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台北市剣潭山の鳥居状構造物について

日本人観光客におなじみ「円山大飯店」にはかつて、台湾総鎮守「台湾神宮」が鎮座していました。その背後にそびえる剣潭山が、今回の舞台です。

低く登りやすいことから、剣潭山は市民憩いの場になっています。登山道がいくつも張り巡らされており、軽装でも気軽に登山できるのが魅力的です。松山空港を俯瞰できる展望台があることから、飛行機ファンにも広く親しまれています。

そんな剣潭山で気になるものを見つけました。鳥居状構造物です。



円山大飯店から剣潭山に入る


その名のとおり、神社鳥居と同じ形の構造物が、剣潭山のいたるところに鎮座しています。なぜ、こんな場所にこんなものがあるのか...。本当に不思議でなりません。

円山大飯店裏側にある剣潭山登山口
▲円山大飯店の裏手から剣潭山に入る
台湾神宮新社地跡もこの近く)


というのも、戦後ながらく軍用地に指定されていたからです。べつに神社跡が林立しているわけではありません。

とりあえず、剣潭山に入っていきましょう。円山大飯店の裏手にある登山口から、幅広い石段をあがります。最初のうちは開けていますが、風景はすぐにうっそうとした森林に変わりました。ここから先はひたすら登山モードです。

円山大飯店から続く剣潭山登山道
▲整備されていて歩きやすい登山道

剣潭山中腹には、寺院や中高年向けレジャー設備が点在しています。読経の声が聞こえたかと思いきや、また別の場所からは、カラオケボイスも聞こえました。若者はひたすら歩き、老者は立ち止まり余生を愉しむのが「剣潭流」です。

静秀亭の鳥居状構造物


台北市剣潭山の中腹に鎮座する鳥居状構造物(靜秀亭)
▲静秀亭の鳥居状構造物
最近になって再塗装されたようだ


額に汗がにじんできた頃、道脇に赤鳥居が見えてきました。一見すると神明鳥居のようですが、柱が笠木を貫き、笠木・島木の間がふさがれているなど、「本家」との違いも多々見受けられます。黄色い塗料で「静秀亭」とペイントされていました。

剣潭山中腹にたつラジオ電波塔
台湾国際放送の電波塔

山頂はまだ先ですが、時間の都合上、今回はここで下山にうつります。

静秀亭の鳥居から少し進むと、急に視界が開けました。右手に巨大な鉄塔が見えます。その正体は「台湾国際放送」の電波塔でした。中央広播電台を母体に持つこのラジオ局は、なんでも日本語放送も行っているらしく、それゆえ日本語世代にも広く親しまれていることでしょう。

剣潭山中腹から見た台北松山空港
▲展望台から松山空港滑走路が見える

電波塔につづいて見えるのは、台北市街地を一望できる展望台です。松山空港の滑走路が間近に見えるせいか、望遠カメラをもった飛行機ファンが目立ちます。アクロス福岡よりも鮮明に、離発着する飛行機を見ることができます。

逸亭の鳥居状構造物


台北市剣潭山の中腹に鎮座する鳥居状構造物(逸亭)
▲逸亭の鳥居状構造物
旧台東神社の牌坊みたいな形状だ


2つ目の鳥居状構造物は、「逸亭」なる施設にありました。

静秀亭よりも鳥居らしさは半減されていますが、普通の牌坊にはない形状をしています。台座部分はコンクリートで補強されていました。

益寿亭の鳥居状構造物


台北市剣潭山の中腹に鎮座する鳥居状構造物(益壽亭)
▲益寿亭の鳥居状構造物
今回見た中でもっとも鳥居に近い形をしていた


登山道をさらに下ると、益寿亭なる廟宇にぶつかりました。ここにも鳥居状構造物が鎮座しています。先ほどの2件よりも、鳥居らしい雰囲気を感じました。台座にはちゃんと亀腹まであります。

それにしても、なぜ鳥居状構造物がここに集中しているのでしょうか。台湾によくある牌坊とは明らかに形が違いますし、神明鳥居にしては細長すぎる...。

謎多き存在にあれこれ考えながら、登山道を降りていきました。

総括


台北市の低山「剣潭山」にのぼり、鳥居そっくりな構造物を3か所見てきました。

基本的な形状はどれも神明鳥居をほうふつとさせます。なぜそこに鳥居のような物体が鎮座しているか、調べてみてもわからないままでした。謎が多いからこそ、今後もちょくちょく立ち寄ることになりそうです。

撮影日:2023年12月15日
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