐに急坂がはじまり、体力を容赦なく奪っていきます。


城山をイメージして来ちゃダメだよこれ。


湯川山登山道中にそびえる弥勒尾峰
▲弥勒尾峰で小休止

登山開始から40分、まだ頂上ではありませんが小高い丘に到達しました。小さな祠の横に「ここは弥勒尾峰」と書かれた札があります。このピークはどうやら「弥勒尾峰」と呼ばれているようです。

ここでふと、北樺太の地名「弥勒翁」(めろくお)を思い出しました。若干の違いはありますが、これとよく似た地名ですから、親近感を覚えたのは言うまでもありません。

弥勒尾峰~頂上パノラマ展望所


弥勒尾峰を過ぎると、再び足場の悪い急坂が待っています。終わらない悪路に考えるのも嫌になってきた頃、ようやく稜線が見えてきました。山頂まであと少し!

頂上手前の湯川山登山道
▲稜線に出てきたらゴールはもうすぐ

湯川山頂上にたつ電波塔
▲頂上付近に立つ電波塔

稜線にぶつかると、ほどなくして電波塔が見えてきます。ようやく周囲が開けたことで、はるか奥に地島が見えました。さあラストスパートをかけよう!


・・・


宗像市・岡垣町にまたがる湯川山ピーク
▲頂上に到着!
標高は471メートルだ


出発から1時間を過ぎたころ、ついに湯川山の山頂に到達しました。標高は471メートルと、四塚最高峰の孔大寺山との標高差は30メートル弱しかありません。

頂上のベンチ横には、記帳ノート入りの箱が置かれています。登山記念に名前を書いていきましょう。


やっとついたー...


湯川山から俯瞰した宗像市地島
▲地島を俯瞰できる

湯川山パノラマ展望所から見た三里松原
▲パノラマ展望所からは三里松原が見える
天気のいい日は下関まで見えるそうだ


頂上からやや離れた場所にある「パノラマ展望所」も必見スポットです。

尾根伝いに下ると、木々のない一角に出ました。その様子はまるで、篠栗町の若杉山をほうふつとさせます。ただ若杉山とは異なり、ここは海に面していますから、目の前に広がっているのは一面のオーシャンビューです。


おおっスゲー!


中原ルート下山は迷いやすい!


頂上で十分な休息をとり、これから下山に移ります。

元来た道をそのまま下るのではなく、途中から中原登山口へと続く別ルートに入ってみました。いずれにせよ、行き着く先は今門登山口(承福寺)ですから、心配する必要はありません。

湯川山登山道今門ルート・中原ルート分岐点
▲夕日ヶ丘展望所経由(中原ルート)で下山する

途中で往路に別れを告げ、尾根伝いに下っていきます。傾斜はやや緩いものの、足元に堆積した枯葉のせいで滑りやすいです。それともう一つ。踏み分けが不明瞭のため、木に括り付けてあるピンク色のリボンを見落とすと迷います。

集合体恐怖症はぞっとするであろう木の瘤
▲気持ち悪いコブだらけの樹木

道筋に気を付けながら下ると、右手に「密集する何か」が見えました。立ち止まって見上げると、その正体は木のコブでした。細かい粒上のコブが、幹にいくつも取り付いています。集合体恐怖症なら間違いなくぞっとするでしょう。


見ないようにしよう見ないようにしよう...


湯川山登山道中原ルートに鎮座する祠
▲石像が鎮座する横に鬼瓦

湯川山登山道を横切る廃林道
▲廃道状態の林道に出てきた
湯川山山腹にそって南北に伸びているようだ


祠と鬼瓦が置かれた一角を過ぎると、ほどなくして廃道化した林道を横切ります。

もうすぐ下界ですが、ここで気を抜いてはいけません。最後の最後で道が不明瞭になります。もはやどこが道なのか分かりませんし、似たような踏み分けがいくつも分かれていきます。やがてピンクのリボンも見失い、道なき道に心が折れかけたころ、ようやく下界の林道に合流しました。

なんとか正規ルートから外れることなく、無事に下山できたようです。このあたりは高台になっており、「夕日ヶ丘」という展望台が設置されています。ただ、敷地内には太陽光パネルが並び、入れるような状況ではないと判断して、そのまま通り過ぎました。

湯川山登山道今門・中原ルートを繋ぐ林道
▲夕日ヶ丘から林道を通って承福寺へ

ここまで来ればゴールに着いたも同然です。平坦なダート路をしばらく進むと、見覚えのある光景が見えてきました。

湯川山承福寺登山口
▲承福寺(今門登山口)に到着!

