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【旅行記】ムグンファ号に乗りまくる韓国旅2023 1日目(1)―5年ぶりの釜山

2023年5月、ついに新型コロナウイルスの水際対策が全廃されました。

これまで所定回数のワクチン接種者を除き、帰国前のPCR検査・陰性証明取得が義務付けられていましたが、これも廃止されたことで、「アフターコロナ時代」が到来したといえます。

とはいえ、2019年以前に比べると海外渡航のハードルは上がりました。極度の円安は言うまでもなく、航空券が一向に値下がりしないのですから。

それでも航空券の動向を追い続けていると、韓国便が少しづつ値下がりし始めました。ちょうどこの頃、KORAILの新車「ITX-マウム」がムグンファ号を淘汰するという話を耳にしました。焦ったのは言うまでもありません。

これまでの韓国旅行はいずれも「Bかめチケット」を利用した日帰り旅で、釜山滞在時間はわずか5時間しかなく、おかげでKORAIL利用はたったの1度きり(しかも広域電鉄)です。もし今を逃せば、ムグンファ号には未乗のまま終わるだろうと思いました。

そこで、今回はムグンファ号に特化した韓国旅行を思い立ちました。

チェジュ航空で釜山入りしたのち、ムグンファ号で慶全線を乗り潰し、光州で一泊。2日目は湖南線を北上後、大田付近で京釜線に入って釜山に戻り、関釜フェリーで下関に上陸!これでどうでしょう。



3年半ぶりの福岡空港国際線


今回搭乗するチェジュ航空7C1451便は、8時55分に出発します。チェックイン時間は6時55分から7時55分まで。これに合わせて、6時に自宅を出ました。

博多駅で地下鉄に乗り換えるも、ここで凡ミス発生!いつもと同じようにホームで待っていたら、危うく姪浜行きに乗ってしまいそうになりました。いくら余裕があるとはいえ、LCCのチェックインはとくにシビアですから、ちょっとしたミスでも命取りになります。

福岡空港国内線ターミナルに到着後、シャトルバスで国際線側に向かいます。以前は一般的な路線バスタイプでしたが、少し前に西鉄BRTと同じ連節車が導入されました。これから韓国便が出発するせいか、やたらと韓国人が目立ちます。もちろん日本人もいるにはいますが、コスメ事情に敏感な若い女子ばかりです。

福岡空港国際線にむかう連接バス
▲国際線行きのシャトルバスは連節型!

国際線ターミナルでは大規模な改装工事が行われています。足場や壁に覆われた中、シャトルバスを降りてチェックインカウンターに移動します。

すぐに終わった飛行機の旅(福岡~金海)


チェジュ航空のカウンター前には、すでに長蛇の列ができていました。この時間帯には7C1451だけでなく、仁川行き7C1407便の搭乗手続きも行われており、両者の列が混在しているからです。

30分は待ったでしょうか。ようやく自分の番に回ってきました。往復で予約していないため、帰りのフェリー予約証明が必要かと思いきや、何も聞かれることなくチェックインは終わりました。今回は預け荷物ナシです。

チェックインが終わったら、その足で保安検査場・イミグレーションに移動します。

この時に味わう高揚感は、2020年2月の台湾以来、じつに3年半ぶりです。青春18きっぷを2枚使って日本一周しても、あの高揚感は味わえませんでした。海外旅行だからこその境地です。

福岡から釜山までチェジュ航空に乗る
▲チェジュ航空7C1451便のチェックインへ

無事に出国手続きを終えたところで、制限区域に出てきました。国際線の発着本数はほぼ2019年水準に戻っているようで、様々な行き先に向かう乗客で賑わっています。免税店も相変わらずといったところです。

8時半頃、飛行機への搭乗が始まりました。ある程度列がはけたところで、僕も搭乗します。今回は通路側の席ですから、とくに急ぐ必要はありません。自分の席に着いたら、あとは着陸までじっとするだけです。

釜山までの所要時間は30分程度と、FUK発着の国際線でも最短です。離陸したのもつかの間、あっという間に着陸態勢ですから、落ち着く時間はありません。10時ごろ、金海国際空港に到着。

