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2023年世界カワウソの日に愛を叫ぶ

まず最初に一言、書かせてください。

カワウソなんか好きになるな!

好きになったところで、猫や犬のような「身近な存在」にはなれません。だからそのギャップに苦しむわけでして、その愛を晴らす手段は限られています。


いやいや...そこまで言わなくてもいいじゃん。巷にはカワウソカフェってのもあって、オレの友達もそこで働いてるんだよ。


...さて、今年も世界カワウソの日がやってきました。今年は5月31日が指定日です。毎年、5月最後の水曜日が記念日に指定されています。

生息地が大きく限られているカワウソ亜科(イタチ科)は、年々その数を減らしています。事実、日本に生息しているニホンカワウソは近年の目撃例が少ないため、残念ながら絶滅認定を受けました。そんなカワウソの保護活動を啓発すべく、この「世界カワウソの日」は設けられたそうです。

僕とカワウソとこつめそう太のこと

ついでに、こつめそう太と僕のことも書かせてくださいね。


よっす♪♪こつめそう太だよ。


僕がカワウソ好きになったのは、3歳ごろのことです。親に買ってもらった絵本『どうぶつえんのどうぶつあんない』を見て、唯一「かわいい」と口にしたのがコツメカワウソでした。ふっくらしたひげ袋に見とれ、そのページだけ何度も見たのを覚えています。

(コツメのすぐ上にスカンクが尻尾を向けていて「かわいそう」と思ったのは内緒)


あれマジで臭かった


もの知りたがりの僕は、カワウソがどんな動物か調べてみました。ニホンカワウソが数十年目撃されていないことを知り、それを「カワウソ自体もういない」と解釈してしまい、そのままカワウソ愛を封印したのが小学校低学年のことです。

やがて、カワウソの仲間がいろんな場所にいることを知りました。それでもなじみ薄い存在には変わらず、人には猫好きを公言していましたし、そのまま20代を迎えました。

やがてカワウソブーム(2018年)になると、世間での認知度が増えたことで、ためらいなくカワウソ好きを公言できるようになりましたが、同時に悩ましい出来事も増えました。ちぃたん☆騒動とコツメカワウソの密輸です。

ミーハー層が食いついたことで、安易にコツメを飼いたいという人が増えました。それに便乗して密輸が増えたため、国際取引が制限されたのは記憶に新しいです。

cute river otter character

カワウソ関連で悲しい出来事が続き、僕の心はすっかりズタズタになっていました。その中で、なんとしてもカワウソへの愛を形にしたいと思ったのが、2021年のことです。その思いからこつめそう太は生まれました。


よっす(2度目)


こつめそう太はその名の通り、コツメカワウソのキャラクターです。

心からコツメが好きで、顔をうずめて抱きしめたいほど好きなのに、その思いが報われない人は多くいると思います。その代わりにカワウソのキャラクターを応援したいけど、有名すぎて精神的な距離が遠く、結局思いが報われないという人も多いと思います。そういった人たちの受け皿になればと思い、将来的な「立体化」も計画中です。


お客さんとの距離感を大切にするのが俺のモットーだよ。


昭和初期まで宗像にカワウソがいた!

宗像市大島にカワウソがいた

こつめそう太のデザインにひと段落ついたころ、僕はユリックスの図書館で『大島村史』を開いていました。島内の地名を調べるためです。あるページを開くと、そこに興味深い記述がありました。

「昭和初期までカワウソもいたが今は見ない」

え!?

それってもしやテンやイタチの見間違いじゃ...と思い、さらに読み進めると、イタチはちゃんと別記されていました。古老の見間違いではなく、ちゃんとカワウソがいたようです。

あくまでも過去の出来事に過ぎず、宗像市大島のカワウソはすでに絶滅したかもしれません。それでも記録されている以上、「幻の存在」として、宗像の町おこしに生かせないかなと思いました。


ねー!あれ見てびっくりしたよ。コツメだけど宗像の役に立てないかな...。


たかが一行、されど一行。この記録はたいへん有意義なものです。

おわりに

資金不足で海外に行けず、国内の鉄道事情も暗いニュースばかりの今日。僕の精神的な支えになっているのはコツメカワウソです。つらくなったときは、目を閉じてコツメの寝顔を思い出すのが日課になりました。カワウソに命を救われている感じがします。

だからこそ、かけがえのない存在を守るためにも、今日が「世界カワウソの日」であることを発信します。


みんな愛でていってね!
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