登山開始から2時間20分後、今門登山口のある承福寺に到着しました。思った以上に悪路が続き、すっかりヘトヘトです。


お疲れ様でした!


今回は宗像市岡垣町にまたがる「湯川山」に西麓の今門登山口から登りました。

路面のコンディションを考えて、好天続きの日を選びましたが、それでもぬかるんだ個所は多く、低山ながら侮れません。その一方で、垂見峠からのルートは「小学生でも登れる」そうですから、改めて垂見峠からの登頂にも挑戦したいと思っています。

撮影日:2023年4月

あとがき:こつめそう太が着ぐるみ化したら(多分)こうなる

コツメカワウソが愛おしくて夜も眠れない、うらたつきです。

今日も彼に登場してもらいました!採算・名声度外視で育成中の相棒「こつめそう太」です。

じつは前々から立体化を考えています。もちろん、ただ自己満足で立体化したいわけではありません。

着ぐるみというのは「軽一台分の買い物」ですから、それなりに大義がないと作るべきでないのは、一クリエイターとしてよく理解しているつもりです。

みうらさんの造語を拝借すると、「ゆるキャラ」業界におけるカワウソキャラというのは、平均的知名度が高い割には数が多くありません。どのキャラも超有名勢だらけということです。

カワウソという動物自体、希少しかも噛む力が強いですから、普通の人が手に触れる機会はごく限られています。それでも僕を含め、コツメカワウソが愛おしくてたまらないという人は大勢います。

そういう人たちの受け皿になるのが偶像たるマスコットキャラですが、大物芸能人やアイドル並みの知名度ゆえに、雲の上にいるような存在に思えます(一番庶民的なのは幻ちゃんか)。

カワウソとの距離が遠すぎるため、かれこれ20年以上、ずいぶん苦しい思いをしてきました。僕みたいな人は少ないでしょうが、同じ気持ちの人が要ればぜひ受け皿にしてほしい...。その思いから、こつめそう太は生まれました。

そんでイラスト化して、活用を始めてから1年が経過しました。

「立体版」の姿は、つねづね頭の中でイメージしています。それを思い描くだけでは、いつまでたっても形になりません。着ぐるみ仕様にした場合、どんな見た目になるかイラスト化してみました。

こつめそう太着ぐるみ
▲着ぐるみ化イメージ

こつめそう太&むなかたのテンちゃんコラボ
▲活用イメージ

しんじょう君とちぃたん☆には極力似せないことを一番意識しています。有名勢のパクリになったら、冒頭で書いた「受け皿」にはなりえません。

同一作者・赤ちゃんカワウソベースの「2体」には、可愛さの点で遠く及びませんが、どちらにもない「兄貴っぽさ」を活かして、活躍してほしいと思います。

夢がかなったその時、改めてお伝えする予定です。
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COMMENT

鳥島

廃道

こんにちは
廃道は成田山から少し波津側に行くと左にある、kddiの私道?ではないかと思います。
1990年頃までは誰でも通れる状態で夜景や日の出を見たり、パラグライダーで飛んだりと車で登る方も結構居ましたが、いつの間にかチェーンが掛けられるようになり入れなくなりました。
グライダーの発射台というかジャンプ台?も確か3箇所あったかと思いますが、最後の記憶から30年以上ですから今は朽ち果てたり解体されていそうですね。

2023年05月03日(水)20:24

鳥島

嗚呼勘違い(;^ω^)

KDDIの私道?の方は通られてないですね(;^ω^)
教会の横通って495号の中古車屋さんのとこに出る道に繋がってた?道のようですね。以前承福寺から495に抜けれないかなと途中まで行きかけたけど嫌な予感がしたのでやめた道です(-_-;)

2023年05月04日(木)18:22
うらたつき

うらたつき

鳥島さんへ

コメントありがとうございます。

そういえば、電波塔に続く道がありますね。
垂見峠or岡垣側から登れば、その道に取り付けそうです。

例の廃道、宗像市のやる気のなさを見るからに、よほどのことがない限り復旧はなさそうだと思います。
まあ復旧したとしても、需要はないと思いますが...

いずれにせよ再調査したい物件です。

2023年10月31日(火)23:07