今回、はじめて金海空港を利用しました。軍民共用ということで滑走路の撮影はNG。いずれイラスト化してみようと、降機してからターミナルに入るまでの間、外の様子を目に焼き付けます。

タイミングがよかったのか、入国審査はすぐに終わりました。パスポートに入国スタンプは押されず、代わりにQRコード付きのシールが貼られます。帰国時はコードを読み取り、「完全デジタル」で出国手続きを行うのでしょう。

はれて「無罪放免」となったら、まず1万円分をウォンに換金しておきます。空港内に整備された自動両替機を利用すれば、簡単にウォンを入手できます。もうちょっといいレートで入手したいのなら、別の場所・手段を使う手もあるでしょうが、今回はやめておきます。

新店舗に移転した松亭3代テジクッパ


釜山中心部に出るため、これから金海-釜山軽電鉄(ライトレール)を利用して沙上駅に向かいます。T-moneyカードを買っておけば、のちのち楽に移動できるはずですが、面倒くさがっているうちに、とうとう買わないまんまでした。

沙上からはメトロ2号線で西面に向かいます。ちょうどお昼時ですし、久しぶりにテジクッパでもいただこうという魂胆です。はじめて釜山入りした2016年春、立ち寄った「松亭3代テジクッパ」に入店しました。

松亭3代クッパのテジクッパ
▲松亭3代テジクッパで昼食

以前の場所からほんの少しだけ移転しており、店内はきれいになっていました。入店後、店員に一人客であることを伝え、席に着きます。それから定番メニュー「テジクッパ」を注文しました。

数年ぶりのテジクッパは相変わらずの美味さでした。澄んだ豚骨スープとシャッキリした豚肉がこの店のウリです。セルフサービスのキムチ・カクテキもしっかりいただき、満腹になったところで移動を再開します。

釜田市場に「鶴橋駅高架下」を見た


これからKORAIL慶全線を利用して、順天・光州方面に向かいます。釜田駅を13時4分に発車するムグンファ号1943列車(順天行き)が、これから乗車予定の列車です。出発時間まで若干余裕があるため、西面から釜田駅まで歩いて移動しました。

鶏泥棒こと朝鮮通信使江戸入りの図
▲鶏泥棒でおなじみのアレ

釜田駅が近づいてきたところで、アーケードが見えてきました。釜田市場です。ここからはアーケードに入り、店を冷かして回りながら駅に向かいます。

韓国釜山にある釜田市場
▲どこか鶴橋駅高架下っぽい釜田市場

釜田市場には野菜や肉・魚だけでなく、総菜・朝鮮伝統菓子・服飾品など、じつにさまざまな商品が揃っています。なかでも伝統菓子は気になる存在で、日本ではなかなか見られないものが多いです。

こうしてアーケードを歩いていると、ふとデジャブを覚えました。はてどこかと考えていると、鶴橋駅の高架下がふっと脳裏に浮かびました。そうか、この雰囲気はまんま鶴橋駅じゃないか!あそこも朝鮮系が多いですから、似ていても不思議ではありません。

釜田駅に停車するムグンファ号
▲釜田駅から順天行きムグンファ号に乗る

12時40分頃、KORAIL釜田駅に到着しました。これから切符を購入してムグンファ号に乗車します。

一応、自動券売機もあると知り、さっそく操作してみるも、なんとクレジットカード専用でした。紙幣対応の自動券売機は、どうやら大きな駅にしか置かれていないようです。仕方なく窓口で切符を買い求め、レシート状の切符を入手しました。もし自動券売機が使えたら、JRと同じ「軟券タイプ」の切符を入手できただけに残念です。

階段を下りてホームに上がると、すでに順天行きは停車していました。機関車の後ろには、電源車と客車2両しか連結されていません。なんとも寂しい編成だと思いつつ、同時に「久々の客レだ」と喜びも感じながら、乗降デッキの階段を上がりました。

撮影日:2023年9月7日

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